【うつ病で仕事探し】うつ病の症状がある人の仕事探しについて解説!

うつ病は2種類存在します。

うつ病には実は2つの種類があります。一つが抑うつ状態が続くいわゆる「うつ病(大うつ病性障害)」、もう一つが、抑うつ状態と躁(そう)状態が交互に起こる「双極性障害」です。双極性障害については「躁うつ病」と呼ばれることもあります。

一般的に言われているうつ病について

今回はうつ病については、一般的に言われている「うつ病(大うつ病性障害)」について話していきたいと思います。

うつ病の症状について

うつ病の症状には、心の症状と体の症状があります。

うつ病の症状(心の症状)

心の症状としては、抑うつ気分、思考力の低下、意欲の低下があげられます。 抑うつ気分とは、憂うつな気分、落ち込んでいる状態のことです。 思考力の低下とは、考えることができなくなり、注意力が散漫になったり、ミスをよくするようになる状態のことです。 意欲の低下とは、何もやる気が起きず、いろいろなものに関心を持たなくなる状態のことです。最初はニュースなどに興味を失っていきます。

うつ病の症状(体の症状)

体の症状としては、眠れなくなる、疲労感がある、胃の痛み等、さまざまなものがあります。病は気からで、いろいろな部分に異変が生じてきます。

うつ病のセルフチェック

うつ病か、疑わしいときは、まずはセルフチェックをしてみましょう。 ※セルフチェックをせずに、いきなり精神科・心療内科の診断を受けてももちろん問題ありません。 ・自分は貴重面である。 ・仕事にやる気が起きない。 ・自分の人生がしょうもなく思えてきた。 ・最近テレビがつまらない。 ・眠れない。夜中によく目が覚める。 ・体が疲れやすい。 ・仕事中のミスが増えた。 ・のどの奥に物がつかえている感じがする。 ・ニュースに関心がなくなった。 ・ふと絶望的な気持ちになる。 ・食欲がない。 上記のセルフチェックの診断結果はいかがでしたか!? いくつ等はありませんが、最近、これらに該当する項目が増えてきたというような状態であれば、要注意です。 初期段階から精神科・心療内科で診断を受けることにより、症状の悪化を押さえ、早期回復が図れます。 また、診断時に第三者に自分のことを話すことは精神衛生上、とてもいいことです。

うつ病での仕事探し

さて、うつ病により仕事をやめて療養される方も多いです。 会社を休職させてもらえるケースも多いですが、期間が短かったり、また復帰しなくてはいけない心の負担を考えると、一旦完全に回復するまで、仕事をやめるという決断もあります。 ただ、うつ病は、簡単には治らないケースもあり、生きていくためにうつ病を抱えながら働いている人がいるということも現状です。 それでは、現在、職がなく、うつ病も回復されていない方の仕事探しについて、ここから解説していきたいと思います。

重度のうつ病の方の仕事探し

障害者認定を受けよう

まずは、重度のうつ病の人の仕事探しについて解説します。重度のうつ病の人がまずするべきことは、障害者認定を受けることです。 この障害に認定されると精神障害者保健福祉手帳を受理できます。障害の度合によって1級から3級まで区分されています。

障害者認定を受けるメリット1

なぜ、この認定を受けるといいかと言うと2点あります。1点目は条件を満たせば障害者年金をもらえるということです。 安定した収入を国から保証してもらうことにより、生活の最低水準が保証され、新しい仕事を始めても、この仕事をやめても大丈夫という逃げ場があります。 うつ病の人は、自分で自分を追い込みやすく、また、冷静な判断ができなくなり自殺などの行動をとるケースがあるので、この逃げ場があるという状態を作ってあげることは非常に重要です。

障害者認定を受けるメリット2

2点目は、仕事につきやすくなるということです。これはなぜかと言うと国が会社に対して障害者の雇用を義務付けているからです。 障害者雇用率制度といい、障害者が自立した生活を送ることを目的に会社に全労働者の2%に相当する障害者を雇用することを義務づけています。 このため、障害者認定を受ければ、その障害者限定の2%枠に応募することができます。 障害をオープンにすることで、職場にも自分の病状について理解してもらえ、うつ病を隠したりする必要がなく、うつ症状が出たときにはサポートしてもらうことができます。 仕事内容にも気を遣ってもらいやすく、長期的な就業を会社からサポートしてもらえるので、非常に働きやすい職場となります。

障害者認定を受けるデメリット

デメリットとしては、障害者限定の求人となると募集が少なく、また、仕事内容も簡単なものになりやすいので、仕事へのやりがいが感じられないケースが存在します。

普通または軽度のうつ病の方の仕事探し

それでは、障害者認定を受けるほどひどくはないが、現在もうつ状態が継続している人の仕事探しについて述べていきます。

うつ病を打ち明けるかどうか

まず、ひとつの選択肢として、うつ病を打ち明けるか、隠すかについてです。 どちらも一長一短です。

うつ病を打ち明けた場合のメリット

うつ病を打ち明けた場合は、面接でうそをつく必要はなく、離職期間についての説明等も整合性がとれます。 また、入社前には、自分がつく仕事について、やれそうかどうか、残業についてどうするかどうかなど、雇用主と相談しながら決めていくことができます。 うつ病と知っていながら、雇ってくれたという信頼感にもつながりますし、職場のメンバーも理解してくれているので、いろいろと助けてもらいやすく、長く働きやすい環境が用意されます。

うつ病を打ち明けた場合のデメリット

デメリットとしては、面接に通りにくくなってしまう可能性が高いです。 病気や障害で採用を判断することはないと公表していても、実際に病気を持っている人と、病気を持っていない人で変わらない評価の場合、病気を持っていない人が採用されます。 または、多少の能力差なら面接の評価が低くても病気を持っていない人を選ぶようなこともあるかと思います。

うつ病を打ち明けない場合のメリット

それでは、うつ病を打ち明けなかった場合は、どうでしょうか? うつ病を打ち明けない場合、そのことにより採用の判断で不利益を被ることはありません。 また、新しい職場での仕事にやりがいを持って取り組んでいるうちに、いつの間にか、うつ病が治るというような好循環が訪れる可能性があります。

うつ病を打ち明けない場合のデメリット

まず、前職の退職理由や離職期間の長さについて、説明するための別の理由を用意しなければなりません。 そして、就職後も面接時に隠していたので、簡単には周りにうつ病のことについて打ち明けることができません。ただ、病気というものは、とてもプライバシーの高いものなので、求職者が自ら打ち明ける義務を課せられるものではありません。 例え、仕事が始まってから、打ち明けたとしても、うつ病を理由に雇用主が解雇することはできません。ただし、試用期間の間や、そもそも法令順守の意識がないような企業であれば、そのことを理由に解雇されることがあるかもしれません。 そのような理由で会社と揉めることは、うつ病を患っている人にとって非常にストレスフルなことなので、そのストレスについて覚悟が必要かと思います。 ただ、これまでにうつ病を理由に何度か面接に失敗していたり、今すぐ新しい職につきたい場合などには、うつ病を隠して求職活動をするという選択肢も考えられます。 この場合は、自分の中で、もしうつ病のことが問題になり、会社に行きづらくなった場合には、退職して別の仕事を探せばいいというぐらいの楽天的な気持ちを持つことをオススメします。 先ほども述べましたが、うつ病を患っている人には、逃げ道や救済策を用意しておくことが非常に重要です。 追い込まれてからでは、それらの判断ができなくなることがあるので、自分で予め決めておいて、メモをしておくなり、家族や友人にそのことを伝え、自分がしんどくなったときに、その内容をリマインドしてもらうことが、1つの有効な手段となります。

【うつ病で仕事探し】うつ病の症状がある人の仕事探しについて解説!のまとめ

いかがでしたでしょうか!?今や日本では珍しくなくなったうつ病。もう既にあなた自身やあなたの周りでうつ病を患っている人も多いかと思います。 この病気にかかったことを、重く受け止めすぎず、かと言って事実から逃げないで、うつ病を理解してあげることが必要です。また、うつ病を患っていても、仕事ができないということは一切ありません。 うつ病でも仕事はできます。決して、休職や退職されている方を責めているものではありません。働きたいけれども、うつ病を理由に二の足を踏んでいる皆さんの背中を後押しできればと考えています。 記事中、何度も伝えてきましたが、逃げ道を用意してあげてください。うつ病を患っている方はとても責任感の強い方が多いです。あなたがやらなくては、会社がつぶれてしまう。あなたがやらなければ、誰かに迷惑がかかってしまう。このように考えてしまいがちです。 極論を言ってしまえば、会社がつぶれたっていいですし、誰かに迷惑をかけてもいいんです。あなたがやらなくても誰かがやってくれます。 うつ病にかかった場合に、こういう風に一見無責任に考えられるかどうかが非常に大切です。うつ病自身の方も、またうつ病を患っている人が近くにいる皆さんも、是非このように考えられる環境を整え、うつ病の人が働きやすい社会を作る手助けをしてもらえればと思います。