失業給付金て?条件や手続きなどはじめての失業給付金マニュアル!

失業給付金って言葉は皆さんも聞いたことがあると思います。それでは、失業給付金っていったい何のことなのでしょうか!? まずは、失業給付金は何かということから説明を始めたいと思います。 失業給付金とは、社会保険の一つである雇用保険として国から支払われる、失業時の給付金のことです。 急なリストラや、予期していない理由で会社を退職した場合に、失業者を守ってくれる国の社会保障制度です。後で説明しますが、自己都合での退職でも失業給付は受けられます。 もちろん、会社都合で退職することになったときのほうが、国は手厚くサポートしてくれます。

失業給付金はどうやったらもらえるの!?

それでは、失業給付はどうやったらもらえるのでしょうか!?まず、把握しておかなくてはいけないこととして、失業給付を受給するためには条件があるということです。

就労期間に関する条件

1つめが就労期間に関する条件です。これまで、問題なく働いてきた人には該当しませんが、例えば、転職・退職を繰り返して、その間に非就労の期間が一定以上含まれる人などは給付を受けられない可能性があります。 具体的に定められている期間としては、「雇用保険の被保険者として、離職日から数えて2年間で12カ月以上就労している期間があること。」という条件が定められています。

再就職の意思

もう一つが、「再就職の意思があり、実際に就職の活動を行っていること。」という条件があります。 もう少し、細かく説明していくと、条件を満たすためにはハローワークに登録し求職活動を行う必要があります。もちろん、ハローワークに登録し、求職活動を行いながら、転職エージェントを活用することも可能です。

失業給付金はどうやって申請するの!?

失業給付金の申請場所と申請方法

失業給付金の申請はハローワークで行います。失業給付金を申請するうえで、以下の書類が必要となってきますので、申請の際には用意してください。 ・雇用保険被保険者離職票 ・本人確認証(マイナンバーカード、運転免許証 等) ・印鑑 ・写真2枚(大きさ3cm×2.5cmで3ヵ月以内に撮影したもの2枚) ・普通預金通帳

失業給付申請後から受給まで

失業給付を申請後、7日間の待機期間があります。ここから自己都合と会社都合で条件が変わってきます。 自己都合の場合は給付制限が設けられていて、3ヵ月間は給付が受けられません。 これは、失業給付が簡単にもらえるようでは、失業給付に依存した求職者の就職活動のスピードを緩めてしまうということを理由にとられている制限です。そのため、3ヵ月の間には、ハローワークが開催する転職講座にも参加し、活動の意欲を示す必要があります。 会社都合の場合は、この条件が解除される場合があります。

失業給付金はいくらもらえるの?

失業給付金の金額としてはだいたい退職前6ヵ月間の給料の50~80%がもらえると言われています。 自己都合による退職と会社都合による退職でもらえる金額に差があるわけではありませんが、受給期間が異なります。 会社都合の場合は自己都合の給付期間の1.5~2.0倍の期間、失業給付を受けることができます。

失業給付金の計算における考え方

それでは、具体的な計算に入っていきます。 失業保険の給付金額を計算するには、賃金日額がポイントとなります。賃金日額は次の式により計算できます。 【賃金日額=退職前6ヵ月間の給料÷180日】 実際にもらえる金額は離職時の年齢によって多少変動していくのですが、ここでは、だいたいの計算イメージをつかんでもらうという意味で、詳しくは書きません。 どの年齢でも共通しているルールとして賃金日額が低いほど給付率が高く、賃金日額が高いほど給付率が低くなっているということです。 これは、これまでの収入が低かった人がなるべくこれまでと同じだけの給付を受けられるようにと設計されたものです。

失業給付金の計算式(30歳未満における例)

もう少し詳しく知りたいという人のために、計算式の例を載せておきます。ここは読み飛ばしてもらっても大丈夫です。 <離職時の年齢が30歳未満の計算式と給付率の例> 賃金日額:2289円以下      計算式:A 給付率:81%以上 賃金日額:2,290~4,579円   計算式:B 給付率:80% 賃金日額:4,580~11,610円   計算式:C 給付率:50~80% 賃金日額:11,611~12,7409円 計算式:D 給付率:50% 賃金日額:12,741円以上     計算式:E 給付率:49%以下 A = 1,832円 B = 0.8×賃金日額 C = ((-3×賃金日額×賃金日額)+(69,980×賃金日額))÷70,300 D = 0.5×賃金日額 E = 年齢別の固定値

失業給付金の計算例1(30歳未満・年収400万円)

それでは、皆さんが一番気になっているであろう、実際にもらえる失業給付金を計算した結果を記載していきます。 まずは30歳未満で年収400万円のケースからです。 <計算条件> 6ヵ月間の給与:200万円 年齢     :30歳未満 勤続年数   :5年以上10年未満 <自己都合退職> 給付日数   :90日間 日額手当   :5,792円 月額手当   :162,179円 手当総額   :521,289円 <会社都合退職> 給付日数   :120日間 日額手当   :5,792円 月額手当   :162,179円 手当総額   :695,052円 

失業給付金の計算例2(30歳以上35歳未満・年収600万円)

続いて、勤続が10年を超えてきてだいぶ会社に貢献したけれども、新しいことにチャレンジしようとしている方の例です。 <計算条件> 6ヵ月間の給与:300万円 年齢     :30歳以上35歳未満 勤続年数   :10年以上20年未満 <自己都合退職> 給付日数   :120日間 日額手当   :7,075円 月額手当   :198,100円 手当総額   :849,000円 <会社都合退職> 給付日数   :210日間 日額手当   :7,075円 月額手当   :198,100円 手当総額   :1,485,750円 

失業給付金の計算例3(35歳以上45歳未満・年収800万円)

こちらは、もうミドルとしてだいぶ脂がのってきた中で一念発起した方の例です。 <計算条件> 6ヵ月間の給与:400万円 年齢     :35歳以上45歳未満 勤続年数   :10年以上20年未満 <自己都合退職> 給付日数   :120日間 日額手当   :7,075円 月額手当   :198,100円 手当総額   :849,000円 <会社都合退職> 給付日数   :240日間 日額手当   :7,075円 月額手当   :198,100円 手当総額   :1,698,000円

失業給付金の計算例4(45歳以上60歳未満・年収1,000万円)

こちらは会社生活も終盤で年収1,000万円をもらいながら、更なる飛躍を目指したり、夢を追いかけ始めた方の例です。 <計算条件> 6ヵ月間の給与:500万円 年齢     :45歳以上60歳未満 勤続年数   :20年以上 <自己都合退職> 給付日数   :150日間 日額手当   :7,075円 月額手当   :217,700円 手当総額   :1,166,250円 <会社都合退職> 給付日数   :330日間 日額手当   :7,775円 月額手当   :217,700円 手当総額   :2,565,750円

失業給付のもらえる金額の計算例はイメージ通りでしたか!?上記の計算例は頭の片隅においておいてもらうことをオススメします。または、気になったときに、この記事を振り返ってください。

ハローワークが掲載している情報を確認しよう!

ちなみに失業手当の受給手続きに関してはハローワークがハローワークインターネットサービスというウェブサイト上で正式な方法を掲載しています。

こちらのページの内容を抜粋して、お伝えします。

雇用保険手続きのご案内

雇用保険では、失業中の生活を心配しないで新しい仕事を探し、1日も早く再就職できるよう、窓口での職業相談・職業紹介を受けるなどの求職活動を行っていただいた上で、失業等給付を支給しております。 このうち、基本手当(いわゆる通常の失業給付)を受給するに当たっては、ハローワークで以下の手続きをしていただく必要があります。 <離職> 在職中に証明書などの準備をします。 <受給資格決定> 住所地を管轄するハローワークで「求職申込み」をしたのち、「離職票」を提出します。 受給資格確認後、受給説明会の日時をお知らせします。 また、「雇用保険受給資格者のしおり」をお渡しします。 <受給説明会> 雇用保険制度について説明し、「雇用保険受給資格者証」、「失業認定申告書」をお渡しします。 また、第一回目の「失業認定日」をお知らせします。 <求職活動> 失業の認定を受けるまでの間、ハローワークの窓口で職業相談、職業紹介を受けるなど積極的に求職活動を行ってください。 <失業の認定> 原則として、4週間に1度、失業の認定(失業状態にあることの確認)を行います。 「失業認定申告書」に求職活動の状況等を記入し、「雇用保険受給資格者証」とともに提出してください。 <受給> 雇用保険が給付されます。

職業に就いた場合

職業に就いた場合であって、かつ支給残日数が多い等、要件を満たす場合は、就業促進手当が支給されますので、手続きをしてください。

不正受給

偽りその他不正の行為で基本手当等を受けたり、又は受けようとした場合には、以後これらの基本手当等を受けることができなくなるほか、その返還を命ぜられます。

失業給付金て?条件や手続きなどはじめての失業給付金マニュアル!のまとめ

いかがでしたでしょうか!? 実際に退職した経験があり失業給付を受けたことがある人しか、失業給付の詳細について知る機会はこれまでになかったと思います。 しかしながら、今後ますます転職が当たり前になる世の中で、失業給付について正しく理解していることは、転職戦略を考える中でも非常に重要となってきます。 これまで払ってきた雇用保険を全く活用しないなんてもったいないですよね!皆さんもこの記事を読まれて、失業給付について内容を理解されたと思いますので、是非生活のセーフティネットとして、頭の片隅に置いておいてください。