【ネイティブアプリとは?】開発方法やwebアプリとの違いとは?

唐突ですが、みなさんがアプリと聞くと何を思い浮かべるでしょうか? 多くの方がスマートフォンにダウンロードして使うアプリをイメージすると思います。 世間一般でアプリと呼ばれているダウンロードして使うアプリのことを【ネイティブアプリ】と言います。 しかし、アプリには【webアプリ】というものもあります。 webアプリとは、端末内のブラウザとインターネットを利用して使うアプリのことです。

開発現場での現状

2007年6月に発売されたiPhoneを皮切りに、ここ10年でスマートフォンは、携帯市場で圧倒的なシェアを獲得しました。 IDC Japanの調べでは、2016年第3四半期(7月~9月)の日本国内出荷台数の90%以上をスマートフォンが占めている状況です。 また、2016年12月時点における15~69歳男女のスマホ所有率は64.5%となり、所有人口は推計5583万人となっています。 多くの企業で、利用者数が多いからネイティブアプリで開発できないか?という、開発することが目的になっているケースがあるようです。 アプリの根本は、ユーザの抱えている問題や課題を解決するためのものです。 今後、ネイティブアプリとwebアプリには、それぞれメリットとデメリットが存在するため、良し悪しを加味した上でユーザの課題解決に沿ったアプリ開発をしていく必要があります。

webアプリとネイティブアプリの開発方法の違い

webアプリは、比較的一般の方でも馴染みのあるHTML+CSS+JSの言語の組み合わせで開発されています。 一方、ネイティブアプリは、Objective-CやJavaを使って開発されています。 開発のハードルとしては、webアプリの方が低く入り口として入りやすいため、開発しやすいということ、わからないことがあった際に、調べれば解決策がすぐに見つかるケースが多いです。 ネイティブアプリの方は、認知度としてあまり聞き慣れない言語を扱うということから、開発・保守をする際の習得にコストがかかることから、開発のハードルが高いです。 また、HTMLをベースにした言語は多数あるため、いろいろな問題に合わせたアプリの開発することができる多様性を持ち合わせています。 反面、拡張性がありすぎるため、ひとつの言語を習得したからと言って、他のHTMLをベースにした言語を扱えるとは限らないため、新しい言語を扱うとなると一から学び直す形になります。

ネイティブアプリとwebアプリのユーザ目線で比較

違いとしてあげられるのは、まず先ほども述べましたが開発に使われる言語が違うという点。 大きな違いではあるのですが、開発者目線での違いにすぎないので、ここからはユーザ目線で使う際の違いもあげていきたいと思います。 まず、ユーザがアプリを使用する際には3つの工程があります。 1、見つける 2、起動する 3、操作する これから3つの工程ごとに、webアプリとネイティブアプリとでどんな違いがあるのかをあげていきます。

1、見つける

そもそもアプリを使うには、アプリ自体を見つける必要があります。 探してすぐ見つかる見つけやすいものの方が、やはり使う側としてはありがたいです。 また、誰かに紹介しようと思った際に見つけやすいと伝えやすいですし、広まりやすいものの方が、シェアを獲得しやすいです。 この見つけやすいという観点では、ネイティブアプリはApp storeやGoogle Playで検索をすれば、比較的求めているものを見つけやすい。 Webアプリは、まとめてあるサイトはあっても、App storeやGoogle Playほど検索しづらい事が多いので、比較的求めている機能を有したアプリを見つけるのには根気が入ります。

2、起動する

さて、実際にアプリを見つけて起動するとなった際、Webアプリは基本的に煩わしい手もなく起動できます。 一方、ネイティブアプリの方は一度端末内にダウンロードする必要がありますので、少々手間がかかります。 起動に至るまでの手間を考えるとWebアプリの方が手軽ですが、何度も起動するとなる話は変わってきます。 ネイティブアプリは、一度ダウンロードしてしまえば、表示する外側の情報はダウンロードしているため、2回目以降はリアルタイムに変化する詳細な情報だけでいいので、無駄な通信がない分アプリ自体の起動時間が早いです。 Webアプリの方は、HTML5登場により端末で一時保存できる情報が多くなったとは言え、起動する毎にインターネット通信を行い、毎回サーバからページの構成情報から詳細な情報まですべての情報を取得する必要があり、起動に時間がかかります。

3、操作する

操作自体はWebアプリもネイティブアプリも対した違いはありません。 ただし、ネイティブアプリの方が、端末の情報を最初から扱えるので、扱える情報はネイティブアプリの方が揃っています。 例えば、登録されている電話帳の情報や写真の画像データ、位置情報などを利用したネイティブアプリが存在します。 Webアプリにもないわけではないですが、ネイティブアプリほど扱いやすい作りのものはあまりありません。

今後習得していくのならWebアプリ?それともネイティブアプリ?

Webアプリとネイティブアプリだと、個人的にはネイティブアプリの言語を取得していくことをオススメします。 今後スマートフォンで、なんでもやれるようにしたい!という要望が増えてきます。 また、基本となる言語はPhoneだとObjective-C、AndoroidだとJavaなのですが、プログラミング言語は一つを習得してしまえば、2つ目を習得するのは割りと応用が効くので早く習得できます。 なので、Objective-CかJavaを習得してしまえば、最初は時間がかかるかもしれませんが、個人としての技術力は格段に上がります。 これはWebアプリにも言えるのですが、Webアプリの場合は、アプリがベースになっているわけではなく、Webページというものがベースとなっている言語を使うので、覚えることや無駄なものが多く含まれています。 その点、Objective-CやJavaは、アプリを作るために作られた言語なので、慣れてくればアプリ作成が逆にやりやすくなります。 結局は、HTMLもObjective-C、Javaの3つ共習得できるのが一番なのですが、人には限られた時間しかないので、何が必要なのかを選択して習得していただけたらなと思います。

まとめ

最後に【Webアプリ】と【ネイティブアプリ】のどちらが今後伸びていくのか? 先程軽くネイティブアプリと言いましたが、コンシューマ向けのアプリとしては、ネイティブアプリが開発される機会が増えていくと思います。 ただ、社内の業務システムはWebアプリの方が使い勝手が良いと思います。 なぜなら、コストがあまりかからないからです。 業務で使う際、一番重視されるのはどこか? もちろん使いやすさもあるのはありますが、一番は開発コストと維持費が安いことです! 何かをやる上で、初期投資が低いことはこの上ないメリットです。 ただ、「開発現場での現状」で述べた通り、システムというのは、問題を解決するいわば道具です。 もちろん売れるものを作るのが、ビジネスとして大前提ですが、売れる道具を作ることが目的になっていては、衰退していく未来しかありません。 どんなユーザがどんな問題にぶち当たっていて、問題を解決するために何が必要なのか? 必要なものを形にしていくのが技術者の本来のあり方です。 問題解決のために、どんな技術が必要なの?を日々考えながら、技術習得に励んでもらえればなと思います。