【ビジネスモデルキャンバスとは?】書き方を事例やテンプレで徹底解説!

最近、ITの開発などの記事を読んでいるとビジネスモデルキャンバスというワードを耳にすることがあります。何か一見、難しそうに感じるこのワードですが、皆さんはビジネスモデルキャンバスとは何かご存知ですか!? ビジネスで使うフレームワークの一種というイメージですが、何かよくわかりませんね。ビジネスモデルは名前の通り、ビジネスモデルでしょうし、キャンバスは絵を描くときに使う画材というイメージです。 それでは、ビジネスモデルキャンバスとは何かについて、調べていきたいと思います。事例やテンプレなども確認しながら、書き方を学び、最終的には自分で作れるようになりたいですね。

ビジネスモデルキャンバスとは?概要について

早速、ビジネスモデルキャンバスとは何かについて説明していきます。ビジネスモデルキャンバスの英語での書き方は、The Business Model Canvas (BMC)です。 ビジネスモデルキャンバスは、フレームワークの1つだと言われています。このフレームワークを使うことにより、無駄な手間をかけることなくビジネスプランのストラクチャーを作ることができます。また、あいまいさをなくしながら即席でビジネスモデルを作ることを可能とします。

ビジネスモデルキャンバスとは?9つの要素について

ビジネスモデルキャンバスとは何かを理解するにあたって重要なものが、9つの要素です。この要素は、顧客セグメント(Customer Segments:CS)、提供価値(Value Propositions:VP)、チャネル(Channels:CH)、顧客との関係(Customer Relationships:CR)、収入の流れ(Revenue Streams:RS)、キーアクティビティ(Key Activities: KA)、キーリソース(Key Resources:KR)、キーパートナー(Key Partnerships: KP)、コスト構造(Cost Structure: CS)からなります。 これらの要素はビジネスを加速させるために非常に重要な要素となります。以降でそれぞれの要素について解説していきます。またテンプレートを紹介しながら、ビジネスモデルキャンバスの書き方を学んでいきます。

ビジネスモデルキャンバスとは?9つの要素の解説

それぞれのセグメントでは、次のような質問を回答していきます。 1.顧客セグメント(Customer Segments:CS) ・顧客は誰でしょうか? ・顧客は何を考えていますか? ・顧客は何を見ていますか? ・顧客は何を感じていますか? ・顧客は何をしていますか? 2.提供価値(Value Propositions:VP) ・商品は、顧客に対してどのような価値を提供しますか? ・なぜ、顧客はそれを買いますか? ・なぜ、顧客はそれを使いますか? 3.チャネル(Channels:CH) ・商品は顧客にどのようにして届けられますか? ・宣伝チャネルは何ですか? ・それらは有効に働きますか? 4.顧客との関係(Customer Relationships:CR) ・顧客とは、どのような関係を築きますか? 5.収入の流れ(Revenue Streams:RS) ・このビジネスは収益をどのようにしてあげますか? 6.キーアクティビティ(Key Activities: KA) ・このビジネスの戦略的優位性は何ですか? ・何をすることが、このビジネスのユニークさを確立しますか? 7.キーリソース(Key Resources:KR) ・このビジネスを成功させるのに必要な資産は何ですか? ・競争していく上では、何が必要となりますか? 8.キーパートナー(Key Partnerships: KP) ・自社でビジネスを完結できない場合に必要なパートナーは誰(どの会社)ですか? 9.コスト構造(Cost Structure: CS) ・このビジネスは、どこでコストが発生しますか? ・そのコストは、収益とどのように関係しますか?

ビジネスモデルキャンバスとは?特徴について

ビジネスモデルキャンバスは、アントレプレナー(起業家)やイントラプレナー(社内起業家)がビジネスモデルのイノベーションを起こすために活用します。基本的には、3つの特徴があります。 1.焦点 ビジネスモデルキャンバスを利用することにより、従来の40ページを超えるようなビジネスプランを作る必要はなくなります。これまでに、多くの企業がビジネスモデルキャンバスにより、ビジネスを加速してきました。 2.柔軟性 ビジネスモデルキャンバスは、簡単に応用を効かせることができます。そして、応用した場合でも1ページ以内に収めることが可能です。 3.透明性 ビジネスモデルキャンバスを利用することにより、ビジネスモデルの理解がより簡単になり、ビジョンが1枚のペーパーによって可視化されます。

ビジネスモデルキャンバスとは?どうやって始めるの?

まず。1枚の紙を用意します。できれば、ビジネスモデルキャンバスの9つの要素が既に書いてあるものを利用すると便利です。 書き方としては、まず、最初に自分のビジネスについて、それぞれの要素で自問自答し、その回答を書いていきます。この回答がビジネスモデルキャンバスの考え方に沿っていることが重要です。 それらの準備ができたら、よりフォーマルな形で、配ったり、プレゼンテーションをしたりしてみましょう。こちらのテンプレートはすぐにダウンロードして使うことができます。

ビジネスモデルキャンバスとは?顧客セグメントについて

ビジネスモデルキャンバスを有効に活用するために次の質問に答えていきます。 事例1.セグメントの分類 もし、複数の分野でマーケットを持っている場合は、セグメントの分類が必要です。事例としては、、Yahoo!Japanのようなニュース媒体であれば、読者という顧客のセグメントと、広告主という顧客のセグメントが存在します。 事例2.セグメントの構成 もし、顧客ベースの分析をマクロと定義するのであれば、個々の顧客の性格については、ミクロと呼ぶことができます。このことは、経済学の分野で説明ができます。 事例としては、個々の顧客がどのようなシューズを履いているのかは、可視化することができます。そして、その製品分野で顧客が何を考え、何を見て、何を感じているのかを理解することができます。 製品の購入者と利用者の両方をリスト化しなくてはなりません。 事例3.問題、ニーズ、顧客の行動特性や代替となる製品 顧客に対して何を提供できるでしょうか?顧客に対して何を満たしてあげることができるでしょうか?これらは、何も新しいアプローチではありません。顧客ニーズや問題を把握し、現在利用されている代替となる製品について理解する必要があります。 もし、それらが明確でない場合は、外に出て観察し、誰かに話しかけてみるとよいでしょう。提供価値と明確にリンクさせたいと思うようになるはずです。 <書き方と成果物> テンプレートを利用し作成します。2つ以上のセグメントがある場合は顧客の属性リストができているはずです。そして、誰が最初のターゲットになるか?その次は誰か?というように、優先順位をつけていくとよいでしょう。 <メモ> もし、このステップで多くの時間を使ってしまっても気にしないでください。ビジネスモデルキャンバスはただのツールです。戦略そのものではないです。そして、9つの項目は全て同等ではないからです。 顧客セグメントと提供価値のペアづくりは、互いに関連する項目ですので、ビジネスモデルの中でも多くのリソースを使うことになるでしょう。 たいていの人はビジネスモデルキャンバスを利用するときは、顧客セグメントと提供価値でかなりの時間を割いています。

ビジネスモデルキャンバスとは?提供価値について

もし、個々の顧客の嗜好を満たすことができるとすれば、提供価値としては何を提供しているのでしょうか?現在の代替品の代わりに、この商品を使うようになったとすれば、顧客は何に魅力を感じたのでしょうか? これらを理解していくことが提供価値の把握につながります。ホワイトボードや、インデックスカード、ポストイットなどを使って、この作業を行います。 これらの作業を通しながら、最も重要となる提供価値を見つけていきましょう。顧客が競合製品ではなく、あなたの製品を選ぶ理由はなんでしょうか? 事例として、あるソフトウェアの会社があるとします。その会社の一番大きな顧客には、コスト改善とその会社が持つベストプラクティスを提供しています。 このことによって、この会社は市場に新しい製品を生み出すという一番重要な事業に注力できるようになりました。他のことは重要ではありません。 このことから、製品を売ること、顧客に集中することの重要性を理解することができます。このことをより明確にするために、顧客セグメントを利用します。 提供価値の優先リストは個々の顧客と提供価値の関連により作成されます。このことにより、顧客の価値観をより理解できるようになったかと思います。 もし、提供価値が明確にならなかった場合でも問題ありません。このことにより、提供価値が明確にできなかったということを確認できたのです。 ポイントは、これらの試みを書きだして、優先順位をつけて、素早くお金をかけずに理解できたということです。

ビジネスモデルキャンバスとは?チャネルについて

チャネルは、顧客に提案する内容を伝えるための手段を表します。この手段はどの製品を売るにしても、必要なものです。 事例として、家の修理に利用するバルブを売る場合、ホームセンターのウェブサイトで様々な商品の中の1つとして確認することができます。このウェブサイトはチャネルと呼ぶことかできます。 もし、Google AdWordsを利用する場合でも、これはチャネルと呼ぶことができます。もし、バルブが必要で、ある会社にバルブを購入してきてほしいと頼んだ場合、この会社もチャネルと呼ぶことができます。 <書き方と成果物> テンプレートを利用します。そして、重要なチャネルのリストが成果物となります。個々の登場人物は、セグメントと関連しているかと思います。ここでは、プロモーション、セールス、サービスなどが相互に関連していることを覚えておいてください。 <メモ> チャネルと次の項目である顧客との関係は、顧客をインターフェースとして定義されます。ある項目について顧客の行動をたどっていくということは非常に重要です。 ほとんどのビジネスでは、顧客の行動をたどることにより、顧客の考えがこれまでの考えと違うことや、その成果が長い間でビジネスの基礎となってくれます。このために、AIDA(attention-interest-desire-action-onboarding-retention)という概念を理解することをオススメします。 AIDAという概念は、顧客の購買決定プロセスに関する理論の一つです。attentionは関心、interestは興味、desireは欲求、actionは行動、をそれぞれ表します。顧客はこの順番で特定の商品やサービスを購入すると言われています。 他の観点としては、そのチャネルが顧客が見やすいものになっているかというものです。例えば、顧客をフォローできているか。ドキュメントは用意されているかなどです。

ビジネスモデルキャンバスとは?顧客との関係について

販売商品のライフサイクルを通して顧客との関係はどうなっているでしょうか?彼らは、この商品だけに目を向けているのか、はたまた他の商品も気にしているのでしょうか? 彼らとは何でつながっているでしょうか?電話でしょうか?Webでしょうか?チャネルを通してのコンタクト以外、基本的には顧客と接することはないと言えます。 このことについては、いくつかのリトマステストで確認できます。提供価値はどのように顧客に届くのでしょうか?プロモーションから販売、販売前サービスの全てを通して、見ることができます。 どれほどの数をつくればいいのでしょうか?プレミアムサポートを設けるべきでしょうか? 事例として、アップルのような大会社は、多くの製品を持つことを好まず、サービスも限定しています。例えば、アップルがキャリアのサービスを始めないようなことからもわかります。 <書き方と成果物> テンプレートを利用して書きます。顧客の関係が成果物として完成します。 <メモ> スタートアップの会社の場合は、ドキュメントと重要な兆候のレビューをここに記載しましょう。

ビジネスモデルキャンバスとは?収入の流れについて

ここでは、収入の流れをセグメントに分けます。 <書き方と成果物> テンプレートを利用して書きます。収入の流れのリストが成果物として完成します。 <メモ> スタートアップで一からビジネスを立ち上げる場合は、収益を生み出す要素を一直線にします。提供する価値に対して金銭を請求していますか?価値をきちんと認識していますか?

ビジネスモデルキャンバスとは?キーアクティビティについて

ビジネスを提案し実行する上でとても重要となるものがあります。例えば、ものを第三者に売るとして、チャネルまわりの行動はとても重要になります。 製品先行のビジネスでは、ユーザーが製品を作っている新しい技術を学ぶところまで含めなくてはなりません。もし、あなたがある分野(事例として法律事務所の包括的なITサービス)をターゲットとするなら、これはセグメントの優位的な専門技術を含むことになります。そして、製品を作りサービスを提供するうえでよく馴染むものです。 何がそれに伴おうとも同じです。電力系を事例とするインフラ関連のビジネスでは、インフラの信頼性を維持し、効率化を追求することが含まれます。 <書き方と成果物> テンプレートを利用して書きます。成果物はビジネスの価値提供につながるキーアクティビティのリストです。 <メモ> この分析はある確かなアクティビティやリソースがコアになくとも、ビジネスに必要であり、何か考える必要があるものなら、行わなくてはなりません。

ビジネスモデルキャンバスとは?キーリソースについて

キーリソースは、戦略的な資産です。競合に勝つために重要となります。 ビジネスモデルキャンバスは、3つのコアビジネスタイプがあると提示しています。製品、スコープ、インフラです。 これらは、キーリソースと共通点を多く持ちます。 <書き方と成果物> テンプレートを利用して書きます。ビジネスのキーアクティビティにつながるキーリソースのリスト <メモ> 製品先行型のビジネスでは、ある異なった製品が存在します。 キーリソースは、製品先行型のビジネスでは、特化したエリアの中で重要な才能を保持します。 スコープ先行型のビジネスでは、ある顧客セグメントとのシナジーを生み出します。例えば、ビジネスを始めるときに、すべての法律事務所の全てのITニーズを満たすようなものが、スコープ先行型のビジネスと言えます。 この場合は、セグメントに対するキーナレッジや、よく発生するプロセス、インフラ、サービスセンターなどがキーリソースとなります。 インフラ先行型のビジネスはある特定の繰り返される経済の分野で力を発揮します。テレコムは従来のインフラ型のビジネスです。 小売店は小売に注力します。このタイプのキーリソースは、さまざまな物理的あるいはバーチャルのインフラとなります。

ビジネスモデルキャンバスとは?キーパートナーシップについて

ここでは、ビジネスモデルキャンバスがビジネスの焦点を明確にすることを目標とします。どのアクティビティとリソースが戦略としてユニークなのか?何がビジネスの対象外なのか?パートナーは何をしてくれるのか?などです。 <書き方と成果物> テンプレートを利用して書きます。ビジネスのキーアクティビティにつながるキーパートナーシップのリスト

ビジネスモデルキャンバスとは?コスト構造について

キーアクティビティが今後収益をどう改善していくのかを理解します。また、それらはコストをどのように扱うのでしょうか? これらのコストはキーとなる価値提供に必要なのか?別のビジネスモデルでは、このコストはどうなるのか?このようなことを考えるのがこの項目です。

【ビジネスモデルキャンバスとは?】書き方を事例やテンプレで徹底解説!のまとめ

いかがでしたでしょうか!?今回の内容では、ビジネスモデルキャンバスの内容を9つの項目に分け、丁寧に解説してきました。 実際に自分で書いて作ってみるのが、一番早く習得できると思います。ぜひ、一度皆さんもビジネスモデルキャンバスを作ってみてください。