【女性の平均年収】30代事務職で約300万円は少なすぎ?

2015年の国税庁の調査では、女性全体の平均年収は276万円です。30代前半に307万円でピークを迎え、その後は年齢が上がるほど平均年収が下がっていくことがわかります。 女性の年齢階層別平均給与 ※出典→国税庁 平成27年「民間給与実態統計調査」より 日本の会社での給料システムはほとんどの場合、勤続年数に伴って役職がつき賃金が上がる年功序列制。結婚・出産などで離職や休職を選ばざるをえない女性は継続したキャリアを構築しにくく、年功序列で給料が上がっていく男性と同じように出世していけないことが年収増を阻む一つの大きな壁になっていると言えるでしょう。

女性の平均年収は半分以下?!20代後半でも80万円の差

全世代の女性の平均年収は276万円ですが、男性は521万円。245万円もの差がついており、女性は男性の半分程度しか年収をもらっていないことがわかります。 年齢階層別の平均給与 ※出典→国税庁 平成27年「民間給与実態統計調査」より 20代後半で既に男女間に80万円近い年収差が生まれています。日本では昔から男性と女性の間に年収の差がありますが、男女雇用機会均等法が生まれて25年経った今もその溝は埋まっていません。年収差は年齢を重ねれば重ねるほど開いていき、最大差は50代前半の374万円。この年代の男性は会社員なら最高役職や役員に就くことが多く、人生で最も高い年収を得られる人も多いことが数字に表れています。 また男性は定年の60代を迎える前までぐんぐんと年収が伸びています。対する女性はというと、20代後半から大きな伸びは見られずほぼ横ばい状態。この原因は先にも述べたように、世代ごとに訪れる女性のライフスタイルの変化が働き方にも関係し、収入に大きく影響をおよぼしているためと推測できます。

1位東京は464.8万円、最下位岩手は288.9万円……地域格差も大きい

首都圏で働く人と地方で働く人との間にも大きな年収格差があります。厚生労働省の調査から年収を試算してみると、トップは東京都で464.8万円。最下位は岩手県で288.9万円となり、その差は175.9万円。かなりの開きがあります。 東京都のほかに400万円台は神奈川県(415.1万円)と大阪府(413.1万円)のみで、ほとんどが年収300万円台です。 また、200万円台には岩手県のほかに青森県(290.5万円)と沖縄県(297.1万円)も名を連ねています。 首都圏と地方では物価にいくらか違いがあるとはいえ、さすがに300万円を切ると生活にゆとりはなくなります。特に家族を養っている人には厳しい状況でしょう。なお、前述の「一般職30代女性の平均年収は約300万円」とは違う統計を使っているため、結果に差が出ています。

女性の平均年収で相対的に少ない業種は「宿泊業・飲食サービス業・卸売・小売業」

宿泊業・飲食サービス業・卸売業・小売業はどんなにがんばって働いてもベースの賃金が安く、なかなか高い年収が見込めない業種です。 たとえばサービスのスペシャリストであるホテルウーマンは優れた接客能力や語学力を要し、採用も難関とされる憧れの職業です。華やかな世界のように見えますが、一流有名ホテルでも初任給は20万円に満たないほど。ビジネスホテルでは30代の男性社員でも年収300万円に届くか届かないかで、一般職の女性会社員と大差がありません。 実際に働いてみると不規則な勤務時間で休みが少なく、忍耐力が必要な職場。過重労働を強いられるわりに、給料が安い理由の一つに利益幅があります。宿泊業はかなり経費がかかり利益幅が小さいため、なかなか人件費に反映されにくいのです。 一方、飲食サービス業や卸売・小売業のデメリットは業績が景気に左右されやすいこと。業界大手であっても利益が出なければ突然規模を縮小することもまれではありません。すぐに人材を調整できるようほとんどが非正規社員での採用なので、安定した収入やボーナス、大幅な昇給も難しいのです。

国家資格は裏切らない!女医は平均年収1000万円越え

安定した高年収を誇る女性に共通しているのは、国家資格を持つ職業に就いていること。その代表格が医師です。 医師の転職専門サイトをチェックしてみると、標準年収として掲げられているのはおおむね1000万円超え。病院の規模や所有資格、経験年数によっては2000万円超えも珍しくありません。 ただでさえ医師不足が深刻な今日、女医はさらに貴重な存在。婦人科や美容皮膚科、小児科など、女医を熱望する領域では高い年収が約束されていることも多いようです。 女医には及びませんが、女性歯科医師や看護師、薬剤師も平均年収は500万円越え。医療に携わる女性たちの高給待遇は今後も続くと予想されます。

高年収につながる資格を取得する

◆行政書士 仕事内容…行政書類を代筆・代行する専門家 主な転職先…行政書士事務所、建築会社、不動産関連企業など ◆社会保険労務士 仕事内容…企業の労務管理を請け負う人材のプロ 主な転職先…社会保険労務士事務所、法律事務所、企業総務部・人事部、コンサルタント会社など ◆ファイナンシャルプランナー 仕事内容…金融にまつわる知識を網羅し、ライフプランを提案する。女性人気が高めな資格 主な転職先…保険会社、銀行、証券会社など

まとめ

いかがでしたか? 平均年収はいくら望んだところで今日、明日に上がるものではありません。具体的な数字を目標として掲げ、長い目で見ながら自分なりに努力を重ねていくことが大事です。欲張りすぎず、一歩ずつステップアップしていきましょう。