経験を活かすの漢字・志望動機への書き方|活かす/生かす

言葉にすると意識することはなかなかありませんが、それを文字にした時に「この書き方で正しいのか?」と疑問に感じてしまう言葉がたくさんあるのが日本語です。 これは履歴書といった大切な提出物に記載する内容にも出てきてしまう部分なので、当事者になるとなかなかに困ります。 この悩める対象の一つである、「経験を活かす」という言葉は「生かす」でもいいのか。 それともダメなのか、むしろ「活かす」という言葉の使い方が間違っているのかを調べていきましょう。

生かすと活かすの差について

基本的に意味は一緒なので差はありませんが、「生かす」の場合は命にかかわることに使って、「活かす」は能力や性能を発揮させるために使われます。 しかし「生かす」も己の人生を表す言葉として用いられますので、「経験を生かす」という言葉も正しいといえるでしょう。 そう考えると、意味としては「経験を活かす≒経験を生かす」と考えられます。しかし、今の日本での使われ方を見比べるとニュアンス的な意味合いは多少異なります。 「生かす」より「活かす」のほうがアグレッシブな部分が見えると判断しましょう。積極性が「経験を活かす」のほうが感じられるという人が多いので、アピールしたい人は意味は同じでも後者を選ぶべきです。

経験を活かすと志望動機に書いてもいいのか

意味や使い方について説明したように、「生かす」よりも「活かす」のほうが積極的なニュアンスがあります。 しかし、「経験を活かす」という使い方は常用外になってしまいますのでテストでは避けるべきです。 履歴書はテストというわけではありませんが、公的な文書なので大事に保管されます。 この公的な文書では常用外漢字は基本的に好まれませんので、使うかどうか悩みます。己の積極性を文字からもアピールしたいという考え方もあるので難しいところでしょう。 「経験を活かす」という書き方をしても、面接官や人事担当は問題なく読むことができますので、指摘する人はほとんどいないのが実状ですが、指摘される可能性は0%ではありませんので、「経験を活かす」は「経験を生かす」とするか「経験を活用する」と言い換えたほうが安全ではあります。

履歴書に経験を活かすという書き方

それでは具体的に経験を活かすという言葉を使った履歴書の書き方について記載していきます。 よく登場する言葉であるため、人事担当や面接官は何度も見ており、観察する目が備わってしまっているので適当な使い方はNGです。

転職

転職をする場合に「経験を活かす」という言葉を用いた場合、前職でどのような業務を行っているのかを説明しつつ、その「経験を活かす」ということをアピールするのが一般的です。むしろ、「前職の経験を活かす」という言葉だけではどのような部分が活かされるかわかりませんので、評価ができません。 履歴書なので長々と記載はできないということを考慮しつつ、ある程度簡潔にどのような経験を活用できるのかを説明しつつ、「経験を活かす」という言葉を使ってください。

就活

新卒で就職活用中の方々が「経験を活かす」という言葉を使うときは、前置きとして学生期間のうちにどのようなことを学んで経験し、それを会社に入っても活用できるのかをアピールするために使います。

ここで注意してもらいたいのが、己のアピールポイントと会社が求めているポイントがずれていないかどうかです。

いろんな経験をしている人はアピールポイントもいろいろとあるので、「経験を活かす」の前置きとして多種多様なエピソードを付随させることができるでしょうが、話を聞いている側が「その経験をどうやったらうちの会社に貢献させられるようになるのか」と思われたらアウトです。

それらを踏まえたうえで、履歴書に書く場合はシンプルにどのような資格を持っているのか、会社に活用できる経験があるのかをアピールしてください。

まとめ:経験を活かすことはできるのか

経験を活かすと一言でまとめても、その言葉はかなり深いものがありますので、どのような経験を活かすのかをはっきりさせないと実は意味がとおりにくい言葉となっており、その部分が欠けている人が多いのが実状です。 履歴書などの公的文書でもこの言葉を使われることは増えましたが、しっかりと説明できていないと減点対象となってしまいますので、意味を理解したうえで正しい使い方をしてください。