会計士の年収はどのくらい?一挙公開!

公認会計士の定義

公認会計士とは、国家資格である公認会計士資格を所有し、企業の財務書類(決算書 等)を監査・証明する人たちのことを言います。

監査がなぜ必要かと言うと、会社が公表している決算書が正しいかどうかを誰かがチェックしないと、偽りの決算書、つまり偽の情報が社会に流れ、投資家などのステークホルダーが不利益を被るためです。

第三者が決算書の正当性を証明するということは、現在の株式市場にとって極めて重要な位置づけとなっています。

公認会計士の話題

ちなみに、会計士が所属する会社を監査法人と言います。最近では不適切会計問題で東芝を監査していた新日本有限責任監査法人や監査を引き継いだPWCあらた有限責任監査法人の名前をよく耳にします。

数年前には、オリンパスの粉飾決算がメディアを騒がせました。会計士という仕事は、普通にやっていても褒められないけれども、一度問題が発生すれば非難を浴びるという、なかなか辛いポジションにある仕事ということは否めません。

公認会計士になるには

さあ、公認会計士になるには、どうすればいいのでしょうか。上記で説明したように、公認会計士は国家資格ですので、公認会計士になるには国家試験に合格する必要があります。試験は短答式試験、論文式試験の二段階の試験となっています。

晴れて試験に合格すれば公認会計士になれるかかというと実はそうではありません。2年以上の実務経験と実務補修を受け、修了考査に合格する必要があります。そうして、初めて公認会計士として登録できるようになるのです。
そのため、公認会計士になるには、公認会計士試験に合格し、2年以上の実務を経験し、修了考査に合格するというプロセスを踏む必要があります。

BIG4とは

公認会計士が所属する会社を会計事務所や監査法人と言います。日本にはBIG4と呼ばれる監査法人があるので、それらについて説明します。BIG4は実はグローバルに展開している会計事務所で日本のBIG4はそれらに所属しています。

新日本有限責任監査法人

Ernst&Youngという、世界的な会計事務所に所属する監査法人です。東芝問題で世間を騒がせましたが、日本の大企業をクライアントに多数持つ大きな監査法人です。Ernst&Youngはアメリカでは、就職したい会社ランキングで2位などにランクインする超有名会計事務所です。日本での知名度の低さは悲しいところですが、世界的にはそのネームバリューはすさまじいものがあります。

有限責任監査法人トーマツ

Deloitte Touche Tohmatsuという、世界的な会計事務所に所属する監査法人です。実はこのトーマツは「等松」という漢字が由来でBIG4の中で唯一、Globalの名前にも使用されている事務所になります。こちらも大きなクライアントを多数抱えており、会社のノリが体育会であることも有名です。

有限責任あずさ監査法人

KPMGという、世界的な会計事務所に所属する監査法人です。KPMGは四人のパートナーの名前の頭文字を取って名づけられたと言われています。

PwCあらた有限責任監査法人

PwC(Price waterhouse Coopers)という、世界的な会計事務所に所属する監査法人です。PwCあらた有限責任監査法人は、東芝の監査を新日本有限責任監査法人から引き継ぎました。

決算書に対して、東芝との見解の相違から、東芝が決算発表できないというニュースで世間を騒がせました。東芝が東証一部から東証二部に変更となったときの監査法人でもあります。PwCあらた有限責任監査法人の規模は小さく、日本では、BIG4ではなく、三大監査法人と呼ばれることもあります。

公認会計士の職階と年収

さあ、いよいよ公認会計士がどれぐらいの年収をもらっているかという話題に入っていきましょう。
監査法人では職階が別れており、職階ごとに年収レンジがあります。

スタッフの年収

<スタッフ>
シニアスタッフの指示に従い、監査業務を実施します。入所1~4年目ぐらいがスタッフに属し、勘定科目を1つ任されることが多いです。決算期には、残業が多くなりますが、その分、稼ぎが増えます。年収の目安として、500~700万円となっています。

<シニアスタッフ>
クライアントの監査においてリーダー的ポジションとなります。監査報告書を作成したり、マネージャーへの報告、クライアントとのコミュニケーション窓口となります。年収の目安として700~1,000万円。シニアスタッフまでは、残業代がもらえます。

マネージャーの年収

<マネージャー>
ときには、複数のクライアントを担当しながら、監査業務全体のマネジメントを行います。シニアスタッフからの報告を聞きながら、監査のリスク管理を行います。また、彼らでは対処できない問題があれば、マネージャー自らが問題の対処にあたります。年収の目安は1,000~1,500万円となっています。マネージャーからは管理職扱いとなり、残業代が出なくなります。

<シニアマネージャー>
マネージャーよりも、さらに高いレベルで監査をマネジメントします。パートナーの右腕として、辣腕を振るいます。年収の目安は1,500~2,000万円となっています。

パートナーの年収

<パートナー>
監査の全権を担います。パートナーは監査法人の共同経営者の位置づけで、実際に監査法人に出資を行います。決算書に対しての意見もパートナー名で記載し、クライアントの決算に問題が発生すればパートナーの責任となります。年収の目安は2,000~6,000万円。

<シニアパートナー>
パートナーの中でも、さらに上位のパートナーがこの役職につきます。監査法人自体の経営に関与します。年収の目安は、3,000万円~1億円。

ちなみに会計士は世界的に見ても、非常に夢のある仕事です。アメリカやヨーロッパのBIG4でパートナーまで登りつめたら年収は1億を超えると言われています。自家用ジェットを持っているパートナーも存在します。

米国公認会計士とは

さて、たまに米国公認会計士という資格名を聞くことがあると思います。これは、何かというと、米国(アメリカ)の決算基準に従い、監査をするための資格です。

米国で米国の企業に対して監査を行っている会計士は米国公認会計士資格を保有しています。比較的日本の公認会計士資格より取りやすく、英語力の証明になることから、日本のビジネスマンにも人気です。海外転職への切符にもなります。

会計士の年収はどのくらい?一挙公開!のまとめ

いかがでしたでしょうか。公認会計士の年収や実態について理解できましたか!?上記では、BIG4の説明に終始しましたが、公認会計士に合格し、経験を積んだ後に独立する人も多いです。そうなれば、自分のビジネススキルにより、BIG4のパートナー以上に稼ぐことも夢ではありません。あなたも公認会計士を目指してみませんか!