フリーランスがクラウドソーシングで受注する際に注意すべき点

クラウドソーシングサービスで発注している人を見極める

フリーランスがクラウドソーシングサービスで仕事を探す場合、まずは案件の条件ありきで仕事の検索をすることが多いと思います。例えばフリーランスエンジニアであれば、Ruby on Railsの案件を受注したいのであれば、RubyとかRailsなどの単語で仕事を検索するでしょう。入り口としてはこれはこれで間違いではないと思います。

ただ、この条件で仕事のリストが出てきた場合にまず注目すべきは、その仕事の発注者がどのような人か?という点です。過去の取引実績や素性について、できる限り情報が開示されている発注者と取引すべきだと思います。あとでトラブルにならない保守的な理由はもちろんのこと、たとえスポットの仕事であっても継続的な取引ができる余地があるのか?など、より積極的な理由でも、特に素性が明らかになっているか?という点は重要なポイントの1つだと思います。

特にクラウドソーシングサービス上の発注者の情報を元に、インターネット上で検索して何らかの情報が得られる場合は比較的信用ができると判断できるのではないでしょうか。ただしある程度の規模感のある組織がクラウドソーシングサービスで発注する場合、競合他社に動きを悟られないためにあえて判別できないアカウントを利用する場合もあるので、その点も踏まえておくとよいでしょう。

発注者のハードルをクリアした場合、次にみるポイントは仕事の内容です。仕事の内容についてはいくつかの視点があります。

まず、発注したい仕事内容の情報量の視点です。記述内容がしっかりしているかは当然ですが、特に重要なのは「他の発注者の仕事内容のコピペになっていないか」という点です。コピペで書かれた仕事内容だと、発注者側のスキル不足の疑いがあります。そもそも発注者が発注する仕事の概要をつかめていない場合、その仕事を受注するのはかなり難易度が高くなります。コンサルをするつもりで高単価が見込めるならそのような仕事をあえて受注することも選択肢の1つですが、仕事の概要をつかめていない発注者に限って、単価設定もめちゃくちゃでかなり低い単価が設定されていることも多い印象があるので厄介です。

まさに次のポイントとしては仕事に見合った単価が設定されているか?という点です。例えばシステム開発に関する話でいえば、システム要件がある程度書いてないと見積も困難ではありますが、大枠の要件が書いてあれば詳細の見積は困難でも経験的に見積額の桁くらいは推定できるでしょう。この仕事が数万円なのか数十万円なのか数百万円なのか、という粒度で検討した場合、明らかに桁のオーダーを外す単価が設定されている仕事は、受注すると大変な目にあう可能性が高いといって差し支えないのではないでしょうか。

クラウドソーシングサービスで出会った人を大切にする

発注者、仕事内容を確認して問題ないと判断し、いざ交渉して仕事を受注した場合は、たとえスポットの仕事であっても、できる限り全力でコミットすることが望ましいでしょう。プロフェッショナル意識をもって発注者と接していれば、その姿勢は思いの外伝わるものです。いざ仕事を一緒にするとなれば、スキル以上に大切なことは誠実さだと思います。

このように考えると、仕事とは付き合う人を決めるまではシビアな目線で、付き合うと決めた後は寛容な目線でみる必要があるのかもしれません。結局のところ、人としての誠実さが重要なのかもしれませんね。