転職の履歴書に欠かせない内容をチェック!職歴・学歴の書き方をご紹介!

履歴書だけで採用されることはありません。実際に面接してその人の人柄、雰囲気、立ち振る舞いを見て採用するかを決定します。 採用側としては、応募者全員を面接することは時間やコストの関係上できないので、応募資格・条件をクリアしているかどうかを見て、ふるいにかける必要があります。

履歴書は、自分の今の能力やステータスだけを見てもらうツールです。 次のステップである人間性を評価してもらう面接の機会を得るためのものです。 そしてその面接に進むために重要なのが、職務経歴書や志望動機の部分になります。 限られた情報の中で熱意を伝えるように工夫しましょう。

【転職時の履歴書】重要なポイント

採用側は、履歴書を通してあなたの今までの経験や志望動機、働く熱意を感じ取ろうとしています。

その中でも、学歴・職歴・志望動機は書類選考の際に重要なポイントとして見ています。 特に転職となると、前職での経験や結果、就業年数、年齢、社会人としてのマナーなど、新卒とは違い社会人経験者として厳しい目線で見られるということを頭に入れていきましょう。 ここをクリアしてようやく面接に進めるわけです。

【転職時の履歴書】基本的な書き方

まずは基本的な書き方の説明です。

履歴書の種類

履歴書は作っているメーカーによって内容や項目欄が異なります。自分がアピールしやすいフォーマットを選びましょう。

証明写真

証明写真はなるべく新しいものを使用してください。古くても3か月以内に撮影したものを使用するようにしましょう。

免許・資格

免許や資格は、細かいものまですべて記入するのはあまり効果的ではありません。応募する企業に合わせてアピールになるものや実務に生かせるものを記入するようにしましょう。

本人希望欄

本人希望欄は、どうしても伝えておきたい内容や条件を記入しましょう。 例えば、応募している企業の勤務地が複数ある場合は希望勤務地を記入したり、複数の職種を募集している場合は希望する職種を記入しましょう。 また、転職の場合は前職との兼ね合いで入社日が少し先になったり調整が必要な場合もあります。その場合は「現職の退職日の都合上、○月○日より入社が可能です。」のように記入しておくと良いでしょう。 特に記入することがない場合は「貴社の規定に従います」と記入しておきましょう。

【転職時の履歴書】学歴をアピールする目的

歴を記入する目的は、出身地、専攻、留学の有無、経験してきたことを把握してもらうことです。 採用担当者は学歴を見ることで、応募者の得意分野や能力、スキルなどをイメージし、募集条件と一致するかを考えます。 また、出身地次第では将来的に転勤や異動という事も視野に入れて選考するでしょう。

ここで募集条件と学歴でズレが発生する場合もあります。その時に重要になるのが、職務経歴書や志望動機です。 職務経歴書や志望動機で、自分の学歴の中で学んできたことを募集条件と上手に絡めてアピールすることが大切です。

【転職時の履歴書】職歴をアピールする目的

職歴は、今まで社会人として経験してきた仕事の内容、スキルや知識を、時には失敗談などを把握してもらいます。 採用担当者は、募集している職種の具体的な業務内容と、応募者の経験を照らし合わせて、会社にとってどんなメリットがあるかを考えます。 採用を決定する時に大きなウェイトを占める項目です。 募集条件に合わせた能力やスキルをアピールし、採用となった場合は企業にメリットを与えることができるとアピールする必要があります。

【転職時の履歴書】志望動機をアピールする目的

採用担当者は「志望度の高さや熱意がどれだけあって、採用した時会社にとってどのようなメリットがあり、利益につながるのか」という部分を知りたいと思っています。 職歴同様に、採用を判断する時に大きなウェイトを占める項目となります。

【転職時の履歴書】学歴の書き方

転職時は高校入学から大学卒業までを記入

まず1行目中央に「学歴」と記入し、その次の行から学歴を書き始めましょう。 年号の書き方は、履歴書全体で西暦か元号のどちらかに統一してください。

新卒の場合は中学校卒業から記入する場合もあるかと思いますが、転職や中途採用の場合は高校入学から大学卒業までを記入しましょう。 最終学歴のひとつ前の学歴を記入するのが基本的な書き方です。

入学、卒業は省略せずに、学科や専攻などしっかり記入しましょう。その中でも応募企業に合わせてアピールできる部分は詳細を記入するようにしましょう。

専門学校についても、学歴として記入しましょう。 専門学校と校名に入っている学校は、都道府県の認可を受けた学校ですので、たとえ夜間の専門学校であったとしても同じ学歴です。 資格スクールなどは専門学校ではないので、学歴には記入できません。取得したスキルなどは自己PR欄でアピールするようにしましょう。

留学は1年以上の場合のみ記入

1年以上の留学経験がある場合は、学歴欄に「期間、国、学校名」を記入しましょう。 留学は、大きなアピールができるポイントでもあります。 「どのような目標があって、どのような行動をして、どのようなことを学んだか」をしっかり棚卸ししておきましょう。 留学だからといって語学だけを学んだ経験を伝える必要はありません。 思いのほか語学は身につかなかったけれど、その他のコミュニケーション能力であったりビジネスビジョンを吸収できたりと、人それぞれです。 応募企業に対してアピールできるのであれば、自信を持って経験したことをアピールしましょう。

1年未満の場合は学歴として記入することはできません。しかし、短期留学の内容が応募する企業にアピールできる内容であれば、その場合は自己PR欄に記入するようにしましょう。

中退がある場合も記入

中退の経験がある場合も基本的には正直に記入しましょう。空白期間があると突っ込まれて質問されますので、きちんと理由を説明できるように整理しておきましょう。

もしネガティブな理由での中退の場合は、記入しない方が良いでしょう。必ずしも理由を記入する必要はありませんので、わざわざ悪い印象を与える必要はありません。 このような場合は「一身上の都合で退学」という形で記入しておきましょう。

例えば「進路志望変更のため退学」など前向きな理由や、「家庭の事情により退学」など、やむを得ない理由がある場合は記入しておきましょう。 前向きな理由の場合は、中退したことでどのように成長できたかといった部分までアピールできるようにしておきましょう。 また、健康上の理由で中退した場合は「健康上の理由により退学 現在は完治しており勤務に支障なし」といった形で、現在は完治しており問題ないことを記入しておくと良いでしょう。

退職後に専門学校に通っていた場合

就職、退職後にスキルアップのために専門学校に通っていた場合ですが、先ほども説明した通り専門学校であれば学歴に記入しましょう。 何のために退職してまで専門学校に通ったのか、どんなスキルを得ることができたのかをしっかりとアピールできるように整理しておきましょう。

記入間違いには細心の注意を

学歴を記入する際、記入間違いや記入漏れ、嘘を記入をすることは絶対にしないようにしてください。 最悪の場合、経歴詐称となり、採用後であっても解雇されてしまうケースもあります。 記入後の確認は、細心の注意を払ってください。

【転職時の履歴書】職歴の書き方

企業が見ている職歴のポイント

過去の職歴、経験した職歴を見て「当社で活躍できる人材か」「今回の応募内容と一致しているか」を判断しています。 転職の場合は、特に前職での職務内容やどういった結果を残しているかを見て「即戦力となるか」という視点でも見ています。 職を転々としていたり、まったく違う職種を渡り歩いていると、「忍耐力が無いのか?」「自分の能力を客観的に把握できていないのか?」などとマイナスイメージを持たれる場合もあります。職歴が多い人や、複数の職種を経験している人は、きちんと納得されられる理由も記入しておきましょう。 また、職歴と職歴の間にブランクがある場合も、その期間は何をしていたのかも記入しておくと、相手に安心してもらえるでしょう。

手書きは好印象なのか?

一昔前は手書きの履歴書が一般的でしたが、現在はビジネスシーンでのパソコンの使用は当たり前になったので、どちらでも問題はありません。 これは採用担当者単位での評価基準になってしまうので、一概には言えませんが、手書きだから書類選考に通過しやすいなどということはなさそうです。 ただ、字の綺麗さ、丁寧に書いているか、などを見る採用担当者もいます。 逆に、パソコン作成の場合は、パソコンスキルや作成能力を見るという採用担当者もいます。 どのような方法だとしても、最終的には内容で選考されるので、そこまで気にすることもないでしょう。

職歴には要点のみ、詳細は職務経歴書で

基本的には履歴書の職歴欄に勤務した企業名と就業期間を記入し、詳細な職務内容やアピールポイントは職務経歴書に記入するのが良いでしょう。 アピールポイントを記入するときは、応募企業に合ったアピールを記入するようにしましょう。

職歴が多すぎて履歴書に書ききれない場合は、「詳細は職務経歴書に記載」と記入しても構いません。

履歴書に書きたくない転職・職務経験はどうする?

短い職歴は省略しても構いません。嘘の職歴を記入するのはNGですが、すべての職歴を記入するかどうかは応募者の自由です。 ですが、どのような職歴でも何かしらスキルや経験をしていると思うので、なるべく記載してアピールできるポイントを増やすという考え方もできます。

転職が多い場合は、入社してもすぐに辞めてしまうのでは?という部分を懸念するかと思います。 しかし、多くの職種を経験している強みもありますので、一度今までの職歴での経験や学んだスキルを棚卸ししてみましょう。 自分の経験と、応募企業の求める能力の共通点を見つけて、自分ができることを見つけましょう。

仮に転職回数が多かったとしても、企業が求める人材・能力と一致すれば評価につながります。 多くの職を経験しているという部分をポジティブに捉え、他にはない強みとしてアピールもできます。 応募した企業で、自分の能力・経験・強みを発揮できるかという部分に焦点を合わせてみてください。

アルバイトは職歴に記入するのか?

こちらも基本的にはどちらでも構いません。アルバイトの経験から転職に有利なスキルを身につけた場合はアピールポイントとなるので記入しておきましょう。 逆にアピールにならないようなアルバイトであれば省略しても問題ありません。

【転職時の履歴書】職務経歴書について

ここまでは履歴書の中の職歴部分を説明してきましたが、より詳細な職歴を記入する「職務経歴書」について説明していきます。

履歴書は、今までの学歴、職歴、志望動機、現在の居住地など、自分の基本となるデータを伝えるツールです。 一方、職務経歴書は、今までの職種での経験や行動、結果、強み、成長過程など、個人の能力や経験をより具体的にアピールするツールとなります。

転職の場合は、今までの経験という部分に注目されますし、即戦力として働いてもらえるかという部分を見られます。 応募企業によって求める人材・能力は異なりますので、今までの経験と自分の能力の中から、アピールできる部分をピックアップして記入していきます。

職務経歴書には、「職務経歴」「志望動機」「自己PR」といった、応募する際に必要な要素がすべて含まれると言っても過言ではありません。 採用担当者によっては、職務経歴書を重点的に見て面接するか判断するという人もいます。

それくらい大事なアピールの場です。アピールの仕方、まとめ方、採用担当者が見やすい構成になっているかなど、全力で書くことが採用への近道と言えるでしょう。

繰り返しになりますが、しっかりとした職務経歴書を完成させるには、まずは自分の棚卸しが必要となるので、しっかりと自分と向き合う時間を作るようにしましょう。

【転職時の履歴書】職務経歴書は応募企業ごとに作成する

転職活動をする場合、複数の企業に応募することが多いと思います。効率的に転職活動を進めたいところです。 履歴書は自分の基本となるデータなので、企業ごとに変える必要は少ないかと思います。 しかし職務経歴書は、少々手間がかかりますが応募企業ごとに変える方が良いでしょう。

同じような職種であれば、似たような職務経歴書で問題なさそうですが、企業ごとに強みも違いますし、扱う商材も違います。その点にフォーカスしたアピールが必要になります。

もちろん職種が変われば職務経歴書でアピールする内容はガラリと変わるでしょう。

採用担当者は、何百人、何千人もの履歴書と職務経歴書を見ています。 使い回している職務経歴書は一目瞭然です。

【転職時の履歴書】PDF・Wordなどのテンプレートも活用

履歴書や職務経歴書を作成する場合、PDFやWordでの作成も可能です。 PDFの場合は印刷用として活用し、Wordの場合はパソコンでの作成用として活用しましょう。

ネット上には多くのテンプレートが存在します。 JIS規格PDF・Word、転職用PDF・Word、学生用PDF・Wordなど、自分のアピール方法にあったレイアウトのPDF・Wordをダウンロードしてみましょう。

ハローワーク

ハローワークにもPDFのテンプレートがあります。 履歴書、職務経歴書のテンプレートPDFをはじめ、作成時の注意点や送付状、応募書類を入れる封筒の説明用PDFも掲載されています。 PDFの他にもExcel版履歴書もあります。

自動作成ツール

年、様々な種類の履歴書を自動作成してくれるサービスも増えてきています。 PDFやExcel形式で作成できますし、プリンターがなくてもコンビニ印刷ができるサービスもあり、非常に便利になっています。

【転職時の履歴書】まとめ

今回は転職時の履歴書に欠かせない職歴や学歴の書き方を説明しました。 終身雇用制度が崩壊しつつある現代で、複数の職種を経験するのは当たり前のこととなってきています。 一昔前はいくつもの会社を転々とすることはあまり良くないイメージがありましたが、今は変わってきています。 複数の会社を経験することで、ひとつの会社に在籍しているだけでは経験できないことを経験できますし、様々なスキルも身につけることができるようになりました。

新たに転職する際には、応募企業の募集条件に合わせたアピールが必要になるので、今までの経験やスキルの棚卸しをして自分を見つめ直す時間が必要になると思います。

相手に合わせたアピールというのは、社会人として必ず必要になってくるスキルでもあります。

この自分の棚卸しという作業は、必ず今後の自分のためになる作業なので、定期的に行う事をオススメします。

まずは書類選考を突破して、面接でもしっかりアピールして、採用に向けて頑張ってください。