【会社の役職】役職名や肩書き、役職一覧などを分かりやすくまとめてみた

キャリア/就活

新社会人や転職したばかりの人など、日本の会社で働き、多くの人と名刺交換をするたびに様々な役職(肩書き)があることに驚きます。一般的なものから、この役職(肩書き)名はここにしかないだろうなというものまで、いろいろです。

肩書きと言えば、「会長」、「社長」、「部長」などをイメージします。銀行では「社長」のことを「頭取」と言います。調べてみればいろいろと面白い事実も分かってきましたので、今から紹介していきたいと思います。

会社の役職名(肩書き)一覧を調べる前に、そもそも「役職」とは何!?

では、そもそも「役職」とは一体なんでしょうか!?英語では「役職」のことを「postion」と言います。

辞書で調べていると、「役職」とは、「役目と職務」のことを言うそうです。さらに難しくなるかもしれませんが、「ビジネス上で使用する、当人の業務責任を明確にする呼称」と言えます。

そもそも、なぜ役職が必要かというと、従業員の多い組織で従業員をカテゴライズして、管理することによりリソースの効率化が図れるということがあります。

定かではありませんが、役職により人を管理し始めたのは、はるか昔のことでしょう。もう、卑弥呼とかの時代から、それぞれに役職があったに違いありません。

日本の歴史における役職について

歴史上でわかりやすく役職の制度が出てくるのは、「聖徳太子の冠位十二階」ですね。604年に制定され、605年から648年まで利用されました。

大徳、小徳、大仁、小仁、大礼、小礼、大信、小信、大義、小義、大智、小智の12階の冠位を定め、被っている冠によって、その人の役職が分かるようにしていたと言われています。

また、軍隊などでも、細かい役職が決められており、命を左右する采配が上位の役職から下位の役職に下されていたのですから、人の命を左右するほど、重たいものという見方もできます。

「一般事業会社」の役職名(肩書き)一覧

それでは、まずは一般事業会社の役職(肩書き)一覧を説明していきます。一般事業会社というとメーカー、商社、等を言います。

一般事業会社では、役職(肩書き)は次のように定められています。

・会長...取締役会の長(おさ)であることから、会長と呼ばれます。社長の更に上位の役職として存在します。

・代表取締役...取締役会の代表です。ほとんどの会社で社長が代表取締役となっています。

・専務...取締役であることが多く、社長の次のポジションです。

・常務…取締役であることが多く、業務の責任者のポジションです。

・部長…各部署の長(おさ)です。

・課長…各課の長(おさ)です。

・係長…課長の下で、課をまとめます。

・主任…新入社員の次に最初に与えられる役職です。(※厳密には役職ではなく、職位と位置付けている会社もあります。)

「銀行」の役職名(肩書き)一覧

次に銀行の役職(肩書き)を紹介します。銀行の役職(肩書き)一覧は一般会社と異なる部分があります。

・会長...取締役会の長(おさ)を会長として定めているところと、会長は定めていない銀行に分かれます。

・頭取...銀行の長(おさ)のことを頭取と言います。

・専務…取締役であることが多く、頭取の次のポジションです。

・常務…取締役であることが多く、業務の責任者のポジションです。

・部長…本部において各部署の長(おさ)です。

・支店長…各支店の長(おさ)です。

・次長…各部署、各支店のNo2のポジションです。

・事務長…各支店において、事務の責任者を事務長と呼ぶことがあります。次長と同等の役職です。

・課長…各部署、各支店において、課の長(おさ)となるポジションです。課長を置かない部署、支店もあります。

・部長代理…本部において部長の代理を名乗ることができます。

・支店長代理…支店長の代理を名乗ることができます。

・調査役…本部において部長代理の次のポジションです。

・係長…支店において、支店長代理の次のポジションです。

・主任…新入行員の次に最初に与えられる役職です。(※厳密には役職ではなく、職位と位置付けている銀行もあります。)

「銀行」の役職名における豆知識

銀行では、なぜ経営トップのことを頭取と言うのでしょうか!?少し調べてみました。

頭取の由来は、雅楽で集団による演奏を行う際の「音頭取り」から来るものとされています。「音頭取り」というと長いので略して「頭取」と呼び始めたようです。後に雅楽だけではなく、能や歌舞伎でも「頭取」という言葉が使われるようになりました。

「頭取」という意味は、その後も使用され続け、やがて組織を取りまとめる人のことを「頭取」と呼び始めたようです。銀行の前身となる、「為替会社」が発足した際に、出資者の代表を「頭取」と呼びました。

出資者の代表が、銀行の業務執行を代表して行っていたことから、銀行の代表を「頭取」として呼ぶようになり、今に至ります。

「コンサルティングファーム、会計事務所」の役職名(肩書き)一覧

続いて、コンサルティングファーム、会計事務所の役職(肩書き)一覧についてご紹介します。コンサルティングファーム、会計事務所(監査法人)は、海外に本拠を構えており、外資系の企業の役職(肩書き)を使っています。

・マネージングディレクター…外資系ではCEOと呼ぶことが多い(後述)ですが、コンサルティングファーム、会計事務所ではマネージングディレクターが多く使われています。

・シニアパートナー…パートナーの中でも上位のパートナーであり、経営に責任を持っています。

・パートナー…会社に出資をしており、会社の運営に責任を持っています。

・エグゼクティブディレクター…パートナーの次の職階です。定めているところと定めていない会社があります。会社に出資はしていません。

・シニアマネージャー…パートナーのもとで、さまざまなプロジェクトのマネジメントを行います。

・マネージャー…シニアマネージャーのもとで、1つ、または2つのプロジェクトのマネジメントを行います。

・シニアスタッフ…マネージャーのもとで、プロジェクト執行のリーダー的役割を担います。(※厳密には役職ではなく、職位と位置付けている会社もあります。)

・スタッフ…新入社員のことを、こう呼びます。

「外資系企業」の役職名(肩書き)一覧

最後に、外資系企業における役員の役職(肩書き)一覧についてご紹介します。

・CEO(Chief Executive Officer)...日本語で「最高経営責任者」のことです。日本の一般企業における「代表取締役社長」「取締役会長」に当たります。経営に関する最高責任者です。

・COO(Chief Operating Officer)...「最高執行責任者」のことです。会社においてナンバー2の立場に位置することが多く、事業運営における営業などの業務執行において責任を持ちます。

・CFO(Chief Financial Officer)...「最高財務責任者」と訳し、会社の財務全般に関する責任者です。公認会計士などの特別な資格を持つ方が多いです。

・CTO(Chief Technical Officer)...「最高技術責任者」です。技術全般に関する責任者になります。

その他、CAO(最高総務責任者)、CIO(最高情報責任者)、CLO(最高法務責任者)など、各部門のスペシャリストが役員に名を連ねています。

最近ではベンチャー企業などでもCEO、COOなどの役職(肩書き)をよく見かけますね。

会社の役職に「さん」をつける文化について

会社の役職(肩書き)について「さん」をつけて呼ぶという話を聞いたことがあると思います。実際に、この習慣が根付いている会社も多いです。

では、なぜこの習慣があえて取り上げられるかというと、役職(肩書き)に「さん」をつけるのは間違いだと知っていても使っている会社が多いからです。なぜ、間違いかというと、役職(肩書き)は敬称ですので、「さん」をつけると日本語的におかしいのです。

同様に、文面では役職(肩書き)に「様」や「殿」をつけるのもよく目にします。皆、間違っているのは分かっていても、まわりがそのように読んでいると、そもそも敬称なのに、「さん」をつけないと失礼なのではないかと、相手を不快にさせるぐらいなら、間違っててもいいや、と役職(肩書き)に「さん」づけをしてしまうのです。

もう、ここまで来たら、それは文化として受け入れるべきなのかもしれませんね。正しい・間違っているを抜きにして。

日本語では、最近、若者の「ら抜き言葉」も問題視されています。「食べられる」を「食べれる」など、「ら」を抜いて話すことが一般化しています。

皆が使っていたら、それが合っていようが、間違っていようが、正しいという考え方もあるのかもしれません。この考え方は新しい分野や所品における「デファクトスタンダード」の考え方に似たところがあります。

デファクトスタンダードとは

余談ですが、「デファクトスタンダード」とは、英語で「de facto standard」と書きます。ある市場や製品において先行者が作り上げた仕様が事実上の標準となるようなことを言います。

例えば、マイクロソフトは世界各国で最も利用されているパソコンのOS「Windows」を販売しました。そのため基本的にほとんどのパソコンメーカーは「Windows」に合わせたパソコンを作成します。パソコンソフトの開発者も、「Widnows」のOS上でソフトが正しく動作するように開発を行います。

これが市場のほぼ全てを握っている会社が作り出す事実上の標準「デファクトスタンダード」です。別に○○協会や法律で定めなくても、どの会社も「Windows」に合わせて仕様を設計するのです。

一部、アップルのように自社でOSを開発し、Macなどの自社製品に搭載するというような会社もありますが、少数派です。つまり、何が言いたいかというと、間違った日本語も使い続けて、正しい日本語より圧倒的に利用者が増えた場合は「デファクトスタンダード」のように、「正しい」の権利を奪うことができるということです。

【会社の役職】役職名や肩書き、役職一覧などを分かりやすくまとめてみた

いかがでしたでしょうか!今回、いろいろな会社の役職(肩書き)をまとめてご説明しました。業種や内資・外資によって呼び方が変わったりして、面白いですね。

また、日本で話題にあがることのある「役職(肩書き)」+「さん」づけについての話題についてもお話ししました。

これらの、役職(肩書き)に関する話を小ネタとして挟んでおき、飲み会などで話してみてください。