中小企業診断士資格は転職に有利

資格概要

中小企業診断士資格は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。 経済学、経営戦略、人事、マーケティング、財務・会計、物流、店舗管理、IT、法務など、幅広い知識を身につけられます。

資格保有者の人数・属性

中小企業診断士として登録している人数は、約22,500人。 独立行政法人中小企業基盤整備機構のデータによると、 資格保有者の職業は、 経営コンサルタント(コンサルティング会社勤務&独立開業)として働く人が約38%、 企業内で勤務(コンサルティング会社除く)している人が約55%。 年齢構成は、40歳代~50歳代で約54%を占めており、30歳代は約14%という状況。 男女比は、男性約97%、女性3%。

資格取得には1年間は学習期間が必要

この資格は2ヶ月、3ヶ月勉強すれば取得できるものではなく、少なくとも1年は学習期間が必要です。 1次試験・2次試験の合格率はともに約20%。1年間で資格を取得できる確率は3~5%と難易度の高い資格であるため、2年、3年と勉強をして資格取得する人も多いのです。 中小企業診断士資格は確かに転職で有利になりますが、この資格がなければ申し込めない求人が少ないのも事実。 この資格の有無が採用の決め手になる可能性は高いとはいえません。

コンサルティング業界の転職で有利に

”中小企業診断士資格は、特にコンサルティング業界の転職で有利になります。 この資格は経営コンサルティングで唯一の国家資格。 コンサルティングをするうえで必要となる知識があることをアピールすることができます。 経営戦略、人事、財務等、幅広い知識があることの証明になるため、戦略系コンサル・組織人事コンサル・財務コンサルなど、コンサルティング業界であればどんな分野でも評価されます。 ただし、この資格を持っているだけでコンサルティング業界の転職市場で優位にたてるわけではありません。あくまでコンサルタントとしての実力・実績があったうえで、プラスアルファの要素としてこの資格が評価されますのでご注意ください。

コンサルティング以外の業界・職種の転職でも有利に

幅広い業界・職種で中小企業診断士資格は転職で有利になります。 それは中小企業診断士資格を取得するために学ぶ領域が広いことと、難易度が高いからです。 中小企業診断士試験では、経済学、財務・会計、経営理論、運営管理(サプライチェーンマネジメント)、法務、情報システムなど、ビジネスで役立つ幅広い知識を求められます。 この資格はこれらの知識があることを証明するものなので、クリエイターなどの専門職種を除いて、多くの職種・業界の転職で有利になる場合が多いです。 さらに、試験科目が多く、最低1年の学習期間が必要とされているため、企業側が知識の習得に粘り強く取り組める人、継続力のある人だと見てくれることもあります。 また、企業をコンサルティングできる知識があることから、経営者の視点から考えられる人だと見てくれることもあります。 知識そのものだけでなく、こういった印象面でも転職で有利になることがあります。

特に地方の転職で有利な場合が多い

幅広い業界・職種の転職で有利になる中小企業診断士ですが、特に地方の転職で有利になります。 なぜなら地方には中小企業診断士が少なく、年齢も60歳以上の人が多いため、40代までの中小企業診断士は希少価値が高いからです。 また、転職した後、この資格を活かして将来独立開業を考えている人は、都心よりも地方の方が断然仕事が得やすいです。 公共機関からの仕事の依頼をもらえることがこの資格のメリットの一つ。 中小企業診断士の数が少ない地方であれば、都心よりも公共機関からの仕事が得やすく、独立開業をしても安定的に収益を上げられる可能性が都心よりも高いといえます。

まとめ

”中小企業診断士資格を取得することで転職で有利になり、転職をしなくても取得のメリットは多くあります。 ただし、試験科目が多く、難易度も高いため勉強期間が長く、労力がかかるのも事実。 取得を検討している人は労力を考慮したうえで、資格取得にチャレンジするか判断しましょう。