メールの御中に注意!社内や各位、複数などの場面別ので使い方を解説

ビジネス

今回はビジネスメールにおける「御中」の使い方について解説したいと思います。自分で使うことはないかもしれませんが、ビジネスメールのやりとりの中で、「御中」という宛先を見られたことがある方は多いと思います。

そのビジネスメールで使われる「御中」について今回は調査し、丁寧に解説していきます。

ビジネスメールのやりとりの頻度はどのくらい?

さて、社会人の必須業務といえば、メールの作成、確認、返信などがありますよね。その中でも圧倒的に多いのは、ビジネスメールを読んで、内容を確認するということでしょう。

返信する必要があるメールとないメールがあると思います。それでは、ビジネスメールが1日にどれくらいやりとりされているのかを調べてみましょう。

そうすると、「一般社団法人日本ビジネスメール協会」が行う「ビジネスメール実態調査2017」というものが公表されています。

その結果について内容を抜粋します。一般的なビジネスマンがやりとりするビジネスメールの1日あたりの量は「送信が12通」、「受信は39通」という結果が出ています。

傾向としては、役職が上の人のほうがよりメールの量が増えていくということです。メールの確認頻度は「1日に10回以上」の人が最多という結果となったそうです。

いかがでしょうか!?やはり、皆さん、なかなかの量のメールを毎日やりとりされていることがわかります。

メールの「御中」に関する使い方

それでは、実際にメールの「御中」に関する使い方を見ていきたいと思います。おそらく、皆さんが見られたものは、「○○社御中」、「○○社○○部 御中」という宛名かと思います。

これらは、正しい使い方がされています。「御中」という宛名は、組織名の後につけるのが正しい使い方だからです。

ちなみに間違った使い方としては、「○○社○○部 田中部長御中」のように人の後につけると間違いになります。また、間違いがちな例として、「○○社○○部 採用ご担当者御中」です。

この場合は、「○○社○○部 採用ご担当者様」が正しいものとなります。しかし、「○○社○○部 採用係御中」であれば問題ありません。

メールの「御中」に関する使い方2

採用係という組織を示しているからです。御中は組織につけると言いましたが、どれぐらいの大きさの組織まで利用可能でしょうか。

常識の範囲も踏まえて考えていきましょう。つい数年前に、「保育園落ちた。日本死ね。」というブログ記事が話題になりました。

それでは、「日本御中」という言葉が使えるのかというと、日本という組織に向けたものだという認識なら使い方としては、合ってるかもしれませんが、常識の範囲ではありえませんね。

一般的に、最大の単位は「会社」と言われています。「○○社御中」、「××社御中」などです。

中小企業などなら、これで問題ありませんが、社員1000人以上の会社に「○○社御中」では、かなり雑であることは間違いありません。

できるだけ、部署を絞りこむか、メールの題名に一目で内容がわかるようにしておきましょう。

社内メールにおける「御中」の使い方

一方、社外以外でも社内メールでも「御中」を使う機会があります。それは、組織宛(複数ではなく誰か一人の責任者)にメールを送るときです。

ここでいう「複数ではなく誰か一人の責任者」とは、組織の誰かひとり担当者が読んで対応してくれればよいという意味です。

同じ社内のため会社名は除きますが、「〇〇部御中」、「○○部○○課御中」などと、その部署を宛名(複数ではなく誰か一人の責任者)にしたメールで利用します。

例えば、社内宛にシステム部から経理部(複数ではなく誰か一人の責任者)にシステムを新しくリリースして、そのリリースの案内と使い方の社内向けの説明を送る場合は、宛名は「経理部御中」(複数ではなく誰か一人の責任者)となります。

システム部から経理部(複数ではなく誰か一人の責任者)に部として、通知したという事実がこれでできます。また、似たような宛名で各位というものがあります。

もし、このメールを全員(複数の相手)に読んでほしいという趣旨であれば、「経理部各位」となります。各位とついていればその部署全員(複数の相手)が担当となるのです。

「御中」以外の言葉も確認!ビジネスメールにおける「様」の使い方

今回は、ビジネスメールにおける「様」の使い方を説明しましたが、基本の「様」についても確認しておきましょう。

「様」は人名の後に使う一般的な敬称です。変わった敬称では「殿」などもありますが、間違えて使ったら恥ずかしいので、「様」を使っておけば無難でしょう。

説明するまでもないかもしれないですが、例を提示しておきます。「○○様」と単に名前だけで書く場合もありますし、「○○社○○部○○様」と送る場合もあります。

最初の1通目は、「○○社○○部○○様」と書き、返信のやり取りの中でどんどん簡素化していくというのが、一般的な慣習となっています。

ビジネスメール「御中」を使用した例1

それでは、ここから実際にビジネスメールに「御中」を使用した例を見ていきます。
1つ目は、企業の採用に応募する際のメールの送り方です。

専用のWebサイトを作っているところもありますが、応募の方はこちらまでメールを送ってください。とWebページに掲載している会社もあります。

実際にそこには、人事部<aaaaaa@co.jp>とメールアドレスが記載されていたとします。その際は、以下のように送りましょう。

<ビジネスメール「御中」を使用した例1(1通目)>

○○社 人事部 御中

お世話になります。
貴社のWebサイトで求人の募集を見て連絡させていただきました。
私、△△と申します。

ぜひ、貴社の採用選考にエントリーさせていただきたく、
添付のように「履歴書」と「職務経歴書」を送付させていただきます。

よろしくご査収ください。

△△
-----------------------------------------
氏名:△△ △△
住所:東京都……
電話:080-1111-1111
Email: xxxxxx@gmail.com
-----------------------------------------

<ビジネスメール「御中」を使用した例1(2通目)>
2通目は先方からの返事です。

△△様

お世話になります。
私、○○社人事部の□□と申します。

この度は弊社、求人にエントリー頂き誠にありがとうございます。
「履歴書」と「職務経歴書」について拝受いたしました。

書類選考を実施し、その結果を改めて連絡させていただきます。
1週間程、お時間を頂ければと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

-----------------------------------------
○○社人事部

氏名:□□ □□
住所:東京都……
電話:03-2222-2222
Email:aaaaaa@co.jp
-----------------------------------------

<ビジネスメール「御中」を使用した例1(3通目)>
3通目はこちらからの返事です。

○○社人事部
□□様

お世話になります。
△△です。

ご連絡ありがとうございます。
書類選考の期間について承知しました。

引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。

-----------------------------------------
氏名:△△ △△
住所:東京都……
電話:080-1111-1111
Email: xxxxxx@gmail.com
-----------------------------------------

これが、会社の採用へ応募する際のメールのやりとりの例です。

ビジネスメール「御中」を使用した例2

続いて、ビジネスメール「御中」を使用した例の2つ目を見ていきましょう。これは社内用のメールです。

システム部から経理部に向けた経理システムリリースに関するお知らせです。

<ビジネスメール「御中」を使用した例2(1通目)>

経理部御中

お世話になります。
システム部の○○です。

既にご承知の通りですが、この12月より現在利用中の経理システムを
大幅にバージョンアップします。
様々な機能が追加され、業務が楽になるいっぽうで、使い方に関する
問い合わせも大幅に増加することが予想されます。

今回、システムの受け入れテストを実施している中で、マニュアルも
作成しました。
このマニュアルを一度、ご確認していただけますでしょうか。

実際にテストを実施したいという方には、テスト環境での操作練習の
機会も提供可能です。

それでは、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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○○社システム部

氏名:〇〇 〇〇
住所:東京都……
電話:03-2222-2222
Email: bbbbbbbb@co.jp
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<ビジネスメール「御中」を使用した例2(2通目)>

システム部○○様

お世話になります。
経理部の△△です。

経理システムのバージョンアップに関するご連絡ありがとうございます。
内容について承知しました。

まず、マニュアルを確認し実際の業務との相違点などを
整理していきたいと思います。

システムの利用方法について疑問が出てきましたら、○○様に
連絡させていただきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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○○社経理部

氏名:□□ □□
住所:東京都……
電話:03-2222-2222
Email:cccccccccc@co.jp
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「御中」以外の言葉も確認!ビジネスメール「各位」を使用した例

いかがでしたでしょうか!?実際にビジネスメールにおいて「御中」を利用した例をご確認いただきました。

一方で、「各位」の使い方はどのようなものかについてもここで例を見ながら確認しておきましょう。

<ビジネスメール「各位」を使用した例>

システム部各位

お疲れ様です。
○○です。

本日は、以前にご案内していた通り、忘年会を開催させていただきます。
皆様、業務ご多忙かと思いますが、本日は早めに切り上げ忘年会に
備えていただけますよう、よろしくお願いいたします。

【忘年会の詳細】
日時:12月1日(金)19:00
場所:居酒屋太郎(東京都……)
電話:03-1234-5678

席につきましては、お席の上に皆様のお名前をご用意していますので、
ご自分のお名前がある席にお座りください。

それでは、本日、皆様と忘年会の席でお会いできることを楽しみに
しております。

幹事一同

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○○社システム部

氏名:〇〇 〇〇
住所:東京都……
電話:03-2222-2222
Email: bbbbbbbb@co.jp
-----------------------------------------

メールの御中に注意!社内や各位、複数などの場面別ので使い方を解説!のまとめ

いかがでしたでしょうか!?本日はビジネスメールで利用する「御中」について例を交えながら徹底的に解説してきました。
社外や社内向けに送るときの違いや、「各位」、「様」の使い方にも言及しました。

もう一度、簡単におさらいしておきます。「御中」は組織宛に送るときに利用します。

「○○社御中」、「○○社○○部御中」といったような使い方ができます。そして、「御中」は特定の人ではありませんが、組織を代表して誰かといった意味を込めて使われます。

相手の組織全体に向けたメールの場合は、「○○部各位」というように「各位」をつけて全員に向けて送ります。

「様」については、人名の後につけます。「○○社○○部○○様」といった形です。

また、「○○社○○部○○ご担当者様」というような使い方も可能です。

以上、この記事のまとめとなります。「御中」を正しく使い、皆様のビジネスマンとしてのスキルがますます上がっていくことを願っています。