賞与はもらえる?嘱託社員の給与相場や就業規則

「嘱託社員」と聞いて「正社員」や「契約社員」と、どう違うのか分かりますか。「嘱託」とは「仕事を依頼する」という意味ですが、では「嘱託社員」とはどのような雇用形態なのでしょうか。 「嘱託社員」とは、非正社員の雇用形態の一つで、雇用期間に定めがある有期雇用契約のもとで、働いている人のことです。「嘱託社員」というのは法で規定されているものではないので、明確な定義はありません。 実際には、定年退職後の再就職で、雇用契約をした社員を指すのが大半です。有期雇用契約ですので、契約期間の満了をもって終了、契約更新されれば、そのまま継続という形になります。 「嘱託社員」の意味は企業などによってさまざまで、医者や弁護士など高いスキルをもつ人を雇う際に「嘱託社員」と呼ぶこともあるようです。

嘱託社員・契約社員・正社員の違い

正社員

「正社員」とは、正規雇用で企業に雇用された従業員のことで、「正規社員」ともいいます。雇用契約上、特別な取り決めなく雇用された社員のことです。 「正社員」には、雇用期間の定めがないこと(終身雇用)、解雇が厳しく制限されていること、原則としてフルタイムで勤務し、三六協定(さぶろくきょうてい・労働基準法36条に基づき労働時間が1日8時間、週40時間を超えてはならない)の範囲内で残業も義務付けられているのが特徴です。また、フルタイムといっても企業により所定労働時間は異なり、裁量労働制や短時間勤務などの「正社員」も存在しています。 また、多くの「正社員」の場合は、企業の中でも中心的に働き、安定的に処遇されています。

契約社員

「契約社員」とは、一般的に「雇用期間に定めがある従業員」のことです。「正社員」には、雇用期間の定めがありません。つまり、企業側から解雇されたり、自ら退職しない限り、ずっと働くことができます。 それに対して「契約社員」は、雇用契約で定められた期間だけ勤務し、契約期間が満了した時点で仕事は終了となります。契約が満了した時点でそのまま勤務する場合は契約更新し、契約更新しない場合は、別の企業などに行くことができます。この契約の形態を「有期雇用契約」といいます。 「労働契約法」では、「契約社員の契約期間は最長で3年間」と定められています。ただし、高度な専門知識をもついわゆるスペシャリストと、60歳以上の従業員との契約は、「最長で5年間まで」となっています。

嘱託社員

「嘱託社員」とは、「契約社員」と同様に、「雇用期間の定めがある従業員」のことを指します。企業と「有期雇用契約」を結んで勤務するということですから「契約社員」と同じことになります。 法の上では「嘱託社員」という契約区分が存在するわけではありませんので、別の言い方をするなら、「嘱託社員」とは、『一部の「契約社員」につけられた呼び名』ということになります。定年退職後の「正社員」を再雇用した場合に「嘱託社員」と呼ばれるのは、定年退職後に雇用期間の定めがなかった従業員が、「有期雇用契約」になったためです。 「嘱託社員」と「契約社員」の違いといえば、労働時間です。「契約社員」はほぼフルタイムなのに対し、「嘱託社員」の労働時間はまちまちで、定年退職後の再雇用のケースが多いことから、臨時や非常勤意味合いが強いです。

まとめ

「嘱託社員」について紹介してきましたが、かなり就業規則に縛られた、不自由な契約形態である印象を持ちます。契約する際の就業規則によって、さまざまなことが変わってきてしまいます。「嘱託社員」として勤務する際には、就業規則をきちんと理解し、納得したうえでの契約をおすすめします。