【ITパスポート】難易度・勉強時間の目安とは

目次

はじめに

ITパスポート試験は、ITに関して基本的な知識を有していることが証明できる国家試験、として、2009年から実施されています。 勉強時間の目安として、「IT業務への従事者で、二週間から合格が目指せる」とも言われていますが、生半可な勉強時間では、やはり合格は難しいとされ、実情は受験者のみが知るところとなっています。

ITパスポート試験とは?

ITパスポート試験とは、経済産業省主導のもとに行われているIT系国家試験の一つで、正確には「情報処理技術者試験」のうちのひとつとなっています。 この「情報処理技術者試験」とは、IT化が進む現在において、情報処理技術者の技術向上、学校や企業の教育水準の確保、情報処理技術者の評価尺度の確立、などを目的として実施され、試験にはレベル1から4までの試験区分が設けられています。

ITパスポートの難易度

ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の中でも一番下位に位置する試験です。 下記は、各試験の一覧とレベルの位置づけです。 情報処理技術者試験の区分一覧 【レベル1】 ITパスポート試験 【レベル2】 情報セキュリティマネジメント試験 基本情報技術者試験 【レベル3】 応用情報技術者試験 【レベル4】 ITストラテジスト試験 システムアーキテクト試験 プロジェクトマネージャ試験 ネットワークスペシャリスト試験 データベーススペシャリスト試験 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ITサービスマネージャ試験 システム監査技術者試験 レベル1に位置づけられるITパスポートは、他情報処理技術者試験の中でも比較的難易度の低い試験といえるでしょう。 目安として、IT業界入門者や、事務職や営業職などの、業務において広く浅いIT知識が求められる受験者を想定しており、上位の試験に比べると、短い勉強時間で合格できるため、就職や個々のスキルアップなどのために受験する方が増えています。

ITパスポート試験の成り立ちと、その難易度が低いとされる理由について

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もともと、国が主導する情報処理技術者試験として、1994年から「システムアドミニストレータ試験」が実施されており、なかでも1996年から実施された「初級システムアドミニストレータ試験」が、情報処理試験の入門レベルとして広く知られていました。 その後、世の中のIT化が進むにつれて初級システムアドミニストレータ試験の受験者も増加していったことから、より幅広いIT利用者を想定した、より難易度の低い入門レベルの試験実施が求められ、2009年に初級システムアドミニストレータ試験の内容を継承し、さらにその試験内容を、より基礎的な情報処理知識に合わせて改編した「ITパスポート試験」が制定される流れになったとされています。 当時、初級システムアドミニストレータ試験として実施されていた内容の多くは、現在では「基本情報技術者試験」の内容に相当し、それより上の難易度を有する高度情報処理技術者試験も含め、IT化の促進に伴い情報処理技術者試験の細分化が行われ、その中の入門レベルとしてITパスポート試験が誕生した、という捉え方がされています。

ITパスポート試験の狙いとその対象

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ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を有することを証明する試験とされています。 現在、企業や学校、また生活全般においてもITがその基盤となっており、それらを、正しい知識によって扱うことが出来る、幅広い知識を有した職業人材が必要となることから、技術職のみならず、営業職や事務職においても必要とされるIT系の資格として、今後ますますその重要性が増していくと考えられています。

ITパスポート試験の受験方法の特徴

ITパスポート試験では「CBT方式」と呼ばれる試験が導入されています。「CBT」とは「Computer Based Testing」の略で、試験のすべての過程をパソコン上にて実施するテストの方式を指しています。 2011年、ITパスポート試験では、国家試験として初めてこの方式が採用され、これにより全国、広範囲の試験会場にて、幅広い日程にてITパスポート試験を受験することが可能となりました。 その他の情報処理技術者試験が、マークシート方式による回答、および年一回、または年二回の実施、かつ試験会場として地域の教育施設や公的施設などを使用して限定的に行われていることを考えると、ITパスポート試験の方が受験機会が圧倒的に多く、これがITパスポート試験の受験者を増やす一因となっています。

ITパスポート試験の試験区分と問題数、配点など

ITパスポート試験では、試験区分が「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の三区分に分かれています。 試験は1000点満点で、60%以上の正解率、および上記三区分の各分野において、それぞれ30%以上の正解率を有することが条件とされています。 これにより、ある特定の区分のみに偏った回答は認められず、三つの区分それぞれにおいてバランス良く正答することが必須となります。 また、問題数は全部で100問、そのうちストラテジ系が約35問、マネジメント系が約20問、テクノロジ系が約45問で、問題数の詳細はその都度変動します。

ITパスポート試験区分(1)ストラテジ系

ストラテジとは、おもに経営全般における知識を指しており、その内容は「企業と法務」「経営戦略」「システム戦略」となっています。 情報処理系の試験でありながら、経営についての内容が試験で扱われるところに難しさを感じるかもしれませんが、その試験内容は、同じ分野の高度情報処理試験にあたる「ITストラテジスト試験」等と比較して、初歩的な内容となっています。

ITパスポート試験区分(2)マネジメント系

マネジメント系の分野では「開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」の内容についての設問があり、主にITシステムを開発し、導入していく流れにおける知識について問われます。 マネジメント経験の無い、学生やインターン生などにとっては、比較的難易度の高い分野であり、主に用語の理解に多くの勉強時間が使われます。

ITパスポート試験区分(3)テクノロジ系

テクノロジ系はその名の通り、ITの根幹の部分にあたる技術的分野を指しており、「基礎理論」「コンピュータシステム」「技術要素」の三つの分野について出題されます。 この分野では、プログラミング、データベース、ネットワークなど、その後の高度情報処理試験に通じるような技術的設問も多く、計算が求められる設問も見受けられるため、問題の解き方自体を理解して回答する必要があります。他の二分野に比べて比較的勉強時間を必要とする分野といえるでしょう。

ITパスポート試験の分野別難易度と勉強時間の目安のまとめ

情報処理技術者試験の中でも、初級レベルの難易度とされるITパスポート試験でも、上記の通り、「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の三つの分野から幅広い出題が行われるため、ITの実務経験がない方などは、中途半端な勉強時間で合格できる確率はかなり低いと言えるでしょう。 それでは、実際各分野の難易度はどの程度で、どれほどの勉強時間で合格できるのか、勉強時間のおおむねの目安はあるものなのでしょうか。

ITパスポート試験の分野別難易度:企業活動(ストラテジ系)

主に企業の財務や損益計算、組織に関連する用語などの説明が求められます。一般的な受験者には耳馴染みのない分野でありながらも、用語の回答など、暗記で対応できる問題も半数あり、比較的難易度は低い傾向にあります。 組織や企業活動などの知識を有しているか、が問われます。

ITパスポート試験の分野別難易度:法務(ストラテジ系)

企業の中でも、主に法律に関する知識を問われます。著作権、意匠権、労働法規など、法律の内容や用語を理解したうえで回答できるかが目安となっており、難易度は低い傾向にあります。 企業活動に関係する、さまざまな法律について出題されます。

ITパスポート試験の分野別難易度:経営戦略マネジメント(ストラテジ系)

マーケティングや経営戦略の手法などについて出題されます。この分野も、用語の理解が問われます。 主に、経営者や管理職以上の人間にとって必要となる知識と言えそうです。

ITパスポート試験の分野別難易度:技術戦略マネジメント(ストラテジ系)

技術開発戦略の立案、および技術開発計画が主な出題範囲となっており、用語の説明、および技術開発の流れについてなどが出題されます。出題割合が少なく、比較的難易度は低いと言えます。 開発の現場でどのようなことが行われているかが体感できる分野となっています。

ITパスポート試験の分野別難易度:ビジネスインダストリ(ストラテジ系)

製造や生産、商取引に関する出題も多い傾向にあります。問題を読み解き、一部では計算することも求められるため、難易度はやや高めと言えるでしょう。 システム開発の中でも、主にそちら側の知識がもとめられるため、システムエンジニアやプログラマなどにとっても、やや扱いづらい分野と言えそうです。

ITパスポート試験の分野別難易度:システム戦略(ストラテジ系)

業務プロセスやソリューションビジネスについて、主に用語の理解などについて問われます。SNSに関する出題があるところも、特徴の一つです。問題数の割合は多めですが、難易度はやや低いと言えるでしょう。 ストラテジ系の各分野と近く、こちらもIT系経営者などには必須の知識と言えそうです。

ITパスポート試験の分野別難易度:システム企画(ストラテジ系)

システムの導入を企画し、それを導入するまでの流れについて、知識が求められます。一般的なシステム導入の流れを理解しているかがポイントとなり、難易度はそれ相応のものとなっています。 システム開発を行う人間にとっては、少ない勉強時間でも比較的回答しやすい、身近な分野の出題と言えるでしょう。

ITパスポート試験の分野別難易度:システム開発技術(マネジメント系)

システム開発の各工程について、さまざまな設問が用意されています。システム開発の現場がイメージできるかによりますが、経験のない人間にとっては、難易度は比較的高めと言えます。 上記のシステム企画と同様、システム開発を行う人間には身近な分野となっています。

ITパスポート試験の分野別難易度:ソフトウェア開発管理技術(マネジメント系)

ソフトウェア開発の手法やその工程について知識が求められます。用語の説明がほとんどとなっているため、難易度は比較的低めと言えるでしょう。 ソフトウェア開発の基本的な知識が必要となります。

ITパスポート試験の分野別難易度:プロジェクトマネジメント(マネジメント系)

プロジェクトを遂行していくにあたり、それをマネジメントするためのさまざまな知識が出題されます。マネジメント系の他分野に比べて計算問題も多く、難易度は比較的高い傾向にあります。 マネジメント系の分野であるため、管理職以上の人間にとって必要な知識が多く出題され、若年層は回答のしづらさを感じる分野かもしれません。

ITパスポート試験の分野別難易度:サービスマネジメント(マネジメント系)

システム導入後の、運用面における知識が問われます。用語の理解、および運用の現場がイメージできるかがポイントとなりますが、用語解説が多く、難易度は比較的低いです。 システム運用担当者を想定した設問が多く出題されます。

ITパスポート試験の分野別難易度:システム監査(マネジメント系)

システム運用時の、監査に関する設問が出題されます。システム監査にまつわる用語解説がほとんどであるため難易度は比較的低めと言えます。ITILに通じる部分も多く見受けられます。 システムのほとんどは監査を想定して運用されるため、ITパスポート試験と言えども、運用と監査を分けて出題しているところに、監査知識の重要性を感じます。

ITパスポート試験の分野別難易度:基礎理論(テクノロジ系)

ITの中でも、プログラミングに通じる、総合的な数理系知識が求められます。計算問題がほとんどになるため、IT経験の少ない人間にとって、ITパスポート試験の中でも圧倒的に難易度の高い分野であると言えます。 特に理系的な問題には拒否反応を示す方も多く、一般的に情報処理の試験では、こういった分野において点数が取れないことを前提として、他分野での用語回答などを完璧にこなすなど、対策も取られます。 勉強時間の多くは、理論の理解と計算等の復習に充てることが求められ、過去問題の復習などを通して、問題の解き方を習得する必要があります。

ITパスポート試験の分野別難易度:アルゴリズムとプログラミング(テクノロジ系)

プログラミングとその用語についての設問が多く出題されます。プログラミングに通じる計算問題と合わせて、用語の解説も出題されますが、前述の基礎理論の分野と同じく、こちらも難易度の高い分野となっています。 問題の意図を瞬時に捉えて、プログラマ的な脳でそれを解く、という柔軟性も求められます。得意、不得意が分かれそうな分野です。

ITパスポート試験の分野別難易度:コンピュータ構成要素(テクノロジ系)

コンピュータの成り立ちについての理解力が試される分野です。メモリやプロセッサ、入出力デバイスなど、コンピュータの仕組みを把握できているかがポイントとなります。用語解説が多いため、テクノロジ系他分野と比べ、比較的難易度は落ち着いている傾向にあります。 最近ではコンピュータが一般的にも浸透してきたことで、上記のような用語も日常の中で扱われるようになってきました。

ITパスポート試験の分野別難易度:システム構成要素(テクノロジ系)

システム構成について、総合的な知識が求められます。システムの稼働率を求める計算や、システム構成を示した図の解説など、一般的なシステム概要の理解が必要となり、難易度はやや高めです。 システムを設計し、仕様書を作成したり、要件定義などを行っていると回答のしやすい分野であると言えます。

ITパスポート試験の分野別難易度:ソフトウェア(テクノロジ系)

システムの、主にソフトウェアに関する部分の知識として、オープンソースやファイルシステム、開発ツールなどについて説明が求められます。一部計算問題もあり、こちらも比較的難易度の高い分野と言えます。 ソフトウェアエンジニアなどの専門的な知識が試される分野です。

ITパスポート試験の分野別難易度:ハードウェア(テクノロジ系)

システムの、主にハード面における設問が出題され、用語の説明がほとんどとなっています。難易度は比較的低いと言えるでしょう。 コンピュータ構成要素の分野に比べて、より専門的なハード面での用語解説が求められます。

ITパスポート試験の分野別難易度:ヒューマンインタフェース(テクノロジ系)

システムを利用する際に、人間が実際に触れる部分について主に回答が求められます。問題数の割合が少なく、用語の解説がほとんどであるため、難易度は低めです。 この分野については、勉強時間の割合を少なめに設定することもできそうです。

ITパスポート試験の分野別難易度:マルチメディア(テクノロジ系)

システムの中でも、画像や映像、音声、Webサービスなどに関しての知識を必要とします。一部計算問題がありながらも、難易度は比較的落ち着いている傾向にあります。 用語解説や、マルチメディア系の根本的な理解によって回答できる分野と言えそうです。

ITパスポート試験の分野別難易度:データベース(テクノロジ系)

データベースの設計、操作について出題されます。データベースの仕組みを把握できているかがポイントとなり、計算に近い設問も見受けられるため、難易度は比較的高めです。 Webサイトなどでは、もはや誰もが当たり前に接しているデータベースですが、その裏側にある仕組みを理解できているかを試す分野となっています。

ITパスポート試験の分野別難易度:ネットワーク(テクノロジ系)

ルータや、サーバをはじめとして、通信全般における幅広い知識が求められます。用語の解説が多く見受けられますが、一部でIPアドレスや、通信伝送に関する設問もあり、難易度はやや高い分野であると言えます。 いまや当然のように利用するようになったインターネットも、通信技術についてはいまだ専門的な分野となっており、この設問ではそれらの総合的な理解が試される内容となっています。

ITパスポート試験の分野別難易度:セキュリティ(テクノロジ系)

情報セキュリティ全般に関する知識が求められます。問題数の割合が比較的大きく、また出題範囲も広いため難易度は高めです。セキュリティ用語の理解が鍵となります 情報セキュリティは、ITの急激な進化のなかで特に重要で、かつ広範囲に深い知識が求められる分野となっています。 ITパスポートのこの分野の出題は、高度資格である「情報処理安全確保支援士」の試験にも通じる内容となっています。

ITパスポート試験に必要な勉強時間の概要

ITパスポートの受験に際し、必要な勉強時間の目安は二週間~一年程度で、受験者のIT知識によりまちまちです。 ITについてまったく知識を持たない人間であれば、上記すべての範囲において一通りの理解が必要となり、合格までの目安として最低でも一か月、長くて数年は必要になるケースもあるかもしれません また、普段からIT関連の業務に従事しており、すでにベースとなる知識を有している人間にとっては、ITパスポートの試験は初歩的な知識がほとんどとなるため、目安として二週間程度しっかりと準備をすれば、合格することもできるはずです。

ITパスポート試験に必要な勉強:導入

ITパスポート試験を受験するにあたり、IT系の知識に比較的乏しい方は、まず試験の概要から把握することを推奨します。この部分での勉強時間の目安は約二週間~二か月程度です。 試験全体として、どのような分野の問題が出題されるか、専門書として販売されているITパスポートの手引書などを活用して試験の全体像を確認します。 また、ITパスポートの手引書にとどまらず、ITに関するいろいろな書籍を読んだり、勉強会などに参加して基本的な知識を得る時間を設けることも効果的と言えるでしょう。

ITパスポートに試験に必要な勉強:問題を解く(過去問題の活用する)

ITパスポート試験の概要が把握でき、基本的なIT知識が身についたら、その次には、いよいよ問題を解く練習を行っていきます。この部分の勉強時間の目安は一か月~半年以上です。 過去にITパスポート試験として出題された問題は、正式に公開されています。問題を解く練習は、この過去問題をもとに行っていきます。 問題はPDFファイルにて、過去数年にさかのぼり公開されています。またその反面で、公開は問題と解答のみとなっており、「なぜその回答となるのか」までは公開されていません。 用語の解説問題においては、過去問題を利用して問題と解答を丸暗記するように覚えてしまえば支障ないため、これらPDFファイルのみを活用しますが、計算問題やその他回答までの過程が必要となる問題については、その答えが導かれる理由を把握することが大切となります。

ITパスポートに試験に必要な勉強:問題を解く(過去問題の解説を参照する)

用語解説以外の問題については、インターネット上にITパスポートの過去問題の解説を行っている優れたサイトが多数存在するため、それらを活用していきます。 この部分の勉強時間の目安も、上記同様一か月~半年以上とされます。 また、同様の主旨による書籍も多数出版されており、それらも学習の助けになるはずです。

過去問題の重要性について

情報処理技術者試験において、過去に出題された問題は重要な意味を持ちます。 特に、ITパスポート試験や基本情報技術者試験など、下位に位置する試験については、勉強時間の多くを過去問題の復習にあて、しっかりと正答できるようにしておけば、本番の試験でも得点が取れるような仕組みになっていると言われています。 実際、過去問題を見比べてみると、年度違いで同じ内容を問う問題が多数出題されており、中でも用語選択の問題については、問題とその答えを丸暗記することで正答できる問題が少なくありません。 試験対策の中で、過去問題に取り組む勉強時間を増やすべき、と言われるのは、こういった理由からです。 目安として、過去5年分程度の試験問題に取り組み、それらを90%程度回答できるようになっておけば、試験当日自信をもって問題に向き合えるはずです。

用語解説以外の問題について

その用語の意味を答えるだけではなく、正答を導くために計算等が必要となる問題も、相当数出題されます。 このように、問題と答えをただ暗記すれば試験合格できるわけではない、というところにITパスポート試験の難しさがあります。 これには、過去問題の徹底的な復習と、なぜその回答になるのか、を自分の中で説明できるようになるまで、問題の意図と解き方を理解することをお勧めします。 特に、基礎理論やアルゴリズム、プログラミングの分野は正答を導くまでの過程の理解が欠かせず、問題はほとんどの場合、解き方をしっかりと理解しておけば正答に辿り着ける内容で、かつ過去問題に一度も出題されたことのない形式で出題されます。 ITパスポート試験の合否は、この分野での正答率がひとつの目安となりそうです。

まとめ

ITパスポート試験合格について、その内容と勉強時間の目安についてまとめてみました。 こちらでご紹介している勉強時間は、あくまでも目安のため、実際は受験者のIT知識によりそれぞれ変動します。 反面で、ITパスポート試験自体がIT入門者を想定した試験であるため、過去問題の復習を通して、着実に理解を深めることで、必然的に合格率もあがっていきます。 特に、テクノロジ系の設問については専門的な出題も多く、その複雑さに腰が引けてしまう方も多いはずです。 焦らず、ゆっくりと問題を解きながら知識を習得し、受験をきっかけによりIT知識が深められるよう、活用していけると理想的ですね。 また、このITパスポート試験の受験を通して、それよりも上のレベルに位置する「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」、さらには高度情報処理技術者試験にも是非挑戦してみてください。