【中途採用面接】質問/服装/マナーなど注意すべきポイントまとめ

まず中途採用面接における質問についてご紹介します。面接での採用担当者の質問には自己紹介も含め必ず意図があります。そこで採用担当者の真意を見抜くことも重要になります。さて、中途採用面接のポイントは何といっても「自己紹介」「転職理由」ということになりますが、この答え方によっては面接で「即採用」にもなりますし「即否」になることもあります。以下自己紹介など面接での質問内容や答え方例をご紹介しますと同時に、面接官が見るポイントについてご紹介します。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント1:転職理由について

面接での質問 面接官『今回のご応募では転職ということですが、履歴書にも書かれています理由について差しさわりがなければもう少し詳しく話していただけますか。』 面接での答え方 『履歴書にも書きましたが、通勤時間がかなりかかっておりましたので、その時間をもっと仕事に使えると思ったことが一番の理由です。御社は自宅から近く、通勤による疲れもあまりないと思います。その分仕事をする上で必ず効果が出てくると思っています。早く出勤して仕事の準備をしたり、ある程度の残業にも絶えたりすることもできると思っています。』

中途採用面接で注意するポイント

このような答え方なら面接官は「前向きな回答」というように捉えるでしょう。面接官は、たいていの場合には履歴書を前もって見ているものです。中途採用面接では、転職理由について正直に述べられているかを見ます。また、詳しくどのような答え方をするかにも注目しています。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント2:退職理由について

面接での質問 面接官『前職はうちの会社とは全く違った業種だったようですが、前職を退職された理由について簡単に教えていただけますか。』 面接での答え方 『もともと私が目指していたことはファッション関係の仕事です。新卒で外食産業の職場でお世話になりました。前職もお客様対応など楽しく働かせていただいていましたが、どうしてもファッションの仕事がしたいという思いが強く、働きながらファッションデザイナーの資格を取り、転職のための準備をしていました。今回、御社が取り組まれているファッションについての最先端の業務内容に惹かれ応募させていただきました。』

中途採用面接で注意するポイント

面接官は前職の転職理由には敏感です。面接官を納得させる内容で答えなければならないということですね。この方のように昔からのファッションの仕事へのあこがれが志望動機になっているのは納得されるでしょう。しかし、ここで気を付けたいことは、前職の職場に迷惑をかけずに円満退職してきているかどうかということです。 働きながらファッションデザイナーの資格を取ったということが気になるところです。万一うちの会社で採用したとしても、仕事をしながら別の資格を取得するようなことはないだろうか、また、うちで満足しなければ別の職場に行ってしまうのではないかという不安がよぎります。ですから、「働きながら」ということはなくてもいいでしょう。働きながら「頑張ったんだ!」」という思いは伝わりますが、悪く取られる場合もあるのです。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント3:残業について

面接での質問 面接官『残業についてお聞きします。弊社では残業があります。もちろん手当は出しますが残業することは可能でしょうか。』 面接での答え方 『私が今回の転職で決意していることは、仕事へのやりがいです。前職は小さな会社ということもあってか、私の持っている資格のCADの知識やスキルを生かすことができませんでした。御社ではCADのできる人を優遇していただけると求人情報にありましたので応募しました。CADで学んだことが生かせるのなら残業は可能です。』

中途採用面接で注意するポイント

社会問題まで発展している残業問題です。特に大手企業は敏感になっていることでしょう。ですから今の求人における中途採用面接では、ほとんどの職場で残業問題についての質問がきます。個人の仕事の残業は多少認められるでしょうが、制限が課せられるでしょう。ただ会議が延長されるような残業は残業として認められます。 この方の答え方の中で気になるのが「CADで学んだことが生かせるのなら・・・」という部分です。会社の事情で残業は発生します。あくまでも会社事情です。CADの資格で学んだことが生かされる残業という言い方は、やや個人主義的な考えとして受け取られてしまう危惧があります。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント4:自社の魅力について

面接での質問 面接官『前職でも同じ業種にお勤めになっていたようですが、うちの会社の魅力についてお話していただけますか。』 面接での答え方 『御社の魅力は一言で言いますと、業界の中でも「お客様満足」という点で優れておられるところです。前職では私の強みである「積極的なコミュニケーションでお客様対応をすること」をモットーにして努力してきました。しかし、前職の会社では、社長さんの方針もありなかなかその強みが発揮できず伸び悩んでいました。 御社のホームページを見せていただき、「お客様満足のためにスタッフが個性を発揮する会社」というところに心を動かされました。もっと私の強みを生かしていただけるのではないかという思いです。「お客様満足」で大きな成果を上げておられる先輩の方からの指導を受けながら、私の強みを加えて努力していきたいと思っています。』

中途採用面接で注意するポイント

中途採用面接でも、ホームページで会社の理念や方針についてしっかりと読み込んできていることをアピールすることはたいへんいいことです。この方の例を見ますと、応募する会社の方針と自分の強みが合致していることを語っておられますので、面接官の心を動かすことでしょう。 ただ1点、前職のことを聞かれているのではないということに注目してください。面接官は「自社の魅力」を聞いてきているのですね。ですから、「前職で自分の強みを発揮できなかった」という情報はいりません。このように、面接官に聞かれていることだけを答えるということは、中途採用面接の際に、特に気をつけるといいでしょう。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント5:前職で辛かったことについて

面接での質問 『前職は外食産業ということでいろいろな対応でたいへんだったのではないでしょうか。前職で一番辛かったことは何ですか。また、それをどう乗り越えましたか。』 面接での答え方 面接官『私は前職で店長をしていました。一番辛かったことは、お客様対応です。何か嫌な思いをされたときにお客様は最終的には店長を呼ばれます。呼ばれる前に社員やアルバイトの者から概要を聞くのですが、彼らのほとんどは自分の非を認めようとしないのです。ですから「なぜお客様が怒っておられるのかがわからないことが多いのです。そうなると、お客様のお怒りをまた聞かなければならず、「火に油」という状況になってしまいます。そんなことが2日に1回ぐらいありましたので辛かったです。 そこで私が考えたのは、社員・アルバイト教育です。シフトをうまく組むことで2人ずつ指導できる体制を作りました。そこでは私のお店や他のお店で実際にあったトラブルについて意見を言い合うようにしました。このことによって、社員・アルバイト一人一人がお客様対応で大切なことを学んでくれたように思います。私にとってこの経験は大きく、自信を生長させることができたように思っています。』

中途採用面接で注意するポイント

自己紹介などで、前職で辛かったことを述べるのは、なかなか勇気が要ります。面接官が「それぐらいの辛さに耐えられないような人はいらない」という思いになるのではないかと不安になるからです。しかし、この方の場合は、その辛さを乗り越えるために具体的な方策を取ってこられたことがよくわかります。面接官にもよくわかりますし、自社でも辛さを乗り越えてくれる力のある人だと見てくれるでしょう。 また、あくまでも「苦情」や「クレーム」という言葉を使わずに、「お客様が嫌な思いをされた」という表現を使っているところにも注目です。最近では会社側に非があったとしても「クレーム」として片付けたり、会社に「苦情処理係」を作ったりしているところがあります。大きな間違いです。中途採用面接では十分注意したいことです。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント6:健康面の課題がある場合

面接での質問 面接官『体をこわしたということですが、どうされましたか。』 面接での答え方 『体をこわしたことについては、私の不徳のいたすところです。風邪から肺炎を引き起こしてしまいました。1ヶ月の入院で、体はしんどかったですが、心はリフレッシュすることができてよかったと思っています。今回、医師からも「仕事を始めてもいい」という太鼓判をいただき応募させていただきました。 ただ、前職のような力仕事はやめて、私の強みであるパソコンのスキルを生かしていく仕事をしたいと思い、御社に応募させていただきました。また、病気をして始めて健康ということに目を向けるようになりましたので、医療機器を扱っておられる御社を選ばせていただきました。現在は日々健康管理を意識して生活をしております。』

中途採用面接で注意するポイント

履歴書に病気のことを書くかどうか、迷いますね。自己紹介で「病気で前職を退職して、転職で御社に応募した」・・・これはよほどうまく話さないと、面接官は選んではくれません。同じような年齢でレベル的にも同じような応募者がいたとしたら、病気ではない人を選ぶでしょう。しかし、この方のお話からは、正直に話しながらも自らの決意を感じ取ることができます。 病気による転職は好まれませんが、応募者の前向きさがあれば評価されます。人間関係がうまくいかなかった、仕事内容が厳しくてやめたなどの前職の退職理由より、採用される確率は上がります。ただ、病気の場合には、100%とはいいませんが完治していること、医師から働くことを認められていることは必要です。

中途採用面接で聞かれる質問と回答例、そのポイント7:自己紹介で気を付けたいこと

面接での質問 面接官『自分自身の強みを含めて自己紹介(自己PR)をしていただけますか。』 面接での答え方 『私は、前職は介護施設で働いていました。利用者さんの送迎も含めて介護に関わらせていただいていました。私の強みは「人とのコミュニケーション能力」だと思っています。私は主任という立場におりましたが、利用者さんには優しく、スタッフには優しく厳しく接してきました。退職のときにスタッフから「主任はどんな仕事をしても人から愛されますよ。」と声をかけられたいへん嬉しく思ったのが印象に残っています。 私が御社でお世話になることになりましたら、このコミュニケーション能力をもとにがんばるとともに先輩の皆さまから、仕事内容を教えていただき、その一つ一つを新たな強みにしていけるようにしていきたいと思っています。』

中途採用面接で注意するポイント

転職の場合、自己紹介で堂々と自分の強みを述べることはたいへん大切なことです。前職で何を学んだのか、自分がどう成長したのかを自己紹介でしっかりと述べるようにしましょう。また、入社後に先輩の方々から指導を受けて、それを受け止め自らの強みにするという姿勢を自己紹介に入れることは非常にいいことです。はきはきとした口調で自己紹介をすればなおいいでしょう。

中途採用面接で配慮したい服装やマナー

面接ですから当然、男性も女性とも服装はスーツがいいでしょう。本命としている会社の面接でしたら、服装はスーツでなければなりませんが、服装の色合いについても配慮が必要です。面接の場合、男性の服装は紺色系、春ならば淡い色合いの服装でもいいでしょう。女性の場合の服装は、黒色を選ばれる方が多いですが、クリーム色や淡いピンクのような服装でもいいでしょう。中途採用面接の場合でも服装は、新卒の面接の服装と同じようにきちんとして面接を受けましょう。 中途採用面接の場合の配慮したいマナーは、新卒の方の面接とは違う落ち着いたマナーです。この落ち着いたマナーは、文章では説明がしにくいところですが、面接官はあなたの服装も含めてしっかりと見ています。例えば、中途採用面接の際に利用される部屋への入室ですが、服装に気をつけて「失礼いたします」と言って入室します。新任の面接の場合は「元気のよさ」を評価されますが、中途採用の面接では「落ち着いた態度と声」ということになります。 また、自己紹介など面接での答え方にも配慮は必要です。「はい・・・です。」が基本ですが、自己紹介でも前職で学んできたことを織り交ぜて答えることが大切で、それがマナーでもあるのです。自己紹介で冷静に前職のことを話すことができるという落ち着きも必要です。また、面接が終わり退室する際には、面接官が「これで面接は終わりです。どうぞお立ちください。」という合図があります。椅子の左側に出ますが、その時にも服装を正して「どうぞよろしくお願いいたします。」という一言を添えることも面接でのマナーとして大切なことです。

【中途採用面接】質問/服装/マナーなど注意すべきポイントまとめ まとめ

中途採用面接の場合には逆質問をされることもあります。面接での逆質問は「あなたから何か聞きたいことはありませんか。」というものです。「特にございません。」ということでもいいのですが、新卒の面接ではない中途採用面接の場合には、逆質問に答えたいところです。面接官は、中途採用面接のあなたからどんな質問が来るかを待っていることもあるのです。 面接での逆質問としては「もし採用いただけましたら、入社までに勉強をしておいたほうがよいことはございますか。」「御社が今後力を入れようとされている分野について可能ならば教えていただけますでしょうか。」などがいいでしょう。「勉強熱心」というイメージを持ってもらえるような逆質問なら面接で評価されます。自己紹介から始まる中途採用面接です。がんばってください。