【プレッシャー世代とは】プレッシャー世代の特徴と時代背景をまとめてみた

プレッシャー世代の特徴を見る前に、まずプレッシャー世代前の時代背景をみてみましょう。前の時代は、超氷河期といわれる時代で、就職難の時代でした。後の時代はゆとり世代の時代です。非正規雇用や第二新卒などの言葉が流行った就職がかなり厳しい時代です。プレッシャー世代の方は、その超氷河期を見てきていますので、その方策を嫌い今のままではダメだという思いで、将来の計画を立て、プレッシャーに強い世代といえるのです。そして、プレッシャー世代の次に訪れるゆとり教育の時代は、詰め込み教育の見直しが行われた結果といえます。超氷河期を目の前で見てきたプレッシャー世代の方の特徴についてご紹介します。

プレッシャー世代の特徴と時代背景2:プレッシャー世代の後には

「ゆとり世代」ですね。よく言われるのが「ゆとり世代の人間は仕事よりプライベートを優先する」です。上司に対して悪びれることなく「今日は私用がありますのでお先に失礼します。」といえるのが特徴です。また、指示待ちという特徴もあります。何か指示をしないといつまでも何もしないで待っているのです。 パソコンに向かったらそのままの状態で、自分の世界に入り込んでいます。電話がかかってきても知らないふりをするのではなく、気付かないのです。新人研修で学んだことを自分のことと思っていないところがあります。この「ゆとり時代」の若者を扱う上司はたいへんだったようです。

プレッシャー世代という時代

前述の通り、プレッシャー世代の前の世代は超氷河期でした。目の前でその社会情勢を見てきましたのでその厳しさを身に染みてわかっています。その分計画を立ててすることを学んでいます。大学時代には新卒での就職に向けてしっかりと準備をするという優秀さです。そして、それ以外にもボランティアや海外旅行、アルバイトなど、将来のことを考えて意欲的に活動します。 プレッシャー世代の1980年代中盤は、女性の社会進出が盛んになり、それまでの「女性は家庭で」という考え方が一新されたときでもあります。ですから、子ども目線で見ますと、両親が共働きを積極的にするようになったことも特徴といえます。それは悪いことではなかったのですが、親がいない時間が多い家庭には変化が表れます。愛情不足という結果になってしまい、子どもが親の許可を得ることなく自由に行動する世代になってしまいました。 それによって、非行に走る子ども、校内で暴力をふるう子どもも増えてきたことも特徴といえます。「学校の荒れ」が一時おさまっていたものが再び活発化した時代でもあります。また、このプレッシャー時代には、グリコ・森永事件や神戸連続殺傷事件に象徴されるように、それまでには想定できなかった事件や出来事が起こり始めたのもこの時代の特徴と言えます。

プレッシャー世代の時代背景1:「プレッシャー世代」の時代

しかし、自分たちの時代だという意識を持って、何とか前向きに努力をしていこうと明るく生きることを目指した世代でもあります。ではここで、1982年から1987年の「プレッシャー世代」の時代について見てみましょう。この時代は、昭和の終わりの時代でもありました。 ・1982年にあった主な出来事 日航機墜落事故が発生する。 500円硬貨が発行される。 東北新幹線、上越新幹線が開業される。 テレホンカードの発売が開始される。 国家プロジェクトとして、新世代コンピュータ開発機構が立ち上げられる。 コンパクトディスクプレーヤー、CDソフトをSonyが開発、販売する。 パーソナルコンピュータPU-9801が発売される。(NEC) ・1983年の主な出来事 東京ディズニーランドが開園する。 任天堂ファミリーコンピュータ(ファミコン)が発売される ロッキード事件の公判で元首相の田中角栄に実刑判決。 NHK朝の連続テレビ小説で「おしん」が最高視聴率をマークする(62.9%) 戸塚ヨットスクール事件が起こる。 インターネットが誕生する。 ・1984年 日経平均株価が1万円を突破する。 グリコ・森永事件が起こる。 新しい紙幣(1万円札、5千円札、千円札)が発行される。 電電公社が民営化となる。 日本人の平均寿命が男女とも世界一になる。 Macintoshがアップルより発売される。 ・1985年 NTTとJTが民営化になる。 男女雇用機会均等法が成立する。 国家プロジェクトΣプロジェクトが開始される。 ・1986年 自動車の一般道路でのシートベルト着用が原則義務化になる。 チェルノブイリ原発事故が発生する。 ・1987年 日経平均株価が2万円を突破する。 国鉄の分割民営化、JRグループが発足する。 PCエンジンが発売される。 世界の株式市場が大暴落する。ブラックマンデーと呼ばれる。 それぞれの時代の主な出来事をご紹介しました。コンピュータ開発、パソコンが生まれたのが1982年、プレッシャー時代の始まりです。1983年、ファミコンが登場した年でもあり、インターネットが目覚ましく広がった年でもあります。アナログからデジタルへの変革期でもありますが、「おしん」に代表される「耐える」という時代を反映した年代でもあるのです。 しかし、一方で凶悪事件が目立った時代でもあります。信じられないような想定外の事件が起こり始めた時代でもあります。また、株価の上昇など、経済的に明るい時代のようにも見えますが、1987年の株価大暴落にも象徴されるように、自己責任の下で自分の財産を守っていかないといけないことを自覚した時代ともいえます。 その後も、社会ではぞくぞくと民営化がされ、男女機会均等法成立に見られるような女性の社会進出のきっかけになった年でもあります。その間にも株価がどんどん上昇していることにも注目です。こういう進歩が著しい時代でありますが、一方でグリコ・森永事件に代表されるように、知能犯的な犯罪が起こり始めたのもこの時代の特徴といえるでしょう。 その1年後、「ゆとりの時代」に入りました。「ゆとりの時代」については、上述しましたが、このプレッシャー時代が生んだ時代ともいえます。また、いよいよ昭和の時代の最後の1年になったことも見逃せません。昭和63年です。昭和から平成へ、時代とともに世の中が大きく動き出します。 ・1988年の主な出来事 リクルート事件が起こる。 昭和天皇の病気が公表される。 日経平均株価が3万円を突破する。 テトリスアーケードゲーム版ができる。 ソウルオリンピック開催 このように「プレッシャー世代」の時代には、昭和から平成への過渡期でもあり、現在の日本の姿が始まったという年代でもあるのですね。インターネットの普及の一方で凶悪、知能犯的な事件が増えるというきっかけになった年代でもあるのです。これは、上述しましたプレッシャー時代の特徴の「優秀な世代」と「共働きによる弊害」という二極化した時代でもあります。

プレッシャー世代の特徴1:キレる世代

ご紹介しましたように、「プレッシャー世代」の年代はコンピュータやゲームを自宅に閉じこもって夜も遅くまでするようになり、それが影響して人と接する時間が短くなったということもあります。ですから、人との付き合い方がわからなかったり、コミュニケーションを嫌い、子どもに限らず大人までもが「キレる」ことが多くなったりしたと言われています。それによって、凶悪事件が発生したともいえるのです。

プレッシャー世代の特徴2:ゲーム世代

プレッシャー世代の年代は、ゲーム世代でもあります。ゲームをうまくこなしたり、粘り強く攻略したりして、多くの子どもや大人がゲームにはまり、その知識やスキルを伸ばしていきました。それによって培われたスキルや粘り強さを生かして、人に頼らずに生きていく自立心が強くなったという時代でもあります。一方で、プレッシャー世代は「詰め込み教育」が見直されて「ゆとり教育」という教育のあり方が根本から見直された時代でもあります。

プレッシャー世代の特徴3:打たれ強い世代

このプレッシャー時代には年功序列がなくなった時代でもあります。年功序列という反実力主義を嫌い、優秀なプレッシャー世代の人々は大いに力を発揮します。プレッシャー世代の人は打たれ強いとも言われます。プレッシャーを受けてもそれに耐えうる力を保有し、これからの時代の優秀なリーダーとしての資質も持っていると言えます。

プレッシャー世代の特徴4:柔軟性のある世代

団塊の世代から超氷河期世代、プレッシャー世代からゆとり世代という時代の流れの中で、昔の人とも後の人ともそれぞれの価値観を共有することができる、うまく対応していける年代でもあるのです。時代の流れに対応しながら、いろいろな年代の人とも上手に柔軟に付き合っていける世代です。

プレッシャー世代の特徴5:コミュニケーション能力に欠ける世代

明るいという特徴を持っているのもプレッシャー世代の特徴です。会社の倒産、フリーターの存在などを嫌い、生き生きとよく仕事をすることを選択するという世代でもあります。これは、詰め込み教育とゆとり教育の両方を体験しているからこそ、勉強や仕事で打たれ強いという取り組み方をしているのです。ただゲームに夢中になった世代でもありますのでコミュニケーションを嫌い、その能力に欠けるという点はあります。

プレッシャー世代の特徴6:指示待ちを嫌う世代

プレッシャー世代の特徴としてあげられるもう一つの側面があります。自力で解決しようとする習慣から、人からあれこれ指示をされるのが嫌いなのです。自立心が高く時代に対応していくことができますので、ちょうどパソコンの普及は、彼らにとっては絶好の道具だったのです。

プレッシャー世代の特徴7:自覚がない世代

超氷河期時代を知っているプレッシャー世代は現実をよく見ています。受け止め、自覚というものが強く優秀なのですが、夢を見ることを嫌います。優秀すぎることがゆとり世代を生み出すことになったと言っても過言ではないでしょう。

プレッシャー世代の特徴8:たてのつながりよりも横のつながりを重視する世代

超氷河期を目の前で見てきていますので、信じられるものは、上司などの上の人よりも同僚や仲間という、年の近い世代です。要するに、たてのつながりを嫌い、横のつながりを重視する世代といえます。困ったときに助けてくれるのは、同僚や仲間であるという自覚があります。これは、年功序列を経験している上司は信用できないということが根本にあるからでしょう。

プレッシャー世代の特徴9:プレッシャー世代の弱み

プレッシャー世代は挑戦が嫌いです。自立心や粘り強さ、リーダーシップなどの優秀な部分がある中で、挑戦という点では弱みを見せます。よく、プレッシャー世代の人は、恋愛にも慎重だと言われます。恋愛についても挑戦をするようなことを嫌い、消極的なのです。この世代の結婚観も、恋愛への消極性と、女性の社会進出によって、晩婚になる人が増えたのも特徴といえるでしょう。 優秀で実力はあるものの、会社経営という部分では収入が不安定でした。よって、家庭において「子ども」を生むことで悩み始めた時代、つまり少子高齢化が始まった時代でもあるのです。

プレッシャー世代の特徴10:異性より同性の仲間という世代

「草食系男子」という言葉が流行ったのもこのプレッシャー世代です。恋愛に関しても不慣れな若者が多く、「独身の方が気が楽だ」ということを思うようになった若者も多いです。そのころはまだITの初期段階でもあり、恋人との連絡手段が限られていたことも影響しているのでしょう。同性の仲間や職場の同僚と一緒にいる方が楽しいと感じる人が多かったともいえます。

プレッシャー世代に優秀な人が多いわけ

では、なぜプレッシャー世代に優秀な人が多いのでしょうか。それは、超氷河期を生きる人を嫌い、「これではだめだ」と自覚した若者が多いということでしょう。自力で勉強をしたり、資格取得の勉強をしたりして、これからの時代は一人でもやっていけるようにしたのです。ですから、社会人になっても指示待ちを嫌い、自ら仕事を見つけて着実に実行し成果を挙げていくという優秀さです。 また、プレッシャー世代は、時代の変化にうまく対応し適応する力が優秀とも言えます。バブルがはじけた時代を知っている中で、万一就職した会社が倒産しても、自分は生きていけるように努力を惜しみません。厳しい時代を目の当たりにしてきたからこそ優秀な人材が多い世代なのです。

【プレッシャー世代とは】プレッシャー世代の特徴と時代背景をまとめてみた まとめ

いかがでしょうか。「【プレッシャー世代とは】プレッシャー世代の特徴と時代背景をまとめてみた」をご紹介しました。プレッシャー世代は言うまでもなくプレッシャーに強く、優秀な人が多い世代です。打たれ強い、リーダーシップを発揮するなど特徴は多く、その後の日本を支えていると言っても過言ではありません。 プレッシャー世代の時代に誕生した人は、2018年現在、30代前半の年齢です。家庭においてもビジネスにおいても大活躍の年代と言えますね。インターネットが街にあふれる今の時代に、プレッシャー時代に変わる時代を作っていってほしいものです。