【おつとめ品とは】その意味と使い方、語源など

スーパーで、いつもなんとなく手に取ってしまう「おつとめ品」。 お総菜や野菜など、賞味期限が近い商品に「おつとめ品」ステッカーなどがついているものを目にすることが多いものです。 大体、この「おつとめ品」表示があるものを買えば、どこで買うよりもお値ごろで、オトクなことが多いもの。 ですが「おつとめ品」の本当の意味や語源、由来や使い方はご存知ですか?  今回は、そのほか「おつとめ品」と同じような商品に使われる表現も含めて、「おつとめ品」についてまとめてみました。

おつとめ品の意味

『おつとめ品』とは・・・ちょっと意味に迷ってしまう言葉ですよね。 「おつとめ品」とはもともとスーパーやデパートなどで、通常の値段よりもちょっと値段を下げて販売している商品のこと。 他に『おつとめ価格』なんていう表現もあります。 漢字では「お務め品」「お努め品」「お勤め品」などと書きます。

「おつとめ品」は、意味としてはよく、弁当など生鮮品や総菜類などのその日のうちに売り切らなければいけない商品の値引き品を、夕方のお勤め人が購入する時間に提供するので「会社帰りのお勤め人向けの品」=「おつとめ品」=だから学生や主婦は購入できない品物として覚えている人がいますが、それは間違いです。 また「おつとめ品」ではなく「お勧め品(おすすめひん)」を書き間違えて「お勤め品(おつとめひん)」→そこから転化して「おつとめ品」となり、そこに意味が派生したと思っている方もありますが、それも間違い。

そういえばおつとめ品って、どこでみられたっけ?

「おつとめ品」とは、古くから、商業中心地として有名な関東・関西・中京のエリアはもとより、人口の多い都市部の商業地域や、問屋制を経た小売り、小売に向けた問屋の卸などでも広く使われている表現です。 「おつとめ品」の使用方法では、たとえばスーパーなど以外、デパートなどの家具やその他の常時売られていて、長い間品質の劣化が見られない商品でも『おつとめ品』としてプライスカード表示されていることがあります。

『おつとめ品とは』・・・「なんらかの理由で、通常よりも価格を下げたもの」であることを覚えておいてください。

【おつとめ品の語源と由来】

出典:pixabay.com

この「おつとめ品」という表現、いつから始まったか、どこで始まったのかについては、各地域や世代によって非常に分かれています。 たとえば印刷された出版物にある「おつとめ品」の語幹部分「おつとめ」と「おつとめ品」の意味については・・・

辞書に掲載されている「おつとめ品」の「おつとめ」の意味・語源・由来や使用シーン

『デジタル大辞泉』 お‐つとめ【▽御勤め】 1 相手を敬って、その勤めをいう語。「お勤めはどちらですか」 2 仏前で日課として読経すること。勤行(ごんぎょう)。 3 商人が客に奉仕すること。サービス。 4 義務だと思って、やむをえずすること。 「万更義務(おつとめ)でしているとも見えぬが」〈紅葉・多情多恨〉 5 遊女の揚げ代。花代(はなだい)。 「げんなまでさきへ―を渡しておいたから」〈滑・膝栗毛・初〉
『広辞苑』 「御勤め品:特別に安い値段で客に奉仕する商品。サービス品」
『笑説 大名古屋語辞典(でゃあなごやごじてん)』 (清水義範編著、学研、1994年) 【おつとめひん】 特価品、バーゲン品、お買い得品、というような意味の名古屋国商業用語である。いかにも、がんばって値引きにつとめている、という印象がするではないか。名古屋人はなんでも安いものが大好きで、おつとめひんには目の色を変えるのだ。ただし、安いものよりもっと好きなのは、タダのものである。名古屋人は、開店飾りの花や、葬式が終わったあとの花を、タダだからもらっていってしまうのである。

こちらにご紹介した、辞書にある「おつとめ」部分が、その後転じて、「おつとめ品」の語源や由来、意味に繋がっているといわれています。 筆者が生で見た、商店で使う印刷品のステッカーなどで知る最も古い「おつとめ品」は昭和40年代。 東北北海道、関東など広いエリアですでにみられており、「おつとめ品」は「お努め品」などとして広く一般商店でも使用されていました。またローカルCMでも「おつとめ価格」などとして広く使われていました。 このころはどこのお店で尋ねても、「おつとめ品のおつとめってのは、勉強しておきますっていう割引をあらわす言葉から来てるんだよ」なんて言われていました。 このころは、おつとめ品と同じ意味で、勉強品や勉強価格、努力価格 といったような表示も良く見られました。 現在でも大手通販サイトなどで、小売店で使用する「おつとめ品」表示のステッカーは多数販売されていますが、昔に比べると使用されるシーンも、ちょっとずつ変化してきています。

なんだかんだ言っても、「おつとめ品」が具体的にいつから、「どこを起点として使われてきたのか」は定かではない

「おつとめ品」は、もともと「勉強しときます」という割引を表す、全国各地での商慣行にともなう表現・・・「勉強=努力=努めて=つとめて」 がもと・語源になっているといわれています。 「おつとめ品」の国語辞典にもある部分「つとめて~する」=努力して~させてもらう という、××するに対して、その行為を直接行う人(=店員)から、その行為の結果(=値引き)で影響を受ける人(=客、購入者)に対して、恩着せがましくならず、へりくだった感じをプラスしたもの。上から目線での「させていただきました」ではありません。 あるいは直接「値引き」というと下品で直接的なため、品が悪いと考える中上流家庭向けに、上品に値引き品であることを伝える表現として、「おつとめ品」は広く用いられてきました。 値引きしておきました、負けておきましたと直接、上品なお客さんに表示すると、かえって気分を害してしまい購入に繋がらないことがあります。 そのため、気分を害さず、かつ、自らを下にして「(お客様のために)お努めさせていただきました」「おつとめ品」と、   ・・・客の側を立てながら、客を持ち上げて、     失礼が無いように丁寧に値引きを表現した言葉・・・ なのです。

そういえば過去の商慣行中では、おつとめ品という言葉は広く一般的に使われていた

音の面だけでいえば、過去には「おつとめ品」の「おつとめ」部分の音というと・・・ 例えば過去のおつとめの由来の中には、「乙女・遊女への花代 現ナマで先へおつとめをわたしておいたから」だったり、 現代でいう「むしょでのおつとめ=収監」だったりすることもあります。 気に入りの娘のために店で雇っている他の従業員を経由して、売り上げなどにつながるような「おつとめ」を渡したり、あるいは、社会的につらい仕事「おつとめ」をするという+ー両方の意味があります。 が、逆に現代一般では「おつとめ品」以外にも、「勉強させていただきました、努力させていただきました~あなたのためにをへりくだって」という上品な割引表現になっているものなのです。 このあたりの古→現代語への変遷は、よくある世代や時代的な「単語と語義レベルでの昇華浄化過程を経た、多くの現代の言葉」とも重なるものがあります。 ※花魁の写真のはずですが、「なぜに く つ 下?」というちょっと写真がいやらしい感じで恐縮です・・・

他にもおつとめ品の「おつとめ」には、高尚な意味・語源・由来や使用シーンがあった!!

問屋商家時代にも、「勉強しておきます」や「おつとめ品」「おつとめしておきます」がすでに広がっていた地域は多いのですが・・・ 少し古い表現にみられる「おつとめ品」に類する表現では、たとえば江戸しぐさの中の「おつとめしぐさ」・・

おつとめしぐさ 人が見ているから良いことをするのではなく、だれもみていなくても、だれかのためになることをする心構えのことです。 『私たちの道徳 小学校五・六年』(文部科学省)の58頁に「江戸しぐさを学ぼう」があります。  三百年もの長い間、平和が続いた江戸時代に、江戸しぐさは生まれました。  江戸しぐさには、人々がたがいに気持ち良く暮らしていくための知恵がこめられています。

商業慣行では、仕入れや商人同士のビジネスプロセスには、セリにみられるようなプリミティブな実力行使や粗野な部分もままあり、そしてカスタマーに対しては丁寧で良いことをするという、一種の転化昇華を自らの業務の中で行う=仏教でいうおつとめにも通じる=働いて対価を得ることは、社会で良いことを実践することに通じるという風にとらえられていた時代もありました。

「おつとめ品」の「おつとめ」部分だけですが、仏教でいうさまざまな階級や、寺の中外、その所属のありかたによる「おつとめの及ぼす範囲や属性の違い」についても、こういったところから始めれば理解しやすいかもしれません。

ちなみに、IT系でみられる、チキンレース型プログラミングや早大門(はやだいもん)型プログラミングといった、質をあまり問わないながら、早くできればいい形のセッションなどでは、この勝ち負け部分が購買に直接結びつくので「負けておきます」「大負けしました」と表示することが求められるシーンもままあります。 商業では、商売人同士の間、セリや仕入れ、見積提示やそこからの契約などでは、この商業というプロセス内での勝負に由来した勝ち負け=「大負け」「値引き」といった表示が逆に好まれることもあります。 商人同士の間柄では、特定のクラスの問屋や卸の間で、このちょっとした戦い=セッションの雰囲気をのこした表現で「おつとめ品」(相手を立てる)が好まれているといった見方もあります。 かつて良く見られた「大負け」ですが、現代多くのシーンでは、こうした語の使い方やチキンレース型取引プロセス自体も、質の良しあしを求める正当な商取引とは違う「下品でえげつないクラス」と考えて敬遠されることが多く、「大負け」などの表示は、好まない方が各業界で多くなっています。

「おつとめ品」の部分、「おつとめ」自体の由来は、漢字では「お努め」「お勤め」「お務め」ですが、もともと、枕草子の「冬はつとめて」の「つとめて」・・・早朝・・・雪降って火おこして炭もって渡るつきづきしい人・・・白黒のコントラストが激しい、枕草子の中では異色のくだりの云々・・・とは「あまり関係」ありません。

【おつとめ品表示は、どんなふうに使われているの?】

出典:pixabay.com

スーパーなどで使われる俗にいう「足の速い」商品に使われる「おつとめ品」

このおつとめ品ですが、実際小売店などで目にすることが多いもの。小売店というのは、デパートなどを除けば、各コーナーや店舗で、法的要件などを満たしていれば、かなりPOPや値札などの表示には裁量が任されている部分も少なくありません。 「おつとめ品」はよく、いろいろな意味の、「足の速い(早い)商品」に使われているという人もあります。 足が速い商品というと、小売業界では、とくに日本語の定義に関しても柔軟で、その時代の雰囲気を反映させることも多いため、専門語や独自の運用が増えていきがちです。 もともとでいう「足の速い(早い)商品」ということばの意味は、 「腐りやすい、状態や見た目が劣化しやすい」といったものがほとんどでした。 ですが現代では「非常に売れるので、すぐに在庫が底をつく商品」なども含めて「足の速い商品」とあらわされることも増えています。

この、両者の「足の速さ」について、「おつとめ品」表示を用いることが非常に多いのです。 わかりやすく言えば、劣化が早いから早く売り切ってしまう必要があるものと、ブームや需要時期に乗じていま売ってしまいたいものの双方に、売り手側が価格的なサービスをプラスしたことを表示するために「おつとめ品」表示が使われているシーンがよく見かけられます。

最近は、おつとめ品設定した棚や島(通路にある商品陳列台のあれこれ)などをお客さんが目にとめてくれると、それをチェックしながら、客の反応を見て、翌日の仕入れ量や今後の販売量を決めるなんていうときにも使われることがあります。 こうした販売量をすぐに反映させて、価格設定ポジションを見極めたり、あるいは仕入れと入荷ルートをその販売期間に、密に設定しておき、通常の販売期間に比べて比較的動的かつ柔軟に価格や販売量仕入れ量設定するためのゲーム的手法の商品についてだけ「おつとめ品」表示を行うケースもあります。 このような手法による小売り販売や価格設定は、たとえばメーカーと連動した最も収益点が狙いエル価格層を決めるとか、そのエリアでその製品や周辺ジャンルの商品を認知させるための調査と市場操作ゲーム的な側面があったり。あるいは、販売量に合わせて物流量を各支店間などで大きく変動させたりすることで、その時期全体のメーカー間価格競争に影響を与えたり、消費者のその後数か月間の購買選択に影響をあたえるものでもあります。 このような店舗運営者のゲームや調査的な商品に対して、「通常の値引き割引品」とは異なる価格設定品であることをわかりやすくするために「おつとめ品」と呼んでいるスーパーやデパートなども、たまに見られます。 最後のこうした運用の時にだけ使用する「おつとめ品」名は、ちょっと変わったところではありますが、一般的には「この値引き行為のために、店側が、仕入れ量やその他経費節減、プロモーションによる販売量調整、見切り品設定などを通じた 価格設定の努力」を行ったものというのが「おつとめ品」の語の由来です。

実はスーパーなど以外でも使われている『おつとめ品』表示

店舗側で「おつとめ品名称」を設定する時にも、特に値引き/おつとめ品等の表現で使い分けているところは多くなく、商品に添付するステッカーのまとめ買いなどによって、値引きやおつとめ品など、その製品のパッケージに貼付して、目立って見やすいものなどが選択されていることが一般的です。 「おつとめ品」表示は、よくお総菜などで目にすることが多いのですが、大きな家具や家電などの販売会でも見られる表現で、婚礼時などにもっぱら需要が高まる普段売りにくい大型品など、上質で高品質なものをぐっと割引する時にも、大きな上りや垂れ幕などで「おつとめ品」として販売していることもあります。

世間一般で「おつとめ品」が使用されているシーンでは、 1:スーパーの見切り品や大量プロモーション割引品など 2:家具や家電など大型高級品などのめったにない値引きなど で、非常に多用されています。 業界や、同分野の商業店舗の中での格によって、「おつとめ品」といった表現の出現割合も偏りがみられます。 「底値」「限界価格」などと書いているところよりは「おつとめ品」「おつとめ価格」としているところは、老舗だったり高級店だったり、あるいはシルバー層や高所得層に向けた店舗であることが多い商品ジャンルもあります。

【おつとめ品と同じ意味・由来・語源のそのほかの語ってあるの?】

出典:gahag.net

直接の『おつとめ品』やほぼ全く同じ同じ意味や由来、語源とされる「お勉め」「お勤め」「お努め」など以外にもたとえばこんな表現があります。

『お値引き(品)』:単にお値段を引いているというもの。「おつとめ品」に比べて値引きを丁寧にした程度にとどまった表現です。 『お値打ち(品)』:値段が安くなっているもの以外に、この値段で出している他の商品の中では、品質などが優れているものにも使われています。商品に直接表示されるものというよりは、POPなどによく見かけられます。 『特価(品)』:特別に設定された割引価格。通常の割引価格よりもさらに安い設定を行うときにもよく使用されています。「おつとめ品」よりもよく見かけられる割引ステッカー表示かもしれません。

『サービス価格(品)』:通常のプライスよりも割引した価格。またこの表示では、一般客と会員やその他の製品とバンドルして購入した人限定といった価格設定を、この「サービス価格」名称で別に設定・表示していることもあります。意味としては「おつとめ品」とほぼ同じで、ステッカー貼付されている商品も、ほぼ同じようなことが多いようです。 『底値』:地域やエリア、その製品分類や同種の商品の中でも、もっとも安い価格。通常特定の商品については、異なるメーカーで、また異なるスーパーや店舗であっても同種であれば仕入れ価格や販売価格は暗黙の了解的に大体同じ位置に設定されます。ですが、仕入れ量を一気に増やしたり大型のプロモーションなどを行うことで、その仕入れ価格を下げて、普段の販売価格で最も安いときよりも、さらに安い価格で販売することがあります。 これが「底値」。安い値段で日常のあらゆるものを購入するタイプの主婦たちには非常に人気の言葉ですが、中高年や、中上流層の主婦にはあまり上品な表現とは思われないため、店舗運営側でこの言葉を使うには、それなりの客層分析も必要です。

『見切り(品)』:生鮮食品などで、消費期限が近付いているもので、腐りやすい、品質劣化がおこりやすい商品や、見た目が悪くなりやすいものなどについて、値段を下げて販売するときに主に使われる表示。「おつとめ品」もこれと同じ意味範囲でもよく使用されています。 『処分(品・価格)』:上記『見切り品』同様に用いられています。見切り品は何がしかの劣化などがあるケースに主に用いられることが多く、処分品では、その販売店での取り扱いがなくなった、商品劣化は見られないながらパッケージに傷がついたなどの、店側の事情で、廃棄するよりは安くしてお客様にオトクに商品を提供したいといったときによく使用されています。

出典:pixabay.com

『まけておきます』:先ほどの商慣行において、商業者間同士の取引にみられるセリや見積もり値引き合戦という勝負事による価格決定をはじめとした、軽いバトル型商業契約での、まける=買ってもらいたいということを明確にしたことに端を発する表現。 金を払ってくれる側を持ち上げるためにまけを表示することに通じています。ちなみに、このときの「まけておく」は地域によって方言での活用とも相まって「負ける、敗ける、負かる、敗かる、儲ける(まける ※用例外)」などとするところもあります。これは古文でいう、「罷る(まかる)」退出する、去るに通じる語源ではないかとも言われています。 『おおまけ』:上記の「まけておきます」に準じた表現で、頂点にいる私が譲りますといった意図を表したり、大敗によってお客様に価値を提供しますであったりする意図が多いといわれます。おまけとは違い、おまけが更に大きく、中身を拡充させたものであるといった風にとらえている世代なども見られるようです。 『おまけ(品)』:ちょっとサービスするあるいは、価格を下げるといったときの表示。他に、プレゼントなどをプラスしたり、通常販売時よりも内容の量目(商品の内容量などをプラスするとき)にも用いられる表現です。 よく、顔なじみのお魚屋さんなどがサービスしてくれるような、サザエさんなどにみられるシーンは、この「おまけ」を多用しています。 御用聞きさんを使っていた世代には、このおまけ=末端の販売提供者の裁量である程度行えるサービス目当てで、この販売提供者をつかっていることも少なくありません。 現代でいえば、新聞拡張員が配っている、新聞用ごみ袋・トイレットペーパー・洗剤・ジャイアンツ戦チケットといったあたり+新聞価格割引の双方=「おまけ品」=「おつとめ品」といった概念でしょうか。

『努力(価格)』:値引きを行うには、一般的にはさまざまな企業努力が必要です。その努力部分を前面に出した表示が努力価格・努力商品です。企業によっては、この努力部分を、自社による商品開発やカスタマイズ、一括購入とプロモーションなど、商品と流通を含めたあらゆる手法によって実現しているところもあり、自社の手掛けた部分が大きな商品を「努力品」として別にライン建てしているところなどもあります。 『勉強させていただきました』:お客様のために、その心を読んで、この価格なら買ってもらえるという納得のいくラインを出せたというのが「勉強させていただきました」「勉強しとくよ」といった価格設定での語の使い方です。よく直接セッションで購入量や価格を決めるようなシーンでも、商業者間や、商業者と一般客の間で、古くから使われる表現でもあります。ちなみに、一般商業店舗のみならず工事見積や仕入れなどでも良く使われています。 『お勉強(品)』:上記に同じ表現です。

「おつとめ品」についてのあれこれ、いかがでしたか?

おつとめ品について、語源、意味、由来から、関連したことばの変遷まで、まるごとご紹介しました。 おつとめ品の他、いろいろとバリエーションの多い、割引表示。 最近は、日本でも、外国語をつかった表現が増えて、SALEやSOLDといったものなどもよく見かけます。 「おつとめ品」のように、ちょっと表示をみたあと、日本人らしい表現や購入する人にとってのちょっとした気遣いを感じさせる言葉・・・ ふるくからつづく、「おつとめ品」のような奥深い日本的な文化を含んだ表現が、店頭から徐々に減っていくのは寂しい限りですね。

ちなみに、領収書や請求書、見積書発行のときに、値引き額提示をする際にも「おつとめ品」や「おつとめ価格」割とよく見かける表現です。 IT系工事などのパーツ購入や無料納入部分などに「おつとめ品」などが表示されていることもあります。 ちょっと奥ゆかしい表現として、「おつとめ品」をはじめとした表現・・・つかってみませんか?