【判断力の鍛え方】判断力の重要性とトレーニング方法をまとめてみた

まず判断力のない人はどんな人かについてみていきましょう。ビジネスでは、多くの判断を迫られる場面が多く、判断力がないと時間的にも場面的にも損をします。判断力がない人の大きな特徴としては、決定力がないということです。ですから、人に先を越されてしまうことが多く、結果に責任を持たなくてもいいという責任逃れをする人ともいえます。判断力がないのは、どうしてなのでしょうか。 判断力のない人の特徴として、次のようなことがあります。 1.判断力のない人は、よく言われる「わからないことがわからない」という特徴があります。わからないことを誰かに聞くということもしませんから、自らの課題もわからないという特徴もあります。 2.判断力のない人は、指示待ち状態の人が多いです。1.でも述べましたが「わからないことがわからない」のですから、聞けばいいのにそれもしないという特徴があります。何か壁にぶつかったときに、誰かが何とかしてくれるから大丈夫という育ち方をしているのです。 指示待ちはダメなことはおわかりいただけたでしょう。何でもしてくれるような家庭で育った人に多いのですが、親に決めてもらってきたような人は言われないとできなくなってしまうのですね。そうなってしまうと自ら判断する力がつきません。例えば、よくある例が「親が決めた塾に行ったが成績が上がらない。親が選んだ塾なのだから成績が伸びないのは親が悪い」というものです。 3.自分に自信がないという人も判断力のない人の特徴です。自信がないから積極的に取り組めない、自信がないから決断できないという人です。誰かに言われたり、誰かに自分の方法がよいかどうかを確かめたりしながらでないと、次にすすめないというのも特徴です。よくあるのが、自分が判断したことを人に認めてもらえない場面に遭遇した場合です。 一度の失敗で自信を失ってしまう人もおられます。自分の判断が悪いと、一度思ってしまうと、なかなかそこから抜け出すことができないのです。自信をなくすということも判断力を失うきっかけになってしまう場合もあります。

判断力の重要性1:ビジネスに好影響

さて、判断力があれば、現在の社会に順応し、ビジネスの結果を出し利益アップに繋がる、そして時間短縮もでき一日を有効に使えるという重要な要素だとご紹介しました。次に、実際のビジネスシーンにおいて判断力をアップさせることで、ビジネスにも好影響があったという方の体験談を交えてご紹介します。まず、「判断力を持って思考力を高め、スピードを持ってビジネスに当たれば、自分自身や会社の利益は確実に上がる」そんな経験をされた方の体験談です。 『私は、外資系の会社の取引先との交渉役として仕事をしています。このポストに就くまでにはいろいろと努力をしました。不十分な英語力を身に付けるために英語教室にも通いました。しかし、英語は難しく会話がスムーズにできるまでには時間がかかりました。今では英語力が身に付き「君の英語は滑らかだ。」と外国の方に言われるようになりました。 また、英語を学ぶと同時に取引先との駆け引きについても学びました。中でも外資系の仕事で大切な「初めの働きかけ」を重視しました。「先行者利益」という言い方をしますが誰よりも先にコンタクトを取るということを実行していきました。これができるようになったのは、内輪の会議の中で、思考力を発揮するとともに真っ先に提案する、反対するという判断力を身に付けたことが大きいです。 「誰よりも速く」ということを意識して判断して動き、思考力を発揮することで、それがかなり大きなメリットとなり、取引きにも役に立つことを感じました。今海外での仕事も多くなりましたが、英語力の自信と思考力、判断力を身に付けて自分自身の収入も大きくアップし、会社への貢献度も高いと自負しています。』 『私は、たとえ失敗しても自信を持って判断力を見せることが大切だということを、身を持って感じました。私は海外との取引きもあるIT関係の会社に採用されました。面接で英語力や思考力、そして判断力について問われました。IT関係のことに関しては知識やスキルには自信がありましたので、英語力や思考力には自信がありましたが、判断力についてはやや不安がありました。 その時に言われたことは「あなたの英語力や思考力をみて採用したいと思っている。判断力は、ITの世界のあふれている情報量をいかに判断して選択できるかが重要なので鍛えて欲しい。」でした。私が取り組んでいったことは次のようなことです。 ・よい情報を選択する練習する ・日常生活の中ですばやい判断をするように心がける ・失敗を繰り返すことで成長するという意識を持つ このような訓練ことからわかったことは「思考力をしっかりと身につけ、即判断できる自分をつくることで、時間に余裕ができ失敗しても取り返すことができる」ということでした。 今では取引先の外国人の方から英語で「チャレンジャー」と呼ばれるようになりました。リスクを恐れても成長はない、成果が生まれない、判断力は失敗を積み重ねることで成長していくと思います。』

判断力の重要性2:判断が早い人は結果を出す

では、判断力をもつことはなぜ重要なのでしょうか。ビジネスは、取引先や顧客とのやり取りによって成り立っています。その場面ごとに、いろいろな立場で、いろいろな判断が求められます。取引き成立においては、その案件を判断し決断しなければならないのですから、判断力というものは会社にとっても非常に重要なものなのです。 もちろん自社内においても、任された仕事の分析をしっかりとして、計画を立て、実践し、評価、次回に向けてのアクションを起こさなければなりません。そのときに判断力が求められる場面が多いのです。判断力がないときちんとした仕事ができないといっても過言ではないと思います。 試行錯誤という言葉があります。成功や失敗を繰り返すことで生まれるアイデアや思考力はとても重要です。判断力がないと、試行錯誤を続けていくだけでスピードも上がりませんし、正確な判断ができないことにつながります。判断力はアイデアや思考力を生み出すためにも重要な役割があるのです。

判断力の重要性3:判断スピードを上げると、利益の大きさも上がる

判断力は自らの利益、会社の利益にもつながっていきます。その理由はスピードです。判断力があると利益が上がるスピードが早くなるからです。会社の取引きにおいて考えてみますと、商談という場面があって、そこで「これはいける!」と判断したらすぐ手続きに移るというスピードです。そこには、もちろん実行力や思考力も要りますが、それ以上に大きな力になるのが判断力ということになります。 その取引きで、実行力や思考力を発揮して万一取引きがうまくいかなくても、そこで発揮した判断力は生かされます。判断力のない人はそれをしないわけですから成長がないといえます。失敗を恐れず判断力を生かしてビジネスを展開している人は、判断力のない人が何もしないよりも明らかに成功しているといえます。

判断力の重要性4:選択肢が多いほど「即判断」は簡単にできる

最近では思考力や判断力というものが劣ってきていると言われます。その一員が、選択肢が多いことです。パソコン、インターネットの普及でアプリが簡単に手に入る時代も影響しています。どの情報を信じればいいのか、どの商品が効果があるのか、そこで判断力がなければなかなか決めることができません。さらには、社会でもレストランのメニューが増えてどれを食べるかを迷ったり、同じような種類の電化製品がいろいろな会社から出ていてどれがいいのか迷ったりしています。このような社会の急激な変化が、思考力や判断力を鈍らせているのです。 しかし、物の数が多いということは、判断しやすいというように考えることも大切です。初めは品数が多いと迷います。しかし慣れてくると選ぶものが多い分、自分が判断するための訓練にもなるからです。「すばやく判断する」ための訓練です。多くの商品でいつも迷っていると、急激な変化をしている社会に順応できませんから勇気を持って判断しましょう。

判断力の重要性5:時間短縮

外食をしたときに「このお店ではこの前はハンバーグを食べたから今日はカレーライスにしよう。次回はオムライスだ!」ということで時間短縮になります。また、電化製品を買うときに、A店では割引もしてくれ○万円と提示されたとしましょう。B店にも行くかどうか迷ったときに、「もっと安くなるかもしれないけど、数百円ぐらいの値引きだろう。B店は捨てよう。」という選択をすれば、これも時間短縮ができ早く家に帰って掃除ができるということになります。

判断力を養うトレーニング方法1:方程式を解く

ここからは判断力を鍛える方法をご紹介します。「方程式を解く」は学生の頃に苦労した産物ですね。私たちの日常でもこの方程式はよく使われていることをご存知でしょうか。日常の些細な事であっても、ある課題にであった時に、方程式を解いているのです。例えば、「明日は遅くまで会議がある。でも娘の誕生日だ」という場面があったとしましょう。そこでこう考えます。「明日の会議は譲れない。娘へのプレゼントは今日買って枕もとに置いておこう。誕生日の朝娘はきっと喜ぶだろう。ケーキは、週末にディナーを兼ねて一緒に食べることにしよう。」 これで、会議にも娘さんにも迷惑がかからずに済みます。方程式が解けたということになります。このような「方程式を解く」トレーニングを意識して考えることを繰り返し実行するのです。思考力も鍛えられるとともに、判断力も養われます。ここで、重要なことは1つの方法だけで終わることなく考えて見ることです。 ひょっとしたら「今日の会議は明日に延期もできる。娘の誕生日はやはり大事だから今晩は、あのレストランを予約してそこで誕生パーティーをしよう。」ということが可能かもしれません。このように思いをめぐらせることが思考力、判断力を鍛えることができます。

判断力を養うトレーニング方法2:状況判断をする訓練を

サッカーや野球で大切なこととして「判断力」や「決断力」ということが言われます。もちろん、選手が瞬時に判断することが重要なのですが、一方でデータをもとにして、状況によって判断することが重要なのです。ですから、これをビジネスに置き換えて考えて見ますと、例えば取引先とのやり取りについてはしっかりとした状況判断が必要で判断力を鍛えることが必要です。 判断力を鍛える一つの方法は、いつ、誰が、どのように行うのかという今の状況をしっかりと掴むことです。そこで出てきた選択肢の仲から一つを選び実行することです。これを繰り返して行っていくことで判断力は身に付いていきます。そのためには思考力も必要です。しっかりと鍛えるようにしてみてください。

判断力を養うトレーニング方法3:すばやく決める訓練

ビジネスにおいていくら思考力があっても決定する判断力がないと、いろいろな商談や取引きに影響します。友人や家族でランチ、ディナーを楽しむ機会も多いでしょう。このような機会が、判断力のトレーニング方法に関係しているのです。外食を楽しむときにメニューを選ぶのに迷うことは多々あるでしょう。 そこで、お店やメニューを瞬時に選ぶ(決定する)ことを意識して判断力を高めます。その場合に必要になるのは、「瞬時に決める」ことです。食べたいもの、飲みたいもの迷うでしょう。迷わずに決めることは難しいですが、思い切って「瞬時に決める」ことを続けてください。 上司に「今日のお昼どこに行こうか?」と聞かれたときに「○○はいかがでしょうか。」という聞き方をするのです。これは、上司が「次の取引きで何がポイントだと思う?」と聞かれたときに「○○だと思いますがいかがでしょうか。」につながっていくものなのです。これからこのトレーニングを始めてください。今まで意識していなかったことを意識して習慣化することで判断力を鍛えることができます。

判断力を養うトレーニング方法4:歴史から学ぶ

自らの判断力を鍛えるために次のような方法で実践された方もおられます。 『私は、会社勤め26年、いよいよ管理職になりました。管理職になった当初、社長から「君は思考力もあり、積極的でもあるが最後の詰めが甘いと思う。取引先を相手に前面に立つ立場になると「判断力」が必要だ。その取引きの先を読んで未来を予測して判断することが非常に重要になる。」と言われました。 そして、勧められたのが歴史の本を読むことでした。「過去の武将の判断を学んで欲しい。」ということでした。その日から時間を見つけては、世界も日本も関係なく読み始めました。私は英語もできましたので、英語で書かれた書物も読みました。そこで学んだことは「駆け引き」や「決断」です。歴史が生まれた背景を読みすすめていくと決断のときに武将が見せる判断力が見えてきます。直接的にビジネスに結びつく部分もあります。判断力を鍛えることを考えている方には、歴史書はぜひおすすめしたいです。』

判断力を養うトレーニング方法5:その他の鍛える方法

その他、判断力を鍛えるトレーニングとして、次のようなことをオススメします。ご自身の性格や場面に応じて活用していただければと思います。 ・わからないことをはっきりさせる習慣をつける ・判断するときに柔軟な思考力を持って対応する習慣をつける ・全体をしっかりと把握し、選択肢を広く持つことを訓練する ・過去の失敗はきにせず、失敗を繰り返してもいいから今を大切にすることを意識することを習慣化する

判断力を必要とする職業1:不動産関係

どんな職業でも思考力や判断力は必要です。会社の取引きや顧客対応でも、どのタイミングで話を切り出すか、また契約のサインを求めるかなど、その瞬間を判断しなければなりません。ですから一般的にはどんな職業であっても判断力が求められるということになります。不動産業界で働く人はかなりの判断力を必要としているようです。以下、A不動産会社で働く人の過去の体験談をご紹介します。

体験談1:取引上の判断力が重要

『私はA不動産会社に就職して5年目になります。不動産の世界は入れ替わりが激しくせっかく慣れた先輩がいつのまにか他社に転職しているということも経験しています。私が初めて契約できたお客さんは、中古マンションの売却でした。この物件は、駅近でもあって結構人気物件だったのですが、価格設定でお客様と開きが生じてなかなか売れませんでした。 そんな時、他社から流れてきた買取のお客さんがその地域で物件を探しておられるという情報を得て、私に回してもらいました。聞いてみると売却価格を300万円ほど下げてもらえれば、というお話でした。今になって思うことは、その時の私は初めての取引きでしたので判断力がなかったということです。 買取、売却両者の思いを聞きすぎていたように思います。単純に「中を取って150万円ずつ譲り合えるような状況に持っていくこと」という判断です。結局その物件はお流れになってしまい、私の初めての取引きは不発に終わったのでした。5年目の今、日々「お客様のために」と「取引上の判断力」を両立させてがんばっています。』

判断力を必要とする職業2:医師

また、医療関係の方も判断力というものを大切にされています。それは、患者さんの体や心という非常に重要なものについて診断(判断)しなければならないからです。この判断を誤れば、患者さんの命にも関わるのですから、判断力というものが求められるのです。ここに、医師10年目の方の体験談をご紹介します。

体験談2:的確な判断力が必要

『私が医者になったのは、人が好きだからです。患者さん一人一人の病気を受け止めて患者さんや家族さんの思いを受け止めて、コミュニケーションをとりながら診療にあたる、そんな職業への憧れがきっかけでした。今、医者になって痛感していることは、患者さんの症状をいろいろな検査結果を見ながら、診療方針を決定するという判断力のいる仕事だということです。 時には見分けのつかない病気もあります。検査結果を見てもわかりにくい、そんな症例が現実にあるのです。しかし、医者は、そこで治療方針を判断しなければなりません。その判断が的確であった時に、患者さんや家族さんと喜び合えるのです。私は、判断力の必要なこの職業に就いて満足しています。これからも的確な判断を心がけて生きたいと思います。』

【判断力の鍛え方】判断力の重要性とトレーニング方法をまとめてみた まとめ

いかがでしょうか。判断力の重要性とトレーニング方法をご紹介しました。体験談にもありますが、それぞれの場面で判断力は必ずいるものです。今判断力がないと思っておられる方は、ぜひ判断力を鍛えるトレーニングを始めていただきたいと思います。仕事もそうですが、プライベートでも必ず役に立つものです。