【年収200万の人の生活事情】手取りは?結婚できるの?

仮想通貨が高騰し、「億り人」などという言葉が流行った一方で、収入の格差は日本でも確実に開いていると言われています。お金が人生で最も大切な物ではありませんが、生活する上で必要な物であることも確かです。お金が多ければ多いほど生活は楽になるものですが、年収200万円という、決して多くはない年収で生活している人がいることも事実です。一般的に、年収200万円以下の人は「ワーキングプア」と呼ばれており、年収200万円というのは少ないというイメージですが、実は日本で全国の就業人口のうち、約25%が年収200万円以下だと言われています。当然、主婦で扶養内での収入のために働いている人もいますが、その中には20代、30代の働き盛りの人がいるというのも事実です。今回は、年収200万円の、リアルな生活事情にフォーカスします。

年収200万円の人はどんな職業の人?

そもそも、年収200万円の人はどんな職業に就いているのでしょうか。年収が少ない仕事というのは、そもそも仕事が楽なのか、もしくは大変だけどお金が少ないのどちらかのケースがほとんどです。前者ならば仕方がない気もしますが、後者は完全にブラックです。年収200万円が多い職業として、以下の業種が考えられます。

地方の零細企業

ブラック企業が多いと言われている地方の零細企業は、社長のワンマンで削れる経費は削る傾向にあります。会社にとっての一番のコストは「人件費」です。つまり、あなたの給料なのです。フルタイム勤務でボーナスはなし、年収200万円というのは、よく聞く話です。時給換算すると、800円〜850円になるので、金銭的には魅力は感じられない仕事です。しかし、残業を全くしなくても済む、いつでも休めるなど、零細企業だからこそ、勤務実態にゆるいということもあるので、年収200万円でも辞められない人が多いことも事実です。

コンビニ定員

高校生、大学生のバイトの定番でもある、コンビニ定員も、年収200万円の職種です。コンビニ定員というと、時給800円〜850円というのは相場ですが、フルタイムで15日〜20日働いても年収200万円、深夜のシフトに入ってもう少し増えるくらいの感覚です。しかし、近年ではコンビニ側も人手不足に困っており、それを解消するために時給は高騰している傾向にあります。年収200万円より増えるかもしれませんが、その分フルでシフトに入れられてしまうかもしれません。

ビルの清掃

深夜のビル清掃など、お掃除系の仕事も年収は200万円の職種の代名詞だと言われています。1回の労働時間が短いというメリットはありますが、時間帯は深夜のことが多く、ビルによっては空調システムを使うことができないので、真夏や真冬はとても大変な仕事です。

非正規社員の場合がほとんど

年収200万円の職業の一部をご紹介しましたが、年収200万円の雇用形態がほとんどバイトやパートなどの非正規社員なのです。アルバイトやパートで労働を回そうとすると、どうしても人数が必要になります。しかし、このような時給が低くてあまり稼げない仕事は、若者がどんどん離れているという現状があるのです。時給で働くことが非生産的だと考えられる時代なのです。一方で、20代で正社員で働いている人も、年収200万円で「いい給料」だと言う年代もいます。このように、収入の格差は広がっていく一方なのです。

年収200万円の手取り収入は?

年収200万円というのは、諸手当が引かれる前、つまり「総支給」の金額となります。正社員ならば、ここから厚生年金、国民年金、住民税、所得税、雇用保険など諸々が引かれて給与として支払われます。これを「手取り収入」と言い、実際に毎月手元に入ってくるお金です。この手取り収入ですが、年収が多くなればなるほど、引かれる諸費用は多くなるので、年収1000万円の人よりも年収800万円の人の方が幸せなどとも言われています。年収200万円の場合、手取り収入はいくらになるのでしょうか。

手取り収入は170万円前後

年収200万円の人は、手取りで約170万前後の収入を得ることができます。つまり年間で30万円程度が色々差し引かれるということです。ボーナスを考えない場合、年収200万円は月収で16.6万円が総支給金額となります。そのうち、税金で3万円が引かれるので、13万円〜14万円が手取り月収となる計算です。

税金があまり取られないのはメリットの1つ

年収が少ない人のメリットとして、税金があまり取られないということが挙げられるでしょう。年収が高くなればなるほど、支払う税金は多くなります。そのため、みんな色々な控除申請をし、支払う税金を安くするように四苦八苦しています。しかし、年収200万円の人は、そもそも引かれる最低限の金額しか引かれないので、あまり深く考えなくても済みます。引かれる額も多くはないので、控除申請をしなくてもなんとかなるでしょう。唯一、高額医療費が必要となった場合は確定申告で控除を受けることをおすすめしますが、年収200万円の人はそもそも病院に行く人が少ないようです。

年収200万円の実際の生活事情は?

それでは、年収200万円の人は、実際どんな生活事情を送っているのでしょうか。先述したように、月の手取りは14万円、ボーナスは無しという設定で考えてみましょう。手取りで14万円あれば、比較的なんでもできるでしょう。まず、必ず必要になるのが、衣・食・住に関する出費です。服は毎月買わなくても済むはずなので、毎月の定額の出費となるのは食事と住居費用でしょう。一人暮らしの場合、家賃は手取り収入の4割が理想だとされています。14万円の40%なので、5万6000円が家賃の相場となりますが、理想としては5万円で抑えたいところです。あとは、水道光熱費で1万円、食費が3万円というところでしょうか。残りの6万円の内訳は、貯金や保険、医療費、交通費などに使うようになるでしょうが、毎月ギリギリの生活であることは間違いありません。

年収200万円で一人暮らしは厳しい

年収200万円で一人暮らしをすると、やはり一番ネックになるのは家賃ではないでしょうか。年収200万円で一人暮らしのをするのは、正直厳しいと言わざるを得ません。これが実家住まいであれば、1万円〜3万円程度のお金を入れるだけで、生活費をグンっと抑えることが可能です。年収200万円でも、実家に住んでいるのであれば、結構な贅沢な暮らしができると言えるでしょう。11万円毎月自由に使えるお金があれば、貯金はもちろん、趣味や嗜好品にお金をかけることもできます。逆に一人暮らしの場合は、毎月ギリギリ、もしくは少しの赤字となる月も出てくるでしょう。結婚式や飲み会など、出費が重なる時期は、貯金を切り崩しながら生活していくことになるでしょう。

生活費は月に8万円程度で抑える

それでも年収200万円で一人暮らしをしたいのであれば、生活費は8万円以内に抑えたいところです。そうなると、家賃、もしくは食費を抑えるしかありません。きっと生命保険などに入ることもためらわれるでしょう。手取り14万円の中から8万円の出費で抑えると、残り6万円となるので1ヶ月間自由に過ごすことも可能です。ただし、あまり節約しすぎても、今度は自分に掛けられるお金も節約せねばならないので、スキルアップなどにつながることにお金を使いづらくなってしまいます。結果として、いつまでも年収200万円の生活から抜け出せない、という悪循環に陥ってしまうのではないでしょうか。年収200万円で一人暮らしをして、それなりの生活をしたいのであれば、並々ならぬ節約生活が必要であることを頭に置いておきましょう。

年収200万円でも貯金はできる?

年収200万円でも、しっかりと貯金をすることは可能なのでしょうか?結論からいえば、不可能ではありません。年収200万円でも、月に5万円貯金をしている人もいます。結婚していて、夫婦共働きならば、年収200万円でも貯金は余裕でしょうが、一人暮らしの人は計画的に貯金をしなければかなり厳しいでしょう。そもそも、「なんのためにいくら貯金する」のかを明確にし、期限を決めて貯金をするようにすると良いでしょう。

やり方によっては貯金は可能

年収200万円でも、計画的に貯金をすることは可能です。一番いい方法としては、強制的に積み立てしてしまうことです。最近では、銀行がこの仕組みの貯金を推奨しており、指定日に強制的に引き落としがされるという貯金の方法になります。いつでも解約することができるので、なかなか貯金ができないという人は、この仕組みを活用すると良いでしょう。もう1つの方法は、いくら必要なのか明確にしておくことです。毎月決まった金額を貯金するのではなく、「今月は1万円、来月は余裕があるから3万円」というように、自身の懐具合を見て貯金額を決めることが必要です。ゴールを明確にしておくことで、ブレずにそこに進んでいけるようになります。

節約次第で5年で100万円貯めることもできる

年収200万円でも、節約次第では5年で100万円を貯金することも可能です。年収200万円の人にとって、100万円の現金が自分の手元にあるというのは想像がつかないかもしれませんが、5年間だったら十分に貯金可能が額です。毎月16,000円ずつ貯金すれば、5年後には100万円が貯金として口座に残っているでしょう。貯金をする人の特徴として、「何かあったときのため」という理由で貯金している人が多いのですが、100万円あれば何かあっても1年は生活することができるはずです。そのため、年収200万円の人の貯金額の目安は、100万円もあれば十分です。それよりも、一日も早く年収200万円生活から抜け出すために、自己投資にお金をかける方が、5年後には100万円以上の価値になっているかもしれません。

年収200万円でも結婚できる?

年収200万円でもう1つ悩むところが「結婚」についてではないでしょうか。結婚というと、結婚式を挙げるのにもお金はかかりますし、それ以外にも、新居の契約や諸々で湯水のようにお金は流れていきます。当然、生活費も1.5倍〜2倍になることが考えられるので、独り身の時とは経済状況は全く変わると言っていいでしょう。年収200万円の人同士であれば、問題なく結婚はできるでしょう。しかし、相手が自分よりも年収が上回っていたり、生活水準が高い場合、結婚は難しいと言わざるを得ません。人は、一度良い生活を経験してしまうと、なかなか生活水準を下げることができません。生活に対する価値観が違うと、生活費が2倍以上になってしまうことも考えられるので、年収200万円でも結婚はできますが、相手をしっかり選ぶことが重要です。

交際費などを気にしない相手となら結婚はできる

結婚をする前に、年収200万円の人もデートをして交際をしなければなりません。この時、交際費を割り勘などにすることに抵抗がない相手とならば、結婚したあともそこまで揉めることはないでしょう。日本ではまだまだ、「交際費は男性が出すもの」という認識をしている女性は多いので、そのような考えの相手だと、結婚は厳しいかもしれません。

結婚後は共働きでないと生活は厳しい

年収200万円で結婚した場合、結婚後も共働きでないと生活は厳しいでしょう。共働きになるので、生活費などをしっかりと節約できれば十分かもしれませんが、基本的にはこれまで以上に出費は多くなると考えましょう。共働きをすればそれなりに生活はできると思いますが、結婚後には子供を作りたいと考えている人は、かなり難しいと理解しておきましょう。さすがに、世帯年収200万円では、生活が困難になります。生活保護などを考えた方が良いでしょう。

年収200万円のリアルな生活事情のまとめ

年収200万円のリアルな生活事情をご紹介しました。ボーナス無しのケースでご紹介しましたが、ボーナスがある場合は、まとまったお金が年に2回入る一方で、毎月の収入は低くなります。ワーキングプアと呼ばれる、年収200万円以下の人は増えていますが、そこから抜け出す努力をすればもっと高待遇の職場に移ることができるはずです。年収200万円で満足せずに、もっと稼ぐ、そしてそれから結婚などを考えたほうが、幸福度や選択肢は増えるはずです。年収200万円から、いち早く抜け出しましょう。