【ローンチ 意味】リリース・リローンチなどとの違いとは

ビジネス、特にIT業界で耳にする、リリースやローンチ、リローンチなどの言葉、正確な意味を把握しておりますか。今回はその意味と使い方を書いてかいていきます。

ローンチ

ローンチという表現は、WebサイトやWebアプリケーションを新たに公開する場合などで用いられている場合も多いが、それだけでなく、新商品や新サービスの公開という意味で一般的に用いられているています。リリースとかなり似ています。 リローンチやプロダクトローンチ、ローンチパーティなどローンチを使用した言葉が数多くあります。 英語では「launch」と書き、世間に送り出す、発車する、始めるなどの意味があります。いまではビジネスの現場で使われていますが、元々はIT業界が発祥と言われ、IT業界でサービスや事業を始める時に使用されていました。ちなみに金融、証券用語としても「ローンチ」が使用され、「有価証券を発行する時、マーケット(市場)に発行することを発表する」という意味を持ちます。

ローンチの語源である「launch」

英語のLaunchには、複数の意味があります。元々の意味を確認してみましょう。 1<新造船を>進水させる 2<ボートなどを>水面におろす 3<人を>(世間などに)送り出す、乗り出させる 4(事業などに)乗り出す 5<新製品を>発売する 6<矢・やりなどを>放つ、<ミサイルなどを>発射する、発進させる、打ち上げる 7<打撃を>加える、<非難などを>浴びせる 8<攻撃などを>始める、起こす

ローンチ?ランチ?

しばしばlaunchの発音をローンチ?ラーンチ?どちらという人があわられます。結論、日本語で表記するときはローンチというのが一般的でしょう。ちなみにイギリス英語ではローンチ、アメリカ英語ではランチと表すらしいです。

ローンチの事例

どのように使われるか複数事例を見てみましょう。 ・B社が新しいサービスをローンチしたようだ。 ・当社も新しいサービスのローンチができる時期にきている。 ・新しいアプリケーションソフトのローンチタイトルを決めよう。 ・プレスリリースを公開したことで正式にローンチとなりました。 ・先月ローンチしたプロジェクトの反響はどうですか? ・この商品のローンチは3カ月遅らせることになった。

ローンチのつく言葉

ビジネスの場面では、リローンチ、ローンチパーティ、プロダクトローンチなど「ローンチ」がつく用語が多く使われており、分野や業界によって意味が異なるものもあるようです。ここではいくつか例を見てみます。

リローンチ

リローンチのリ=reには再度という意味が含まれており、リローンチの意味は、ウェブサイトなど一度ローンチしたものを、もう一度修正し、世に出すことを指します。リローンチはリニューアルの意味に近いです。

ローンチパーティ

ローンチパーティとは、新製品や新サービスが出来上がった際、関係者や顧客などを招き、プロモーションも兼ねたお披露目会のことを意味します。IT業界だけでなく、BtoCの製品などでもローンチパーティは開催されます。

ローンチカレンダー

靴のブランドなど新製品の発売が頻繁に行われる分野や業界では、新製品の発売を掲載したカレンダーである「ローンチカレンダー」が掲載されることがあります。

ローンチタイトル

新型ゲームの本体が発売される際、ゲーム本体を発売するメーカー開発のものがお多いですが、同時にゲームソフトも何本か発売されます。これを「ローンチタイトル」と言い、ゲーム本体の売り上げや評判に左右することがあります。「ローンチソフト」や「同時ソフト」などと言われることもあります。ゲーム機は、ソフトがなくては出来ません。また、ローンチタイトルの開発が遅れると、ゲーム機自体の発売日にも影響を及ぼします。最近では、ニンテンドースイッチのローンチタイトルとして、「マリオ」「スプラトゥーン」「ゼルダの伝説」などの新しいソフトが発売されたのが、記憶に新しいでしょう。

ローンチカスタマー

新規開発をする際、その事業を成り立たせるだけの十分な購入、発注が見込まれなければ、新規開発を進めるのはリスクです。その際の見込み客のことを「ローンチカスタマー」と言います。例えば航空機の開発には膨大な費用がかかります。そのため、構想段階で航空会社に新たな旅客機や貨物機の需要を打診し、製造開発に十分なだけの発注をしてもらいます。

ローンチコントロール

車やバイクの制御技術の際に使われ、完全に停止している車やバイクを発信させる、自動制御技術のことを「ローンチコントロール」と言います。車を完全な停止状態から急発進させるとき、エンジン回転数によってタイヤが空転したり、エンストしたりする危険が伴います。 そのエンジン回転数を調節してタイヤの空転を防ぐコントロールシステムのことです。 F1などのモータースポーツではかなり重要なシステムとなります。

プロダクトローンチという手法

プロダクトローンチとは、情報コンテンツを販売するインフォ業界で数年前から積極的に取り入れられているマーケティング手法であり、大きく分けて「準備」「集客」「コンテンツ提供(共感やラポール)」「セールス」の4段階でステップが進んでいきます。この中で特に「集客」においてプロダクトローンチの特徴が現れます。 この手法が登場する前は、縦長の販売ページに誘導して、商品のクロージングをかけるという「セールスレター」というものが主流でした。このセールスレターというのは商品の販売・クロージングに特化して降り、ユーザーに商品を購入してもらうために、キャッチコピーでの見込み客の目を引き、ストーリー性のある導入で引き込み、興味づけや購買意欲を掻き立てる文章を盛り込み、推薦者や実践者の声で信用度をあげ、最後に今だけ、限りありと伝え、クロージングを行います。 プロダクトローンチは、このセールスレターを分け、ステップごとに顧客を育てていくという特徴があります。今すぐ客を獲得するのがセールスレターであり、ちょっと時間がかかる検討客を獲得するのがプロダクトローンチとなります。 最も分かりやすい例としては、映画の宣伝が挙げられるでしょう。映画という商品、つまりプロダクトの宣伝のために制作されたトレーラームービー(短い予告編)や、出演者による宣伝活動、公開直前の試写会など、さまざまな形で少しずつ情報を公開することで映画への期待値を高め、公開日に一気に集客します。 心理学を利用したプロダクトローンチは「最強の集客手法」とも言われ、その効果は絶大です。

ローンチに似た言葉

ローンチとほぼ同じ場面で使われている言葉、ましてやほぼ同意義で使われる言葉があります。

リリース

リリースとは、企業情報の公開、サービスのスタート、商品の販売開始など、開始にまつわる意味を持ちます。英語では「release」と書き、発表、公開、開始などの意味を持ちます。使い方として例えば、「新作のアプリをリリースした。」「新作のメロンパンをリリースした」など、幅広い広義で使われ、CDやゲームソフト、ウェブサイトなど、一般的には音楽、ゲーム、ウェブサイト、映像、ソフトウェア、アプリなどに使われることが多いです。

プレスリリース

プレスリリースの意味とは、行政機関や民間企業などから報道機関向けに発表された声明や資料のことです。英語で前半は「press」と表現され、新聞、新聞社などの意味があり、報道する媒体、会社という意味が転じて、報道全般の意味を持ち、後半は「release」という後悔の意味があります。なので情報を公開(報道)するという意味で、プレスリリースという言葉があります。 「ウェブサイトにて新商品がプレスリリースされた」「プレスリリースをしたのち、商品が使えるようになる」などと使われます。 「リリース」と「プレリリース」のタイミングは近いはずです。事前にサービスを情報公開という意味でプレスリリースし、実際に使えるようになるリリースの日が異なるなど、ケースバイケースであり、完全にスタートが一致するというわけではありません。 企業の規模感によってですが、プレスリリースはサービスの開始告知、ダウンロード数が100万を超えたなどの成長過程アピールなど、複数回プレスリリースが行われることもあります。

カットオーバー

リリースに似た意味で、カットオーバーという意味があります。新たにシステムが稼働を開始することや、webサイトがオープンすることなどを指す和製英語です。実際上場企業で飲食系のフリーペーパーウェブサイトの広告営業をしていた際、毎月フリーペーパーが発行されたり、ウェブサイトがきりかわるタイミングでカットオーバーという言葉を使用していました。

キックオフ

キックオフとは、プロジェクトの開始時にメンバーが一同に会して開催される集まりのことを意味します。元々キックオフとは、サッカーやラグビーなどで試合を開始・再開する時に用いられる言葉ですが、これが転じて、ビジネスの世界では、「何らかのプロジェクトを立ち上げること」という意味で使われています。例えば * 「明日、新しいプロジェクトがキックオフされるようだ」 * 「来月キックオフするので、それまでにメンバーを集めてください」 などのように使われます。

ローンチとリリースが使われる場面の違い

ローンチとリリースはほぼ同意義です。とはいえ、両方が使える場面、片方しか使えない場面があります。 先に書いたようにローンチはもともとIT業界用語発祥であり、リリースはどちらかというと音楽、ゲーム、ウェブサイト、映像、ソフトウェア、アプリなどに使われるという背景があります。 なので 両方が使得る場合(使っておかしくない場合) ●弊社のウェブサイトをローンチした ●弊社のウェブサイトをリリースした いずれかしか使えない場合(どちらかに使うと使っておかしくなる場合) ×人気バンドの新曲CDがローンチした ●人気バンドの新曲CDがリリースした ▲自動車メーカーが新車をローンチした ●自動車メーカーが新車をリリースした など、リリースが適用する分野ではリリースを使用したほうが違和感なく使える場合があります。

ローンチの類語

●立ち上げ→新しい企画や作業などを始めること、設立すること ●公開→特定の人に限定せず、広く一般の人々に入場。・出席・観覧などを許可すること ●開始→物事を始めること、または始まること ●発進→出発すること、転じて行動を起こすこと

ローンチの対義語

●クローズ→終業すること、サイトやアプリケーションを終了すること ●非公開→一般の人が見聞きをできないようにされること ●終了→物事が終わること、終えること ●廃止→物事をやめて行わないこと

仮想通貨でも使われるローンチ

最近一般的となった仮想通貨の分野でもローンチは使われています。仮想通貨分野で使われる言葉の確認をしましょう。 ●ローンチ 通常と同じく、新しくサービスを立ち上げるということや、ウェブサイトを公開することをローンチすると言います。なので「2016年10月28日にZcashがローンチされた」「ブロックチェーンを応用した新たなプラットフォームをローンチした」などと使われます。 ●トランザクション トランザクションとは処理という意味を持ち、仮想通貨のなかでは、仮想通貨の取引のことをトランザクションと呼ぶこともあります。例えば仮想通貨や、ネットオークションなど金額に変動がある場合、残高を確認する、商品の価格を確認する、入札処理をするなどの行程を踏む中で、他の人が入札などをすると値段変動が起き、購入できなくなってしまいます。 そこで残高の確認から商品の現在の価格の確認、そして入札処理までの一連の流れをひとまとめにした単位を、トランザクションと言い、特徴としては、一連の流れすべてがうまくいかないと、処理自体ができなくなるということがあります。 ●チャート 仮想通貨は、書いて売り手で価格が変わります。その情報を図やグラフでまとめたのをチャートと言います。仮想通貨のチャートは、ローンチされてから(運用や公開がスタートしてから)これまでの価格の変動をグラフにしたものであり、折れ線グラフ、面グラフ、ローソク足グラフの3種類があります。

ローンチという言葉

ビジネス用語としての「ローンチ」は、「立ち上げること、参入すること、始めること」などを意味し、「ローンチする」との使い方が一般的でしょう。新しい商品やサービスなどを売り出す時に使うことが多く、以前はIT業界やベンチャー関連で好んで使われる言葉でしたが、今では広い業種で使われるビジネス用語になり、かつリローンチやローンチパーティ、プロダクトローンチなど数多くのローンチを使用した言葉が出てきています。 きちんと理解し、その場にあった表現を使いましょう。