【計画的な退職の手引き】仕事を辞める時に勇気を出してやること

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「もうこんな仕事辞めてやる!」きっかけは何であれ、仕事をしていて、そんな言葉を言うこと、会社員として働いている人には、1度や2度はあるのではないでしょうか。 もちろん、そんな衝動的に仕事を辞める人はいないでしょうが、実際に仕事を辞めるのには、勇気がいることも事実です。 仕事を辞めるとなると、次の仕事を探すための転職活動などが注目されることが多いのですが、仕事を辞めることを上司や同僚に伝えるのも、なかなか勇気がいることです。 また、計画的に仕事の退職の手続きが終わらないと、残った人に迷惑をかけてしまいます。 今回は、仕事を辞めるための、準備から実際に辞めるまでの計画的な手引きと、勇気を出して行うべきことをご紹介します。

仕事を辞めたい!そんな時にはどうしたらいい?

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仕事をしていて、新卒で入った人は仕事が合わないこともあるでしょう。そのほかにも、性格が合わない上司や同僚がいたり、そもそも仕事の内容がつまらない。 そんなことを感じてしまい、仕事を辞めたいとついつい言うこともあるでしょう。言葉に出さないまでも、グチを言う人もいるでしょう。 仕事は、人生において大きなウェイトを占めることは間違いありません。働き方は様々あれど、仕事をしなければ生活できないという人がほとんどでしょう。 仕事には、3つの種類があると言われています。

辞める人が当てはまる仕事の種類ライスワーク

ライスワークという言葉を聞いたことはありますか?ライスはそのままお米を言うので、つまり、「ご飯を食べるために」やっている仕事のことを言います。 おそらく、日本の労働者人口の7割の人がライスワークとして、仕事をしているのではないでしょうか。新卒で就職する人も、ほとんどがライスワークの人が多いでしょう。 別にライスワークが良いとか悪いの話ではありません。しかし、「仕事辞めたい!」と感じる人のほとんどが、ライスワーク、つまり「食べていくために仕事をしている」という人が多いのも事実です。

辞める人が当てはまる仕事の種類ライフワーク

ライフワークという言葉は聞いたことがあるでしょう。ライフワークというのは、いわゆる「天職」だと言う人もいます。新卒からこのライフワークに出会える可能性は少ないでしょう。 ベストセラー作家の本田健さん曰く「ライフワークとは、自分のなかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方」と表現しています。 自分の仕事がライフワークだと感じている人は、仕事を辞めるという発想になることはほとんどありません。

辞める人が当てはまる仕事の種類ライトワーク

最近注目されているのがライトワークという言葉です。近年、もう1つ提唱されている仕事がライトワークという働き方です。 これは、損得を考えずに、人を輝かせる、他人のために働く働き方を言います。 お金になるとか、そういうことは考えずに、自分が喜びを感じることで、相手を喜ばすことを目的とした働き方なので、誰かに強制させるわけではありません。 なので、ライトワークとして働いている人も、基本的には仕事を辞めるという発想を持つことはないでしょう。 つまり、仕事を辞めたいと感じている人は、「なんのために働いているのか」ということを理解していない人が多いのです。 仕事を辞めたいと考えている人は、まず自分の仕事が「ライスワーク・ライフワーク・ライトワーク」のどれに該当するのか、そして、ライスワークの人はライフワークかライトワークにできないか、考えてみると良いでしょう。

仕事を辞める勇気がない!そんな人が考えるべき5つのこと

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仕事を辞める気持ちが固まったとして、それでも言葉にするのは勇気のいることです。 その勇気を出せないために、惰性で仕事を続けているという人もいるのではないでしょうか。特に新卒で入社した人は、1年も経たずに辞めるのはいい印象は与えません。 辞める理由がキャリアアップならまだしも、人間関係だった場合はなかなか言いづらいでしょう。新卒の場合ならなおさらです。 そんな時は、一旦立ち止まって、次の5つのことを考えてみましょう。

1.なぜ辞めたいのかしっかりと見つめ直す

まず、なぜ辞めたいのか、もう1度しっかりと考えてみましょう。人間関係ならば、誰との人間関係が問題なのか、どんなところが問題なのかというところまで深く考えてみましょう。 仕事を辞めると思っている以上、今の職場や業務内容には、少なからず不満があるはずです。 不満が大きければ大きいほど、この辞めたい理由から目を背けがちです。辞めることを伝える前に、もう一度、何が理由で辞めたいと思っているのか、しっかりと見つめ直すことが大切です。

2.辞めなくていい方法を考える

しっかりと見つめ直したら、辞めなくて済む方法があるのかどうかを考えましょう。 人間関係が問題ならば、違う部署に異動させてもらう、転勤するなど、辞めずに問題が解決できる方法が実はあるかもしれません。 新卒の人は、入ったばかりで言いづらいかもしれませんが、我慢して仕事を続けて、結果辞めることになるのならば、最初からスッキリした環境で働いた方が、自分はもちろん会社のためにもなります。 辞めなくていい方法があるのか、無いのか、しっかりと考えてみましょう。

3.人に相談する

方法を考えても、辞めることしか思い浮かばなかったら、思い切って人に相談してみましょう。 友達でも、先輩でも、親でも誰でも構いません。ただし、同じ会社の人に相談するのは、この段階では得策だとは言えません。 会社の状況を知らない、第三者の人に、客観的に話を聞いてもらってアドバイスを受けるようにしましょう。意外と解決策が見つかるかもしれません。 また、人に話すことで、スッキリして、仕事を辞めたいと思う気持ちが収まることもあります。

4.休暇をとってゆっくりする

新卒の人には難しいかもしれませんが、どうせ辞めるとほぼ決心しているのであれば、有給休暇を思い切って取ってリフレッシュしても良いでしょう。 1週間くらい休んで、それでまだ辞める気持ちが強ければ、もう辞めた方がいいでしょう。勇気を出して上司に辞めることを伝えましょう。 逆に、休んでいる間に、やっぱり働きたいと思い直したら、無理に辞めることもありません。もう少し、頑張ってみましょう。

5.一回気持ちを寝かせてみる

それでもまだ、辞める勇気が出ない、辞めると伝える勇気が出ないという人は、一旦気持ちを寝かせてみましょう。 1ヶ月後、まだ辞めたいと思っていたら、しっかり上司に伝えるなど、期限を設けて、仕事を辞めたいと考えることをやめましょう。 そう言っても考えてしまうかもしれませんが、無理に結論を出すのではなく、1ヶ月間辞めたいと思っていたら、それはもう辞めた方があなたのためです。勇気が出なくても、無理にでも仕事を辞めた方がいいでしょう。

仕事を辞める勇気が持てたらやるべき10のステップ

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もう仕事を辞めるという勇気が持てたら、あとは退職に向けて邁進するのみです。しかし、会社に「辞めます」と伝えて次の日に辞められる仕事はほとんどありません。 アルバイトだって、「今月いっぱい」など、正式な辞める日を設定することにあります。ここでトラブルにならずに、次の担当者への引き継ぎ作業や、転職先を見つけることが、スムーズに会社を辞めるためには必要となります。 仕事を辞めるという決断をしたら、次の10のステップで計画的な退職を行いましょう。

1.転職活動を行う

現在の仕事を辞めると決めたら、まず最初にすることは、次の職場を探すということです。起業する人には当てはまりませんが、ほとんどの人はまた別の職場で仕事をすることでしょう。 しっかりと、次の職場を決めてから転職しないと、辞めた後に後悔してしまう可能性があります。そうならないように、必ず転職先を決めた上で、会社に辞めると言うようにしましょう。 まず、このステップでは、転職サイトに登録したり、しっかりとレジュメを作成したり、転職エージェントに登録しましょう。 焦って転職先を見つけてもいいことはないので、自分が「ここなら辞める必要はない」と思える仕事を選ぶようにしましょう。

2.空いた時間に引き継ぎ資料を準備しておく

条件に合った仕事というのはなかなか見つかるものではありません。そのため、実際に仕事を辞めるまでにはある程度の日数が必要となる場合があります。 その間に用意しておきたいのが、引き継ぎ資料です。辞めると決めてしまうと、通常業務がおろそかになりがちですが、そうならないために通常業務の合間の仕事として、自分の業務を「誰が見ても一目でわかるような状態」にしておくようにしましょう。 これは、とても重要であると同時に、転職先でもアピールすることができるので、ぜひモチベーション維持に使いましょう。

3.新規の仕事をあまり受けないように調節する

まだ辞めることを公にしていないので調整が難しいかもしれませんが、新しい仕事はなるべく他の人にお願いするようにしましょう。 この時期は、面接などで休みが多くなる可能性があることと、大きな仕事を受けてしまうと、途中で仕事を辞めるのが困難となってしまうことが理由です。 内勤ならば、色々理由をつけて別の人に、営業ならばなるべく新規の契約は取らないようにしましょう。誠実さには欠けますが、途中で仕事を放り出すよりはいいでしょう。

4.ひたすら面接に挑む

あとは、ひたすら面接に挑みましょう。ここだ!と感じた会社には、とりあえずチャレンジすると良いでしょう。ただし、面接については基本的に平日の昼間の設定がほとんどです。 会社に有給を出して面接に行くようになるので、なるべく複数の会社の面接を1日でまとめるようにスケジュール調整を行うようにしましょう。 この時、スケジュールが合わない企業のも無理くり合わせようとする人もいますが、その必要はありません。 スケジュールが合わないということは、縁がなかったということです。あまり気にしすぎないようにしましょう。

5.決断する

複数面接を受けたら、そのうち数社から内定をもらうことができるでしょう。そしたら、この段階で決断をする必要があります。 どこの会社にするのかという決断もですが、一番は「本当に今の仕事を辞めるのかどうか」という決断です。 面接をして、他の会社を見たときに「実は今の仕事は、自分に向いているんじゃ?」と感じる場合があります。ここまで転職活動をしてきたからといって、無理に転職をすることはありません。 会社を辞めるのも勇気なら、会社を辞めないと決断するのも勇気です。ここで最終的な決断を行いましょう。

6.退職願を書く

会社を辞める決断をしたら、あとは退職に向けて進むだけです。もう、退職願を書いて準備しましょう。 実際に退職願が必要になるかどうかはわかりませんが、提出するだけの段階で用意しておいた方が良いでしょう。 インターネットで検索すればテンプレートが見つかるので、そのテンプレートに沿った書き方をすれば問題ありません。

7.勇気を出して近しい上司に報告する

退職届が準備できたら、直属の上司にあたる人に相談しましょう。この段階で、もうすでに次の会社が決まっていて、入社日も調整しているはずなので、基本的には余裕を持って1ヶ月後で退社させてもらうように話しましょう。 このステップでは、かなりの勇気と確固たる意志が必要です。あなたが仕事ができる人であればあるほど、将来有望であればあるほど引き止められるはずです。 正直に退職理由を言うのもいいですが、嘘も方便です。キャリアアップのためやワークライフバランスのことなど、適当な理由をつけたほうがいいでしょう。

8.退職願を提出する

上司を説得できたら、総務部やもっと偉い人に退職願を書きましょう。このとき、いつ退社か決まるはずなので、退社日が正式に決定したら次の勤務先にもちゃんと報告するようにしましょう。

9.引き継ぎをする

退社日が決まったら、引き継ぎをしましょう。このときに役に立つのが、ステップ2で作っておいた引き継ぎ資料です。 これを渡したあと、一通り説明しながら、基本的なことを書いてあることを伝えれば、簡単に引き継ぎが終わるでしょう。 引き継ぎで手間取ると、最悪退社日が延長になってしまう場合があるので、この引き継ぎはとても重要です。

10.有休消化

スムーズに引き継ぎが終われば、あとは有休消化に使いましょう。有給を使ってバカンスに行くのもよし、ゆっくりするのもよし、次の仕事の準備をするのもいいでしょう。 有意義な時間を過ごせるようにするためにも、引き継ぎ資料はとても重要です。以上が、スムーズに退職するための10ステップになります。 このステップ通りにこなせば、よほどブラック企業でない限り、スムーズに会社を辞めることができるでしょう。

結局のところあなたがいなくても会社は回ります

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会社を辞める上での、スムーズな退職のステップをご紹介しました。しかし、必ずしもこの通りに行わないといけないということではありません。 というのも、結局のところ、あなたが会社からいなくなると一時的に会社は困るかもしれません。しかし、極論を言うと、あなたがいなくてもなんとかなります。会社というのは、そういうものです。 なので、あまり気にしなくても大丈夫です。ベテランの人や新卒の人は、色々心配したり、同僚から様々な言葉をかけられることもあるでしょう。 しかし、大丈夫です。あなたがいなくても、会社は通常通り営業します。仕事も回ります。このことを、覚えておきましょう。

計画的な退職をするためのまとめ

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計画的に勇気を出して仕事を辞める方法をご紹介しました。スムーズに会社を辞めるためには、今回紹介した方法がベストでしょう。 しかし、結局のところ、人の言葉に左右されるようなことはやめて、自分で勇気を出して決断したことを貫いて、一方的に仕事を辞めてしまっても問題はありません。 アルバイトのように、連絡もせずに仕事を辞めるのは良くありませんが、しっかりと話し合いの末、辞められないようならば、勇気を出して無理やり辞めてしまってもいいでしょう。 ある程度、自己中になる勇気を持つことも、仕事をスムーズに辞めるためには必要な要素なのです。 あなたが悩んで決断したのであれば、それを貫き通す勇気と覚悟を持って、仕事を辞めるための準備をしましょう。