年越しうどんの意味/香川県等の地域では定番オススメの具やレシピ5選

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年越しうどんの意味は、年越しにたべるうどんです。しかし年越しそばとは少し意味が異なるので注意が必要です。また日常で食べるうどんとも意味が異なります。年越しうどんは、年越しのタイミングで食べることで、縁起を担ぐことができるからです。 ではうどんを食べることで、どのような縁起を担ぐことができると言われているのでしょうか。数ある言われの一つは、「太く長く」です。うどんはそばよりも太く、また長い食材です。そのため年越しのタイミングでうどんを食べることは太く長く栄えるための縁起を担ぐことになる、とも考えられています。

年越しうどんにも関係する?年越しそばの由来

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年越しそばの由来は年越しうどんにも関係があります。なぜなら同じ年越しの時期に食べるからです。そもそも年越しそばは、蕎麦が切れやすい特性をいかして「今年一年間の災厄を断ち切る」という意味を含ませています。その蕎麦を大晦日の年越しの前に食べるようになった、というのが年越しそばの由来です。このような由来について考えると、年越しうどんも少し切れやすいタイプのうどんを選び、災厄を断ち切るという気持ちで食べるといいかもしれません。

年越しそばと年越しうどんの違い

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年越しうどんの意味はここまでお伝えした通りですが、年越しそばとは一体何が異なるのでしょうか。違いを理解するためには、共通していることを理解することが必要です。年越しそばと年越しうどんの共通点、それは年越しのタイミングで食べる、ということです。 日本人にとっての年越しは、グローバリゼ―ションの視点で見た時に、特徴があることが分かります。それは、年越しとはただ西暦が変わるのではなく、禊でもある、ということです。大祓いの祭祀が12月31日に各地で行われるのはそのためであり、都市部ではあまりみかけないかもしれませんが、伝統が残る地域では地域住民がこぞって参加する重要なイベントでもあります。 この時期に食べる、ということで年越しうどんと年越しそばには大きな共通項があるといえるでしょう。 では次に年越しそばと年越しうどんの違いを見ていきましょう。違いを一言で表現すれば、それはうどんとそばの違いです。まずうどんとそばは似ている食べ物ではありますが、全く違う食材です。

年越しうどんを食べる地域について

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年越しうどんは日本中で昔からある風習、というわけではありません。基本的には年越しそばを食べる風習がほとんどですが、香川県のような、元々うどんをよく食べる地域では年越しもうどんを食べる、という人が少なくありません。年越しうどんはうどんの消費量が多い地域ほど、食べられている確率が高くなるといえるでしょう。 香川県には香川観光協会があり、香川観光の目玉としてうどんを積極的にPRしています。またうどん人気が高いことから、県内には複数のうどん屋が軒を連ね、様々なうどんを提供しています。ユニークなうどんの一つに「家族うどん」というものがあります。「家族うどん」とはその名の通り、個人で食べるうどんではなく、巨大なたらいに入った釜揚げうどんです。家族複数人で食べることを前提に10玉のうどんが入っています。 その他には、「半熟たまご天ぷら入りうどん」もあります。こちらのうどんは、通常のうどんに半熟たまご天ぷらをのせるだけ、というシンプルなものですが、その味は絶品です。だしがしっかりとかかったうどんに、半熟たまごの黄身をとろりとかけて食べるわけですから、その食感も絶妙です。 このように、香川県のようなうどんを観光としてPRできるほど、うどん人気がある地域は、年越しうどんを食べている人がいる可能性が高いといえるでしょう。

香川県等の地域では定番オススメの具やレシピ6選

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前述のように、香川県等のうどんが人気のある地域では、様々なうどんレシピが考案され、地域で食されています。使われる具も一般的なものからそうでないものまで、様々です。ではうどんが愛されている地域では、どのようなうどんが食べられているのでしょか。年越しうどんをテーマとして、そのレシピを見ていきましょう。

1【年越しうどん用】シンプルな素うどんのレシピ

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シンプルな素うどんは、食材がほとんどない時でもうどんさえあれば、簡単につくることができます。一人暮らしの場合、シンプルな素うどんは覚えておくと重宝することは間違いありません。ではそんなシンプルな素うどんをつくるためには、どのような材料が必要となるのでしょうか。 材料は次の通りです。 ・水(180cc) ・だし醤油(60cc) ・ねぎ(少々) ・うどん(1玉) ・すりごま(少々) 【手順】 1 お鍋に水を入れて、その中にだし醤油、ねぎを入れて煮立つまで温めます。 2 煮立ってきたところで、うどんを入れます。 3 うどんを煮込みます。(煮込み時間はうどんの種類によって異なります) 4 仕上げに「すりごま」をふりかけます。 【ポイント】 この調理方法のポイントは、ねぎを使っていることです。ねぎを入れることで、カラダにとっても美味しくなります。お好みで、すりおろした生姜を入れると、より美味しく食べることができます。赤い食材をトッピングすれば、年越しの雰囲気により合ったうどんとなります。

2【年越しうどん用】金時にんじんをトッピングしたレシピ

年越しうどんには、金時にんじんをトッピングすることもおすすめです。金時にんじんのオレンジを赤に見立てることで、より年越しの雰囲気を味わうことができるからです。また金時にんじんは京にんじんとも呼ばれるブランド野菜。一般的なにんじんよりもより赤いので、より年越しの雰囲気に合っているといえます。さらに栄養も含まれている食材なので、健康的に年越しうどんを食べたい場合は、おすすめです。 材料は次の通りです。 ・鶏肉(60g) ・金時にんじん(2/1本) ・うどん(1玉) ・だし醤油(少々) ・水(180cc) 【手順】 1 まず鶏肉、金時にんじんをお鍋で茹でます。 2 もう一つ鍋を用意して、水とだし醤油を入れます。 3 うどんを袋に示された時間通り茹でます。 4 金時にんじんと鶏肉を食べやすいサイズにカットします。 5 うどんの上に、カットした金時にんじんと鶏肉をトッピングします。  【ポイント】 年越しうどんに赤いカラーを取り入れる際は、上記のようなレシピで金時にんじんを取り入れるのはおすすめです。赤い具は他にもありますが、金時にんじんであれば栄養もとれるため、年越しの縁起担ぎにも適しているといえるでしょう。 また鶏肉を120gの大きなサイズにすれば、男性的なインパクトがあるうどんとして作ることもできます。

3【年越しうどん用】小エビをトッピングしたレシピ

年越しうどんには、小エビをトッピングするのもおすすめです。年越しうどんに限らず、料理は視覚的に楽しむことが大切ですが、小エビはうどんに赤を加えたい時にぴったりの具だからです。小エビの種類を見分けることは簡単ではないので、こだわる必要はありませんが、年越しうどん用だと考えるなら、できるだけ赤いものを選ぶべきだといえるでしょう。 材料は次の通りです。 ・水(180cc) ・うどん(1玉) ・だし醤油(少々) ・たまご(1個) ・小エビ 【手順】 1 鍋に水とだし醤油を入れて沸騰させます。 2 たまごと小エビを入れて茹でます。 3 うどんを表示された時間通り茹でます。 4 ゆで上がったうどんの水をきります。 5 器を用意して、だしとうどんを入れます。 6 最後に小エビを盛り付けて完成です。 【ポイント】 年越しうどんとして小エビを入れるのであれば、できるだけ赤い色にこだわりましょう。また小エビの種類は乾燥小エビでも、そうでない小エビでも構いませんが、エビの量を増やせば、それだけダシも出るのでオススメです。もし大きなエビを用意できるのであれば、それを盛り付けることで豪勢な年越しうどんとすることもできます。

4【年越しうどん用】カマボコをトッピングしたレシピ

年越しうどんには、カマボコもぴったりです。ただしカマボコであれば何でもいいわけではありません。カマボコは紅白の色のものを使いましょう。そうしなければ、年越しうどんの雰囲気にならないからです。スタンダードな茶色と白のかまぼこでも美味しくいただくことはできますが、やはり年越しうどんという雰囲気にはなりません。年越しうどん用にかまぼこを準備するなら、赤と白のコントラストができるだけ際立つものを選びましょう。年越しうどんを作る際は、ただのうどんにはない紅白を意識することがポイントです。 材料は次の通りです。 ・東丸うどんスープの素(1袋) ・冷凍うどん(1玉) ・ねぎ ・かまぼこ ・油揚げ ・水(180cc) 【手順】 1 うどんスープの素を水に溶かします。 2 冷凍うどんをお湯で洗います。 3 鍋にうどんスープをとかした水を入れて沸騰させます。 4 冷凍うどんを茹でます。 5 茹で上がった冷凍うどんの水をきります。 6 器にうどんとスープの素を溶かしたお湯を入れます 7 うどんにのせるために、かまぼことねぎをお好みのサイズにカットします。 8 かまぼことねぎ、油揚げをうどんにトッピングします。 【ポイント】 年越しうどんは年を越す際のうどんです。上記のレシピでは具材は油揚げとネギと「カマボコ」のみですが、より豪勢にしたい場合は、天かすもおすすめです。またうどんは必ずしも冷凍うどんでなくても構いません。生うどんでもさぬきうどんでも、上記手順で調理することができます。

5【年越しうどん用】えびの天婦羅をトッピングしたレシピ

年越しうどんに天婦羅をトッピングするのであれば、具は何でもいいわけではありません。年越しの雰囲気に合った具を選ぶ必要があるからです。ではどのような具が年越しうどんの天婦羅に合っているかといいうと、それはここまで述べてきたように赤い具です。うどんは白いので、赤い具を加えるだけで、紅白のコントラストができあがります。これらのことを考慮した天婦羅の具がえびです。うどんにえびの天婦羅をトッピングする際は、視覚的にもおいしくなるように工夫しましょう。 材料は次の通りです。 ・えびの天婦羅(1個) ・水(180cc) ・うどん(1玉) ・だし醤油(70cc) ・ねぎ 【手順】 1 鍋にだし醤油を加えた水を入れて沸騰させます。 2 うどんを茹でます。 3 茹で上がったうどんの水をきります。 6 器にうどんとだし醤油を加えた汁を入れます 7 うどんにのせるためのねぎをお好みのサイズにカットします。 6 最後にうどんにえびの天婦羅をのせます。 【ポイント】 年越しうどんに載せるエビの天婦羅はスーパーなどで販売されている市販のものでも構いません。調理器具がある場合は、油とエビと卵やパン粉などを用意して、エビの天婦羅をつくるのもおすすめです。 やはり天婦羅は揚げられたものを購入してくるよりも、自分で揚げた方が、塩コショウの量など、好みに合わせて調理することができます。手間を惜しまない、という方はエビの天婦羅も調理してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】年越しうどんはお気に入りのレシピで調理しよう

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ここまで年越しうどんについてまとめてきましたが、いかがでしたか。年越しそばには災厄を断ち切るなどの由来はありますが、だからといって年越しうどんを改まった雰囲気で食べなければいけないわけではありません。 また地域によって年越しうどんはあまり馴染みがないかもしれませんが、新たな気持ちで新年を迎えるためにも年越しうどんを食べることは意味があるといえるでしょう。住んでいる地域によってはうどんではなく、年越しそばを食べるのが習わしだという場合もあります。そういった場合でも「自分は年越しにうどんを食べたい」ということを伝えれば理解してくれる人もいるかもしれません。年越しがそばになるのか、うどんになるのかは地域や各家庭によって決まっているかもしれませんが、自分がどうしたいのかという気持ちは大切にしたいものです。 そして自分がどうしたいのか、気持ちを優先することはレシピにおいても同じことです。家族が食べたいレシピで年越しうどんを作るのもいいですが、自分はこのレシピがいい、と妥協しながらもバランスで拘ることも大切です。 食材は色によっても持つ意味が異なります。「おめでたい意味を持たせたい」という気持ちがあるのにシンプルな「きつね」が乗っているだけの年越しうどんにしてしまうと、自分の気持ちを偽ることにもつながってしまいます。年越しは一年の中でも大切な時間だという意識を持てば、意味を考えながらその時間を過ごし、具材やレシピを選ぶようになるのは、むしろ自然なことかもしれません。 意味を考えて食材となる具を選んだからといって、美味しいレシピになるとは限りません。しかし意味を考えて年越しうどんを作ることも年越しを過ごす醍醐味の一つなのです。 しかし香川県などうどんの人気がある地域に住んでいれば、年越しうどんの選び方は変わってくるかもしれません。なぜなら香川県などうどんを食べることが文化として定着している地域であれば、年越しうどんの意味やレシピについて、周囲の人から情報が入ってくる可能性もあるからです。香川県は「うどん王国」と称されるほどの地域です。また周囲に香川県出身の方がいれば、その人にうどんのレシピについて何か聞いてみるのもいいかもしれません。香川県の人がみんなうどんや年越しうどんの意味に詳しいわけではありませんが、これまでの暮らしの中で美味しいうどんの具や食べ方、意味などを知っているかもしれないからです。香川で年越しを過ごす場合、香川以外の地域とは違った年越しうどんの具を楽しめる可能性があるといえるでしょう。 年越しうどんを用意する際は、その意味について考えながら、お気に入りの具を用いたレシピで調理してみてはいかがでしょうか。