「震えて眠れ」意味は?ネットやマンガで使われてるけど映画が元ネタ?

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「震えて眠れ」の意味は、「震えるような恐怖を抱きながら眠りにつけ」です。
 
相手が恐怖を抱くだけでなく、恐怖を抱きながらベッドで横になることを意図しているので、攻撃的な言葉だといえるでしょう。
 
また震えるような眠りに関しては、様々な状況を想定することができます。 例えばポルターガイスト現象が起きるような部屋で睡眠をとらなければいけなくなった場合、それは「震えて眠れ」という言葉がぴったりなシチュエーションだといえます。 治安の悪い街で暮らし、いつ犯罪に巻き込まれるか分からない気持ちで眠りにつくような状況があったとしましょう。その状況も「震えて眠れ」という言葉が当てはまるシチュエーションだといえるでしょう。

「震える」の意味とは

「震えて眠れ」の意味を理解するためには、言葉を分解して知ることも大切です。「震える」の意味は、細かく揺れ動くことや、身体が細かく動くことです。そして身体が細かく理由としては、前述の恐怖以外にも、寒さや緊張、振動があります。また「震える」には「感動で身体が震える」という表現もあります。このことから分かるように「震える」という言葉は組合せによって、様々な意味を持たせることができる言葉でもあります。

「震えて眠れ」はどのような場面で使われるのか

ではここまで、「震えて眠れ」はどのような場面で使われるのかを見ていきましょう。それは次の通りです。
 
・嫌いな相手への嫌味
・仲のいい友人への冗談
・相手に恐怖で震えながら眠って欲しいと本当に思っている時
 
日常生活で使うことを考えるなら、二つ目の冗談として用いることが。使いやすいといえるでしょう。三つ目のような場面は相手を相当嫌っている状況なので、言葉として表現するのは慎重にすべきだといえるでしょう。相手が言葉を重く受け取った場合は、不要な軋轢が生まれてしまう可能性があるからです。

「震えて眠れ」の元ネタとなった映画とは

「震えて眠れ」の元ネタとなった映画として、「ふるえて眠れ」という映画があります。

出演はベティ・デイヴィス, オリヴィア・デ・ハヴィランド。そしてジョセフ・コットン。監督はロバート・アルドリッチです。
「震えて眠れ」の元ネタとなった映画「ふるえて眠れ」の内容はサスペンスホラー。「震えて眠れ」の元ネタとしてはイメージ通りではないでしょうか。元ネタとなった映画「ふるえて眠れ」のストーリーは年老いたシャーロットの住む広大な邸宅を舞台に繰り広げられます。37年前に起きた事件が物語の鍵となっている元ネタの映画である本作は人間の心の葛藤や歪んだ純粋さが描写されています。また観る人の不安や恐怖心を刺激するような、物語の展開となっています。 元ネタの映画である本作の主要な登場人物はシャーロットの他に、かつてのシャーロットが愛した既婚者メイヒュー。そしてメイヒューの妻の三人。序盤ではシャーロットが嫉妬によってかつてメイヒューを殺害したことを疑われますが、犯人は自殺したメイヒューの妻だったことが分かります。 元ネタである本作を見た後からは「震えて眠れ」という言葉を使う感覚が、これまでとは違うものとなってしまうかもしれません。サスペンスホラーは、映画の中でも好みが分かれるジャンルですが、元ネタである本作は「震えて眠れ」の言葉の理解には役立つ作品だといえるでしょう。

小説「犯人に告ぐ」にも登場する「震えて眠れ」というフレーズ

 「震えて眠れ」というフレーズは推理作家である雫井脩介氏の小説「犯人に告ぐ」にも登場します。

本作は警察を題材とした、長編のサスペンス小説。2004年には週刊現代の最高に面白い本の第一位に選ばれるなど、当時話題となった作品です。

主人公は巻島史彦という左遷された警視。この主人公が、連続幼児誘拐殺人事件の責任者として呼び寄せられます。しかしながら責任者となった事件はただの殺人事件ではなく操作が難航している事件。しかもこの事件は解決のためにマスコミを使って目撃情報を集めるという劇場型操作を実施するという特殊なもの。

そんな事件の責任者となった藤巻が自称バットマンを名乗る犯人へと告げたメッセ―ジの中に、「震えて眠れ」というキーワードがあります。逮捕はもう間近であり逃げるなと告げた後、次の言葉が続きます。 「失踪した人間は真っ先にマークする。今夜は震えて眠れ。」
本作では、「震えて眠れ」は警察から犯人に告げる言葉として使われています。このことから「震えて眠れ」という言葉には攻撃的な側面があり、相手を威嚇する意味も含んでいるといえるでしょう。

「震えて眠れ」の日常での使い方

映画のタイトルや小説の中で使われる「震えて眠れ」ですが、日常ではどのような使い方ができるのでしょうか。例文をいくつか見ていきましょう。
・人を騙すようなことばかりしているといつか仕返しがくるよ。震えて眠れ。
・それは犯罪ギリギリの行為だと思うよ。いつ警察がくるか知らないよ。震えて眠れ。
・そんな怖いホテルに泊まるんだね。でも今日はそこで寝るしかないから、せいぜい震えて眠れ。

このように「震えて眠れ」は伝えたいメッセージの末尾に持ってくると意味をつなげやすくなります。または相手が「不安だ」もしくは「怖い」という言葉を発した際に、突き放す意味で使うこともできます。「震えて眠れ」と返せば突き放すことができるといえるでしょう。ただしこのような使い方をする時は相手との関係ができていなければ、冷たくされたと嫌われるリスクがあります。そのため「震えて眠れ」を使う場面は慎重に見極めるべきだといえるでしょう。

「震えて眠れ」使う時は注意が必要

「震えて眠れ」は冗談として使えば、ユニークな言葉となりますが直球で伝えてしまった場合、相手を伝えることになりかねません。また対面であれば、言い方で和らげた伝え方もできますが、文章としてテキストで伝える場合はより注意が必要です。なぜならテキストだと相手によって受け取り方に差ができてしまうからです。ネットの書き込みやメールで「震えて眠れ」を使う際は、そういった配慮も必要だといえるでしょう。

「震えて眠れ」使う時は相手の気持ちを配慮しよう

ここまで紹介してきたように「震えて眠れ」は攻撃的な言葉でもあります。言葉を受け取る相手の精神状態が不安定であれば心理的に深い傷を与えることになりかねません。「震えて眠れ」を使う際は、相手の気持ちを配慮することも大切です。

【まとめ】「震えて眠れ」は意味を理解して慎重に使おう

ここまで「震えて眠れ」についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。先に述べたように「震えて眠れ」は「震えるような恐怖を抱きながら眠りにつけ」という意味を持っています。

「震えて眠れ」を冗談で使うこともあるかもしれませんが、この言葉は相手が恐怖へ落ちることを願っている側面もあります。これは自分に置換えて考えれば分かることですが、恐怖で震えながら眠ることを誰かに願われているとしたら、それは気持ちのいいものではないですよね。 また実際に相手への怒りや憎しみを持ってしまった場合でも「震えて眠れ」という言葉は多用すべきではありません。なぜなら自分の中では感情を素直に表現しただけと思っていたとしても、相手の受け取り方によっては相手を心理的に追い詰めてしまうことになりかねないからです。特に会社や趣味のサークルなどある程度上下関係がある環境で「震えて眠れ」使ってしまった場合、パワハラ問題に発展する可能性はゼロではありません。この言葉は受け取り方によっては「脅し」と解釈されるリスクがある言葉でもあります。自分の人となりが知れたコミュニティなどある程度ユニークな表現と解釈される環境でない限り、「震えて眠れ」という言葉は、鏡のように自分に返ってしまう可能性もゼロではないのです。 このように「震えて眠れ」は例え冗談であったとしても、伝えられて気持ちのいい言葉とはいえないのが実際のところです。

「震えて眠れ」の持つ攻撃的な側面を理解して、使う場面や状況は慎重に選ぶことが欠かせないといえるでしょう。