【昔取った杵柄】とは/意味や類語、使い方、例文など

「昔取った杵柄」は「むかしとったきねづか」と読みます。「昔取った杵柄」は、若い頃に身に付けた技術やスキルがあり、それがまだ衰えていないことを示す言葉です。 例えば、中学校や高校生の時に鍛え上げたスポーツや、時間をかけて身に付けた職人的な技術、伝統的な文化や武芸の素養などが、大人になっても衰えずに得意にしていることを伝えたえる時に使います。仕事であれば、部長や課長クラスの人間が、若手時代に現場で身に付けた技術や行動を「昔取った杵柄だ」と語ることもあるでしょう。また父親がスポーツなどで息子に負けじと「昔取った杵柄だ」と対抗することもあるかもしれません。

昔取った杵柄の語源とは?

そんな「昔取った杵柄」の語源を見ていきましょう。「昔取った杵柄」にある「杵柄」とは、米の脱穀や餅つきに用いる杵に付いている棒状の握りの部分です。杵柄を取るとは、杵を持って米の脱穀や餅つきをする動作を指します。つまり「昔取った杵柄」とは、若い頃に身に付けた餅をつく技術が年を取っても衰えず、今でも体に染み付いている事を指します。転じて、あらゆる場面で「昔取った杵柄」が使われるのです。

昔取った杵柄の例文

昔取った杵柄の例文をいくつか紹介しましょう。 ・昔取った杵柄というやつで、料理なら得意だから任せておけ ・久しぶりに薪を割ったが、昔取った杵柄だと感じた。 ・父が昔取った杵柄で、自宅のリフォームを手伝ってくれた。 ・昔取った杵柄だが、やはり体力には限界があった。 ・さすが昔取った杵柄、見事な包丁さばきです。 ・昔取った杵柄だと張り切ったが、若い人には敵わなかった。 ・昔取った杵柄じゃないですか、頑張りましょう。

昔取った杵柄の類語や対義語とは?

次に、昔取った杵柄の類語や対義語をいくつか紹介しましょう。 昔取った杵柄の類語は、 ・昔の勘を取り戻す ・過去に鍛えた腕前 ・老いたる馬は路を忘れず ・亀の甲より年の劫 などがあります。いずれも過去の経験が今に活きているということを示す表現になります。 昔取った杵柄の対義語は、 ・騏驎も老いては駑馬に劣る ・昔千里も今一里 ・昔の剣今の菜刀 などがあります。いずれも「昔取った杵柄」とは反対に、昔ほどの能力が無くなってしまった様子を示しています。

【昔取った杵柄】とは/意味や類語、使い方、例文などのまとめ

いかがだったでしょうか?「昔取った杵柄」は普段の生活でよく聞くことのある言葉ですが、その多くは「若い時に身に付けたものは体が覚えていて、久しぶりでも体が勝手に動いてくれる」という意味で使われます。中には本人がそう思っているだけで、傍から見たら全然動けていない事もあるかもしれませんが、そこは暖かく見てあげましょう。