【もとい】とは/意味や類語、使い方、例文など

意味

「もとい」は、その手前で言った事を否定し「もとい、そうではありませんでした」と訂正し、元に戻す時に使う言葉です。
つまり「これはAです、もといBでした」というのが基本的な「もとい」の使い方になります。

元来、「もとい」は、言い間違えに気がついた時に使います。しかし時には意図的に間違った事を言ってから、「もとい、実はそうではなくて」、とジョーク的にも使う事もあります。「もとい」は、自分や相手の立場に関わらず使えて便利な言葉で、中には「もとい」を口ぐせのように使う人もいるほどです。

もといを漢字で書くと?

「もとい」は漢字で「元い」と書きます。これは「もとい」=元に戻るという意味から漢字が当てられているものです。しかし「もとい」には他にも、「基」や「本意」を当てる事もできます。その場合「もとい」の意味も変わってくるため、注意が必要です。ここでは「元い」を当てた場合の「もとい」について、説明をしていきます。

もといの語源とは?

それでは「もとい」の語源を見ていきましょう。

「もとい」の語源は「元結い」にあると言われています。
元結いは力士の髷を結うときに使う紐のことです。髷を結い直すことから、元にかえる=やり直すという意味になり、読み方も「元結い」から「もとい」に変化したとするものです。 他に、旧軍隊用語である「元へ」が「もとい」の起源だという説もあります。元の姿勢に戻る時「元へ」と号令しますが、それが転じて「もとい」になったというものです。 いずれにしても、元に戻すと言う意味の言葉が「もとい」の元になっているのです。

もといの例文

もといの例文をいくつか紹介しましょう。

・私の祖母は大正、もとい、昭和生まれです。
・明日のミーティングは第一会議室、もとい第二会議室で行います。
・集合時間は10時、もとい、9時です。

これらは、普通に言い間違いを訂正する「もとい」ですが、「もとい」には冗談や和ませのための使い方もあります。

・鈴木さん、40歳もとい30歳のお誕生日おめでとう!
・これからも生ぬるい、もとい温かな目で見守ってください。
・それでは昇進された鈴木課長、もとい鈴木部長のご挨拶を頂きます。

また、「もとい」の訂正機能を活用することで、そのまま言うとカドが立つ事も自然と口に出せるようになります。

・あなたって本当にケチ、もとい節約家ね。
・マフラーを怨念、もとい心を込めて作りました。
・あなたの馬鹿さ加減、もとい勇気を見習いたい。

もといの類語とは?

次に「もとい」の類語をいくつか紹介しましょう。 もといの類語は、

・改めますと
・訂正しますと

などがあります。
いずれも「もとい」と同じく言い直しに使う言葉です。

【もとい】とは/意味や類語、使い方、例文などのまとめ

「もとい」は、その直前で言った言葉を打ち消して、無かったことにできるため、使う人の好みや感性で、様々な使い方のできる言葉です。ダジャレと組み合わせたり、わざとボケたり、もちろん本来の意味で、言い間違いを訂正する時にも使えますので、会議などのオフィシャルな場でも問題なく使えます。「もとい」を使いこなすことで、多くの人とのコミュニケーションも円滑になるでしょう。