蛍光灯がつかない時の原因と対処法(グロー・ラピッド・インバータ)

近年の省エネ志向のため、多くの家庭で蛍光灯からLEDの照明に変える傾向がありますが、まだまだ蛍光灯を使っている家庭も多く残っています。蛍光灯は、一定時間使用していると黒ずみが出たりチカチカし、切れてしまいます。蛍光灯には、寿命があるので、一定時間使用したら交換する必要があるのです。また、蛍光灯を交換したのに、何か他の原因でつかない場合があるのです。豆電球はつくのですが、肝心の蛍光灯がつかないという場合もあります。グロー球は点滅するのですが、蛍光灯がつかないという場合もあるのです。

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どんな時に蛍光灯がつかなくなってしまうのでしょうか。急につかなくなってしまうと困ってしまいます。予備の蛍光灯やグロー球などを予め用意しておくと良いのです。

豆電球はつくのに蛍光灯がつかない

予備の蛍光灯がある場合は、直ぐに予備の蛍光灯を交換しがちです。豆電球はつくのですが、肝心の蛍光灯がつかないという場合もあるのです。グロースターター形なのか、インバータ形なのかにも因りますが、豆電球はつくのですから照明機器自体に電力はきているのです。 また、使用頻度にもよりますが、照明器具は大体10年から15年で寿命になりますので、照明器具本体が壊れている可能性もあるのです。豆電球はつくのに蛍光灯がつかない場合など、故障が疑われる場合には、専門業者に点検を依頼してみるという方法もあります。

幾つかある蛍光灯のタイプ

蛍光灯には、その点灯の仕方によって幾つかのタイプがあります。切れてしまった場合には、タイプにあった蛍光灯を購入し交換する必要があるのです。

グロースターター蛍光灯

グロースタータ形は、昔からある蛍光灯の方式で、まずはじめにグロー球が点灯してから蛍光灯自体の灯がつきます。グロー球とは点灯管のことであり、蛍光灯の横に豆電球くらいの大きさで付いており、ワット数によってグロー球の種類が分かれています。以前は主流であったこのグロースタータ形ですが、最近新しく発売される照明器具ではあまり使われなくなっているのです。

ラピッドスタート蛍光灯

ラピッドスタート形は、グロー球が必要のないタイプの蛍光灯です。この方式は、点灯までの時間が短いという特徴があります。しかし安定器は、グロースタータ形と比べて少し重量があります。また、グロースタータ形と比較し、コストや安定器が大きくなってしまうという問題があるため、一般家庭ではグロースタータ形がよく使われていました。

グロースタータ形とラピッドスタート形の見分け方

直管蛍光灯では、グロースタータ形の蛍光灯とラピッドスタート形の蛍光灯は、非常に似通っています。この見方をよく知らないと間違って違う種類の蛍光灯を買ってしまって、交換しても蛍光灯がつかないということになり兼ねません。 ここでは、この見分け方について説明します。見かけはほとんど同じですが、蛍光灯のパッケージには「ラピッドスタート形」や「スタータ形」と記載がありますので、よく注意して購入するようにしましょう。また、蛍光灯の端に「FL~」または「FLR~」と記載があり、これでも判別することができます。 「FL」とは、英語で蛍光灯のことで、一番古くからあるグロースタータ形のことを指します。「FLR」の一番後ろの文字はRapid(速い)のことであり、ラピッドスタート形を指すのです。また、この他に「FHF」もあり、これはインバーター形のことなのです。

インバータ蛍光灯

インバータ蛍光灯は、グロー球がなく、すぐに点灯出来るタイプの蛍光灯です。省電力で明るくちらつきなどもないという特徴があります。また、チカチカすることはないため、目に優しい照明器具なのです。最近新しく蛍光灯の照明をつける場合には、一番一般的なタイプです。インバータは、直流を交流に変換する機器であり、高周波電圧を使って蛍光灯を効率よく点灯することができるのです。

交換しても蛍光灯がつかない原因と対処法

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新品の蛍光灯に交換したのに、蛍光灯がつかない経験はありませんか。豆電球はつくのですから、蛍光灯や安定器などに原因があるのではと疑ってしまいます。このように蛍光灯がつかない時には、幾つかの原因が考えられるのです。

蛍光灯がつかない原因:接続部分の接触が悪い

交換した蛍光灯はきちんとはめ込まれていますか。接続部分の接触が悪い場合があります。何回か蛍光灯をひねって回してみて、きちんと接続できているか確認しましょう。

蛍光灯がつかない原因:初期不良

交換した蛍光灯が初期不良の可能性があります。切れていない蛍光灯があれば、その蛍光灯と入れ替えてみて、点灯するかどうか確認しましょう。

蛍光灯がつかない原因:グロー球が切れた

お使いの蛍光灯がグロー式の場合、グロー球を交換してみましょう。グロー球が切れてしまっている可能性があります。ご使用のワットのグロー球を交換すれば、すぐに蛍光灯がつくこともあるのです。なお、ラピッドスタート形やインバータ形の蛍光灯の場合には、グロー球がありませんので、もちろん交換する必要はありません。

蛍光灯がつかない原因:安定器の故障

安定器とは、蛍光灯の電流と電圧を制御し、安定した蛍光灯内の放電を実現している機械です。また安定器はその仕組みによって、幾つかの種類があります。グロー球によって点灯を行っているグロースタータ形、グロー球のないラピッドスタート形、電子部品により全て制御されているインバータ形です。安定器が故障してしまったら業者に頼むしか方法はありません。 蛍光灯からブーンという変な音がする場合には、安定器が故障している可能性があります。このブーンという音は安定器が出している音で、安定器が電線を巻いた構造をしているコンデンサーから発生している音なのです。このコンデンサーが劣化して振動やノイズが発生してブーンという音になるのです。このような場合、蛍光灯を交換しても直ることがありますが、通常安定器の交換が必要になるのです。

蛍光灯交換における注意点

蛍光灯を交換するときにはいくつかの注意点があります。

正しいワット数か蛍光灯タイプのタイプに誤りはないか

蛍光灯には、グロースタータ形、ラピッドスタータ形、インバータ形という種類がありますので、正しい種類の蛍光灯を購入して交換する必要があります。またワット数を確認して、正しいワット数の蛍光灯に交換する必要があるのです。

グロー球が正しいか

グロー球は、使用する蛍光灯の種類やワットによって異なります。正しくないグロー球を使用すると、点灯したとしてもすぐに球切れになってしまうこともあるのです。

スイッチを切ってから交換する

蛍光灯の交換は、電気のスイッチを切ってから行うようにしましょう。これは、蛍光灯に限らず、LED電球でも白熱電球でも同じことです。感電の危険があるかもしれませんし、蛍光灯が熱くなっていることもありますので、注意しましょう。

黒ずみがあれば早めに交換する

蛍光灯の両端につく黒ずみの正体は何でしょうか。黒ずみは、焦げた跡で、蛍光灯をつけた時に光が反射してできた跡なのです。黒ずみが結構ついた場合には、効率が落ちてきますので、早めに交換した方がいいのです。 また、グロー球も長い間使っていると次第にサビがついてきます。グロー球にサビが付くと放電することができなくなり交換が必要なのです。

蛍光灯がつかない時:まとめ

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ここまで、知っておきたい蛍光灯がつかない時の原因と対処について色々な説明を行ってきました。 ・豆電球はつくのに蛍光灯がつかない場合がある。 ・蛍光灯には寿命があるので、一定時期が経過したら取り替える必要がある。 ・照明機器にも寿命があり、大体10年から15年。故障が疑われる場合には点検が必要。 ・豆電球はつく場合は、照明機器に電力はきているのです。 ・蛍光灯には、グロースタータ形、ラピッドスタート形、インバータ形の3種類がある。 ・蛍光灯に黒ずみが出たりチカチカしてきたら交換が必要 ・交換しても蛍光灯がつかない原因には、  接続部分の接触が悪い、初期不良、グロー球が切れた、安定器の故障、などがある。