【齟齬が生じる】読み方・意味・書き方・例文・類義語(言い換え)・英語表現

目次

読んでも難しい、書いても難しい「齟齬が生じる」その読み方と書き方は?

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さて「齟齬が生じる」あるいは「齟齬」という熟語が単独で文章に登場してきた時、正しく読んだり書いたりすることができますか?

「齟齬が生じる」読み方は?

「齟齬が生じる」の正しい読み方は「そごがしょうじる」 熟語の「齟齬」= 読み方は「そご」ですが 「齟」=音読み 「齬」=音読み からなる熟語です。

意味が想像もつかない「齟齬が生じる」~辞書でその意味を調べてみました!

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さて、「齟齬が生じる」の意味ですが「齟齬」+「生じる」。→活用前は「齟齬」+「生ずる」 さ行変格活用の「生ずる」が上一段化したものが「生じる」。 だから「齟齬」というものが「できあがる」か「はっせいする」といったような意味になりそうです。 そこで熟語の「齟齬」について調べてみました。

[名](スル)物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。ゆきちがい。「両者の意見に―をきたす」「計画が―する」

さらに「生ずる」の意味は、

[動サ変][文]しゃう・ず[サ変] 1.1 植物などがはえる。「新芽が―・ずる」「かびが―・ずる」 1.2 新しく何かが起こったりできたりする。今までなかった物事・状態が発生する。「不都合が―・ずる」「接合部に亀裂が―・ずる」 1.3 ある物事・状態を新たにつくる。起こす。発生させる。「無から有を―・ずる」「疑惑を―・ずる」

ということは、 ・物事がうまくかみ合わない部分が発生する/物事がうまくかみ合わない部分が状況となった ・食い違いが発生する/食い違いが状況となった ・行き違いが発生する/行き違いが状況となった という意味が、「齟齬を生じる」の正しい意味なのですね!

「齟齬が生じる」の「齟齬」、正しい書き方は?

常用漢字ではないのですが、大学受験では比較的、「国立大」から「わりあいリスクの少ない私大」まで含めて出題される機会も多い「読み方:そご」の書き取り「齟齬」。 手書きではこんな風に書きますが・・・

正しい書き方を調べてみました。

【齟】

【齬】

なかなかの画数! 学校で習う漢字の中ではあまり登場回数が少ない「歯=齒にちなんだへん『歯へん(読み方:はへん)』」を含んでいます。 漢字の「歯」そのものの他では、ちょうど「年齢の『齢』」の部首くらいでしか登場しません。 この「はへん」部分は、齒でも歯でもどちらでもよいのです。 ちなみに「齟」「齬」のどちらの文字も、漢字検定では最上位級の1級で出題される漢字です。

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「どおりで難しいわけだ!」 ちなみに、全く同じ意味と表現で「鉏鋙(そご)」とも書き表すことがあります。 いずれも、もともとの意味は「上下の歯がかみ合わないこと」これに由来して、かみ合わないことあれこれを表すようになりました。

「齟齬が生じる」にはいろいろなちょっとした違いのある言い回しがあるんだけど、どれが正しいの?

さて、「『齟齬が生じる』には、類義語ではなく同じ『齟齬』と『生』を含んだ表現だけでも、ちょっとずつ違ったいろいろな言い方がある。さらに存在を言い換えて『在る』に類する類義語を当てると、もっとたくさんの言い方がある・・・」と不安に思われた方があるかもしれません。 それぞれのケースを見てみました。

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・齟齬が生ずる ・齟齬を生ずる   通常サ変活用の「齟齬が生じる」を現代語では使います。 だから間違い・・・と言いたくなりますが、明治大正昭和世代の中には、あえて「~生ずる」を使う方もあります。

・齟齬を生じる ・齟齬が発生する ・齟齬が生まれる この場合、齟齬「が」と齟齬「を」で悩むところですが、「齟齬は名詞」、どちらもOKです。

・齟齬を生んでいる ・齟齬する ・齟齬がある ・齟齬している ・齟齬があった ・齟齬をきたす 齟齬は名詞ですが、この中で状態を表して直接「する」や「している」が続いているものについては、悩む方も多いようです。

ですが先ほど、「齟齬の意味」としてご紹介したGoo辞書|デジタル大辞泉(小学館)の引用例にあったように、「齟齬する」とそこから派生した表現はOK!

・齟齬のないように ・齟齬がないように こちらも、「齟齬は名詞」、どちらもOKです。 ※ダーティーな表現として、「齟齬無きように」はOkですが、「齟齬の無きように」は、現代語の特に昭和後期から平成表現としては、文法上間違いと解する方があるかもしれません。 ですが「話し言葉」としては、読み方の音「そごなき」とすると発音しづらいことや聞き取りにくいことなどがあるため、間に「の」など助詞を入れてあげることで一呼吸おいて、利き手側に耳の準備や意味をうまくとらえてもらう区切りとする方法があります。 話し言葉上では、非常によく使うテクニックなので、うまく使いこなせれば、非常に上品で洗練された日本語話者として周囲からは評価されるかもしれませんね!

難しすぎる言葉「齟齬が生じる」をつかった例文は?

歯並びに「齟齬の由来である問題」があるなら、下半分を隠して笑うスタイルもおすすめです。

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さて、ある程度「齟齬が生じる」の意味やバリエーションがわかってきたところで、例文でさらに使い方を定着させておきましょう。

例文(表記上の解釈など認識を伴うもの):あの人の、地方勤務前と後の経歴には、齟齬が生じている。

例文(人の主張する属性と他者からの認識):警察とやくざが入れ替わることで日々逃亡させるようでは、正義の番人と主張する態度の中に、すでに齟齬を生じているのでは無いだろうか。

例文(最初に計画想定したものと完成時点での差分、認識を伴う):こう頻繁に頭をやられてると、1つの例文の書き始めと書き終わりの間ですら意味上の齟齬が発生するよね。

例文(主張と制度):この季節、生体管理士、脈拍管理士、通信医学士、在宅警備士を主張する人が多いが、日本の士業の各制度と照らし合わせると齟齬は生じないのだろうか。

例文(属性状況間の差):もともと彼女は違う名義で入学していたのだが、審査の厳しい学内クレジットカードの留年中の名義との間に齟齬はないのだろうか。

例文(在るものや他者からの証言と、自らの証言。認識にかかわる):千川さんを野尻さんとして出廷させたところで、状況証拠と主張の間には齟齬が生まれるだろう。

例文(無体物間、時点ごとの状況が流動的):忘れられる権利を主張しながらアカウントを消したところで、WEB魚拓との間には、齟齬を生じるのではなかろうか。

例文(有体物間、時点ごとの存在が流動的):国会図書館をはじめ全国各地で事件報道記事の縮刷版が盛んに切り取られていたが、以前マイクロフィルム化したときのバックアップとの間で齟齬は生じていないのだろうか。

例文(制度の本質と人の認識感覚):スキャニング業務と言いつつバックアップ資料の多くがすり替わっていることで制度的な齟齬が生じたと考えている人は、文民には少なくないだろう。

例文(制度の本質と実際発生している状況):公共図書館長が閲覧席いたるところの利用者の座席でミカン牛乳を飲んでいる状況というのは、自らが制定者側である利用者ルールとの間に齟齬を生じていないのだろうか。

例文(2者間の認識の差):彼は対等な関係だと思って片手を差し出したけど、向こうは応じなかった。お友達内閣組と本内閣組との間には、格の認識に齟齬が生じているようだ。

例文(意図(利用)と利用可能な状況(利用不可)の差であるほか、教育指導という統一されているはずの体系内部での状況の差):本省などからの指導通達類で、図書館の耐震性問題や管理コストの高騰から、大量の蔵書廃棄除却が積極かつ急激に進められた結果、学校での「資料は図書館で」とした指導との間に齟齬が生じて長いようだ。

例文(1人における場面や時期を変えた認識や主張差):状況から言えば、彼1人の言い分を複数日分比較しただけでも齟齬があるだろう。

例文(認識と主張差):1階でのときと、3階でのときでは、長官たちの言い分には大きな齟齬がある。

例文(絶対的な基準(時刻)の認識差(誤認)):次官会議11時からっていったら、あの省庁関係者だけ夜中の11時にやってきたぞ。その齟齬、どこからくるんだ?

例文(類推や認識のもとと、ひとの認識や主張差):セッションの時の一連の彼の動作と会話、観測データと事故状況から見れば、彼を信頼のおける専門家として任せれば、地域住民や公共団体にとっての認識と効果の間で齟齬が生じる可能性が高いだろう。

このように人であっても、有体物であっても、ITデータのような無体物などであっても、互いの属性が異なっていても使用することができます。制度間や、何か公的なものと私的なものの間でも使用することができます。

また発言などの間、状況であっても使え、一人の人の複数の状況や、複数のべつべつの人やモノ状況を比べたときにも使えます。

例文(1制度内の不一致を人が認識):検体を持ち去った後、遺伝子検査だけでなんでも調べられるとした数日後に急激な老化などが関係各人に対して始まる点からも、齟齬が管理運用プロセス各所で発生しているのは明らかではないだろうか。

例文(同一対象物の属性や認識の不一致):雇用保険の登録データによる在籍状況が消えたころに、各社で多くの人の在籍状況が別人だったかのようになる齟齬は、なぜ生じるのだろうか。

齟齬と生じるの間で句読点で離れていても、とくに問題はありません。

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【間違った例】 あの教授が指導する写真復旧業務の成果物と、昔の教授が広く実践してきた写真復旧業務の成果物間には齟齬が生じている。

こうした「形のある成果物 同士」を比べたときには、通常「齟齬」とはあまり呼びません。 技法的な差や得られた成果物的な差=クオリティである場合には 言い換え:「違いが生じている」「品質に差がある」「実体に大きな違いがある」 等で表されます。 ですが、 あの教授が指導する写真復旧業務の成果物と、昔の教授が広く実践してきた写真復旧業務の成果物を同じ「写真復旧と呼べば」齟齬がある。 であればOKです。 どちらかというと、現物の確かにあるクオリティではなく、ひとの認識に振った意味を含むということです。

【間違った例】 あの教授と娘がやってきて刺激を与えながら歌謡曲のビートを刻み始めたときの心筋回りの振動と、実際の脳が作っている心拍との間には齟齬が生じる。

この場合、多くの人が「使っていいか悪いか悩む」ところ。 一般的には、2者間であっても、生体の内部的機能を持って発生しているような状況的事柄に「齟齬」を使うことはありません。 ですが、認識などに関しては「齟齬」を使います。 言い換え:「乖離が生じる」 言い換え:「不一致が生じる」 言い換え:「差分が生じる」  などを使います。

【間違った例】 三瓶(さんぺい)と南兵(なんぺい)の漢字の書き方には、齟齬が発生してるよね。

【間違った例】 医事官吏が医事管理を警察的視点で維持監理するの各語間には、齟齬が生じているよね。

この2~3つの全く違う意味や語の読み方だけを並べて音だけが一緒であるようなケースでの、「語の指し示すものの違い」を言いたいときには、齟齬とは一般的に解されません。 だからNG。 言い換えというよりは、単に、「同音だけど意味が違うよね」「違いがある」といった扱いです。

日本語の単語と単語の”よく使われる組み合わせ、自然な語のつながりなどに相当する「コロケーション(=連結語句,連語)」によるものがあるため、熟語や慣用表現の使い方というのは、非常に難しいですね。

「齟齬が生じる」はこんな時に使う!

さて例文でより理解を深めた結果わかってきたことは・・・ ・認識や考え方の点で異なっている ・認識や状況、それを裏付けるものとの間で異なっている ・人や物の関係で不適合が生まれる ・予想と現実の間に差が生まれる などで主に使われます。 割合感覚的なものをいったん介すことが多く含まれるとしておくと、比較的間違いなく使いこなせそうです。

「齟齬が生じる」の「齟齬」を使った四字熟語もある!

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「一か八か」は四文字ながら四字熟語ではありません。 ですが、こんなに難しい「齟齬」をつかった四字熟語もありました!

「扞格齟齬」(読み方:かんかくそご)

意見がぶつかり合うこと。 「扞格」はお互いに相手の意見を認めないこと。 「齟齬」はかみ合わないという意味。 「捍格齟齬」とも書く。

「言行齟齬」(読み方:げんこうそご)

言葉で表した内容と、その人の行動とが食い違うこと。 •言行齟齬するとは、議論に言うところと実地に行なうところと一様ならずということなり。(福沢諭吉『学問のすゝめ』)

「齟齬が生じる」っていう読み方は発音しにくいんだけど・・・言い換え語/類義語は?

さて、非常にフランクな会話の中で急に「でもそれって~齟齬が生じてません?」なんて言われたら、会社の同期の中でなら、まあ普通に時間が流れていきますが、懇意にしている上司との砕けた会話内であれば上司側には微妙な空気が流れる可能性もあります。 「急に固い表現を、語尾を上げ気味に言う=もしかして、俺バカにされてる?」なんて気にする世代も多く、こういった世のサラリーマンたちに向けて、ゴールデンタイムやニュース番組のコーナーで、若者語をさりげなく織り込む番組や解説なども見られた時代もあります。 さて、こんな、相手を「ふと、驚かせてしまう」表現を使うよりは、類義語や言い換え語などをうまく使うことで、前後の会話とのトーンをそろえてあげたほうが、コミュニケーション上スムーズにいきます。 そこで「齟齬が生じる」の意味として前半でご紹介した4分類に従って、「それぞれの意味」=「対応した類義語/言い換え語」をご紹介します。

・認識や考え方の点で異なっている

類義語:齟齬する、齟齬が生まれる、齟齬が発生する、齟齬ができる、齟齬がある、齟齬が生じている 言い換え語:ズレが生じる、ズレがある、不一致が起きている、歯車が合わない、温度差がある、食い違いが出ている(出てきた)

・認識や状況、それを裏付けるものとの間で異なっている

類義語:齟齬する、齟齬が生まれる、齟齬が発生する、齟齬ができる、齟齬がある 言い換え語:かみあわなくなる、食い違いができる、ズレが生じる

・人や物の関係で不適合が生まれる

類義語:齟齬する、齟齬が生まれる、齟齬が発生する、齟齬ができる、齟齬がある 言い換え語:ギスギスし始める、きしみが生じる、軋轢が生じる、不協和音が生まれる、かみあわなくなる、意見の相違が生まれる

・予想と現実の間に差が生まれる

類義語:齟齬する、齟齬が生まれる、齟齬が発生する、齟齬ができる、齟齬がある 言い換え語:誤算が生じる、計算違いが発生、想定外の自体が発生、予想外の展開になる、予想が外れる、的を外す、思わぬ方向に展開する、予想が狂う、計画通りにいかなくなる、期待外れに終わる、思い通りにいかなくなる、トラブルが発生する、思わぬ方向に発展する、計画と成果物の間に大きな違いが発生する

他にもこちらにはご紹介しきれないほど、たくさんの言い換え語や類義語が存在しています。 類義語や言い換え表現を調べる時には、「ズレ」「違い」「差異」「差分」「不一致」「誤算」「想定外」「予想外」「不和」「確執」などの辞書上の各語の最後”類義語部分”の欄から調べてみるとよいでしょう。 互いの語が含んでいる細かな意味の違いは、いくつかの語を調べた類義語部分や文例などを比較することで、非常にわかりやすいかと思います。

ちょっと細かいニュアンスがある「齟齬が生じる」~英語では似たような意味の表現はある?

英語でも、「齟齬が生じる」に似た表現はかなりあります。 しかもいずれも、高校2年生あたりの受験英語あたりで習う英語レベル! となると、英語でもうまく「齟齬が生じる」について伝えられそうです。 「齟齬が生じる」の英語表現をするときに、使えそうな英語の単語から、まずは見ていきましょう。

divergence

(一点から)分かれ出ること,分岐;(意見の)相違;(…からの)逸脱((from ...)) a divergence in opinion 意見の相違. 2 (物理・気象学などで) (1)発散量:大気の単位体積から単位時間に出ていく空気量. (2)発散. 3 〔眼科〕 開散:眼球がお互いに外側に向かって動くこと. 4 〔電子工学〕 発散:静電気の反発作用による電子流の広がり. 5 〔数学〕 (1)発散:平面上では,一点を囲む小面積を出るベクトルの流れのその面積に対する比率;その面積が0に近づいたときの極限をその一点における発散という. (2)(1)の量を得る運算. 6 〔植物〕 (葉序などの)開度. 7 〔生物〕 分岐:生物群が進化過程で系統に分化していくこと.

discord

[名詞] 1 (人間関係が)融和を欠くこと;不和,仲たがい;意見の不一致[相違];口論,争い;(物の)不調和 marital discord 夫婦の不仲 be in discord with …と不和[火水ひみずの仲]である. 2 〔音楽〕 不協(和)音. cf. CONCORD [名詞]6,HARMONY 3. 3 騒音,耳障りな音(dissonance). ━━ [–] [自動詞] 1 (…と)一致しない,折り合わない,意見が合わない,不和である((with ...)). 2 〔音楽〕 協和しない. 語源 c1230.中期英語 descorde<古期フランス語 descort,descorde<ラテン語 discordia(discors「一致しない」の語幹 discord- より);discord-=dis- DIS-1+cord-(cors「心」の語幹)

disagreement

[名詞] 1 (行動・状態・事実の)不一致. 2 不適合,不調和;相違,不同 a disagreement of colors 色の不調和. 3 意見の相違;異議のあること,不賛成;けんか,口論,意見の衝突 disagreement about [or over] the issue その問題についての意見の不一致 have a disagreement with …と口論する. 4 (食べ物・気候などが)体質[体]に合わないこと. disagreementの慣用句・イディオム in disagreement with …と不一致で,意見が違って.

discrepancy

[名詞] 1 (普通には一致が期待されるところに見られる)相違,食い違い;不一致,矛盾 a discrepancy between spelling and pronunciation 綴つづりと発音の不一致 the discrepancy of our age 私たちの年齢の相違. 2 (pl.-cies) (個々の)相違点,不一致点. (また dis・crép・ance)

discordance

[名詞] 1 不調和,不一致. 2 不和,仲たがい,軋轢あつれき. 3 騒音,耳障りな音. 4 〔地質〕 不整合:上下両地層の堆積たいせき時代に著しい間隙かんげきがある場合のこと. cf. UNCONFORMITY 2. 5 〔遺伝〕 不一致:一組の双生児が特定の疾患や特性の存否の点で相違する度合い.

variance

variance 音節var • i • ance発音véəriəns社会人必須レベル [名詞] 1 可変性,多様性,変則性;変動,変化 the variance of temperature 気温の変動. 2 (具体的な)相違(difference),不一致,食い違い(discrepancy),差異,差額 the variance between reports 報告(書)間の食い違い. 3 〔統計〕 分散,平方偏差(mean square deviation):標準偏差の2乗ともいう. 4 〔物理〕 〔化学〕 変異度,自由度,可変条件数:ある系の自由の程度を示す数字. 5 〔法律〕 (1)(一致すべき2つの陳述・文書などの間の)不一致,矛盾. (2)(訴訟・起訴状で述べられた主張と提出された証拠との間の)不一致,齟齬そご. 6 ((米・カナダ)) (建築法・土地用途規制法などで一般に禁止していることの,正式の)適用除外措置,例外的許可. 7 意見の相違,不和,仲たがい,敵対;口論,口げんか I have a slight variance with him. 彼とはいささか不仲だ. 8 〔会計〕 差異勘定:標準原価または予定原価と実際原価との差;この差額を調整する勘定. varianceの慣用句・イディオム at variance (1)〈物事が〉(…と)相違して,矛盾して((with,among,between ...)) His conduct is often at variance with his words. 彼の言行はしばしば一致しない. (2)〈人が〉相争って,不和で be at variance with one’s superiors 上役としっくりいかない They are at variance among themselves. 仲間割れしている. 語源 c1340.中期英語<ラテン語 variantia〔varire「異なる(VARY)」より〕

misfire

[自動詞] 1 〈銃砲・弾丸が〉不発に終わる. 2 〈内燃機関などが〉発火[着火]しない,点火しない. 3 〈計画・しゃれ・作品などが〉効を奏さない,失敗に終わる(fail) His criticisms completely misfired. 批評は全く的外れだった. ━━ [] [名詞] 1 (弾丸の)不発;(内燃機関などの)不発,不点火. 2 意図[期待]した効果を上げないもの[こと],失敗作.

もっとも、包括的な表現で、齟齬が生じるを表すことができるのは、基本後のdifferenceです。

difference

(…の間の)違い,差異((between ...));(…における)(…との)相違(⇔similarity)((in ...;from ...));相違点. 略:diff wide differences of opinion 意見の大きな相違 the difference of a goose from a duck [=the difference between a goose and a duck] ガチョウとアヒルの違い a distinction without a difference 無用の区別,不当な差別 The difference in the two products is quality. その2つの製品の違いは質にある What accounts for the differences in their behavior? 彼らの態度の違いはどう説明しますか It makes no difference [=doesn’t make any difference] to me whether he goes today or tomorrow. 彼が今日行こうが明日行こうが私はかまわない[どうでもよい]. 2 ((時に a difference)) (…にとっての)重大な変化[影響]((to ...)) His tact makes a difference in the way people accept his suggestions. 人々が提案をどう受け入れるかは彼のもっていき方にかかっている His advice makes all the [or a big, a large] difference. ((話)) 彼の忠告はとても重要だ What difference can it make? [=What is the difference?] ((反語的)) 同じことではないか. 3 ((時に a difference)) (…の間の)相違の程度((between ...)) ,差;(数・量の)差額,開き((in,of ...)) ten yen difference in price 値段で10円の開き a difference of a yard 1ヤードの差 pay [or meet] the difference 差額を支払う. 4 差別,区別(すること) difference in treatment 取り扱い上の差別 We should make no difference between the rich and the poor. 金持ちと貧乏人を区別してはならない. 5 特徴,特色,特異点 He is a musician with a difference. 彼は一風変わったところのある音楽家だ. 6 ((文語)) ((しばしば differences)) (…の間の)(…との)意見の不一致[相違];食い違い((between ...;with ...)) negotiate a settlement of all Anglo-American differences 英米間のあらゆる意見の不一致を調整する会談を開く There is no difference between the two persons. 2人に意見の食い違いはない. 7 (…との間の)(…との)争い,論争,口論,仲たがい,不和;(国際的な)紛争((between ...;with ...)) a difference with one’s boss over [or on, about] …についての上司との不和 settle differences between them 彼らの争いを解決する. 8 〔数学〕 (1)差;(微分法などで)差分;(数列などで)階差. (2)=relative complement. ◆finite distance ともいう. 9 〔論理〕 差異(differentia). 10 〔紋章〕 家族の中の占める位置(長男,次男など)を明示するために印を加えること. 11 ((英)) (株価の)さや,差. 12 ((the difference)) ((米俗)) 有利な状態,強み;(自分に)有利なもの(ピストルなど).

英語の熟語や英語の慣用句表現での「齟齬が生じる」は?

他にも英語の熟語や英語の慣用句表現では、「齟齬を生じる」に比較的近いニュアンスのものには、こんなものがありました。

misfiring of~ : (予想や計画に対して)齟齬が生じる make a difference~:齟齬が生じる、違いが生まれる/きっかけとなる、強い影響力を与える

「齟齬が生じる」という日本語表現についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

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今回は広く「齟齬が生じる」という語についてご紹介しましたがいかがでしたか? ビジネスではよく、 ・計画と成果物やその過程 ・当初の見積もりや予測と、それを実現させないほど大きな条件の違い ・品質や性能など成果物に対する達成度の違い ・想定外の事態などをあらかじめ取り決めておいたにもかかわらず、それを上回る事件や状況 などが多数発生することもあります。

もちろん例文の多くにみられた人間VS人間のさまざまな感覚や認識、言行の違いなども存在します。 こういったときにも「齟齬を感じたポイントを」表さないようにその場をやり過ごすのもマナー。 ですがあまりにすぎるケースや、我慢しすぎてさらに齟齬が大きくなったケース、齟齬では収まらずに犯罪などに巻き込まれたといった「こじれた」ケースでは、 「申し出る先があるうちは」それなりに対応しておくのが常識でしょう。 例えば過去には、「被害者にとってのいじめ、加害者が裁判で主張するかわいがり方が過ぎて」の死傷者案件などの報道も、ままみられたことがありました。

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IT業界では、制作物について、品質管理でどこまでを実装するか、エラーなどに対してどこまでを機材上の自動処理に取り込むかなども重要なポイント。 言葉にこだわるばかりでなく、こういった部分を業務手順的にしっかりと構築対応できるようになりたいものです。