社風が合わないときの対策方法6個!転職するべき?

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目次

社風とは何?


就職活動や転職活動をしていく中で、よく出てくる言葉に「社風」というのがあります。「社風が気に入って入社を希望しました」「社風が合わなかったから前の会社を辞めました」など使い方はそれぞれですが、何しろ、自分の好みに合わないとしっくりこないのが「社風」です。
社風は一言でいえば、会社の持っている雰囲気、文化のことです。
雰囲気って何?と思われるかもしれませんが、下記のような状況を想像してみてください。

例えば、職場が冗談も言えないようなところである、とか、残業が美徳とされているとか、反対に上司にもズバズバ意見をいえる雰囲気とか、若い人がどんどん出生していく会社といえば、なんとなく社風もわかると思います。

社風はどこで判断すれば良いのか

大事なのは、自分が社風を感じ取ることです。
これだけだと、「どうやって感じ取るの?」と思われるかもしれませんね。
実は、社風を感じ取れる場面はいくつかあります。
一つは、面接です。面接官に社風に関して質問するのもありですが、面接するための部屋に通してもらうまでの会社の雰囲気や受付の雰囲気でもある程度判断できます。
あるいは、ホームページを見てみるのも良いでしょう。古くからある伝統的な社風なのか、若い人が多く自由な雰囲気のある会社なのかの目安がつくと思います。

実際に企業の社風を感じられるのはどんな時?

社風を知るには、実際にその企業の人と会ってみるのが1番です。
転職活動の際、その企業の社風を肌で感じることができるのは、面接の時です。
面接官とのやりとりの中で社風について質問してみるのも1つの方法ですが、社風を感じるには、電話での応対から受付での印象、面接するための部屋に通してもらうその瞬間、オフィスで働く人たちの表情など、さまざまなところで感じることができます。また、企業のホームページを見ても、古くからある伝統的な社風なのか、若い人が多く自由な雰囲気の会社なのかなど、その雰囲気は伝わってきます。

よくある社風の特徴

ベンチャー的な社風

ベンチャー企業で働く若者が集う会社は、分け隔てなく誰とも気軽に接することができる職場です。
上司にも気軽に意見することができるので、仕事で悩むことが少なくて済みそうですよね。
その反面、仕事をまとめて引っ張っていくリーダーが不在になりがち。業務の危機を察知することができず、大きな失敗を起こす可能性はあります。
それでも会社の歯車ではなく、それぞれが責任をもって仕事に取り組める環境と言えるでしょう。

年功序列の社風

年功序列の社風は、昔から続く伝統ある会社によくある社風です。
毎朝、就業前に朝礼で会社の社訓を読み上げるような習慣があり、課長、部長、取締役、社長という順番で、お言葉を頂く流れ。
役職の高い人の権力は絶対的で、逆らうことは許されない雰囲気が強いです。そういったプレッシャーが常につきまとうので、緊張した雰囲気の中で仕事をする職場になるでしょう。
決まり事も多く、融通が利かない面で苦労する会社ですね。

体育会系ノリの社風

体育会系のノリは、営業職などの会社に多い社風です。
飲み会が多いといえばわかりやすいでしょうか?
こういう会社は、人間関係をとても重視していて、ノリが悪い性格だと会社の中で孤立してしまう可能性が高いです。人間関係を良好に保つスキルがないと、仕事の成果が出しにくい会社とも言えます。
おとなしい性格の人がこういう会社に入ってしまうと、最悪の場合いじめられて退職の道を選択するしかなくなる場合もあります。

体育会系企業については終わりのほうで詳しくご説明します。

無関心で冷めた社風

他人に無関心で、人間関係が冷めきった社風の会社もあります。
まるでロボットのように、誰とも口をきかずひたすら仕事に取り組む。
人間関係のいざこざがめんどくさい人には向いている仕事ですね。
ただし、誰かと一緒に仕事をして達成感を味わうことができないでしょう。一人で作業することも多い職種です。

実はとても重要になってくる社風との相性

「社風」というとなんとなくふんわりとした、曖昧な印象を受けますが、実は就職・転職活動においてとても重要なポイントになってきます。
なぜなら、その社風が自分の好みや性格にあうかあわないかによって、職場での人間関係や働きやすさに大きな差が生まれてしまうからです。
例えば、転職を希望する会社が冗談のひとことも言えないようなお堅い雰囲気である、残業するのが美徳だととらえられている、というような会社と、逆に入社年次に関係なく意見を言いやすいとか、若い人でもどんどん抜擢してもらえる風土の会社とでは入社してからの仕事のスタイルが全く違います。
このように、転職先企業の「社風」が自分にあっているかどうかを見極めることは、すごく重要なこと。入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、その企業の「社風」を五感で感じてほしいと思います。

社風が合わないときの原因と対策

社風が合わない原因①会社の規模が合っていない

社風というものは会社の規模に影響されるものです。
大企業のような大規模の組織であれば、そこで働く人も多く、開かれた雰囲気でなんでもありというケースが多いですよね。それに比べて中小企業の小さな会社の場合、少人数のために独自のルールが決められていて、堅苦しい雰囲気になりがちです。
役職によっては逆らえない立場なので、一方的に押し付けられることもあります。

社風が合わない原因②自分の性格と合わない仕事

自分の性格に合わない仕事というものもあります。
活発で明るい性格の人は、様々な人と関わって仕事したいはずです。工場勤務のようないつも同じ場所で、同じ人と作業を繰り返す職場は向いていません。
逆におとなしい性格の人なら、いつも同じ人とやることが決まっている変化がない仕事が合うでしょう。
自分の性格に合わない仕事を選んでしまった人は、それを社風が合わないと感じているかもしれませんね。

社風が合わない原因③職場にいる人たちと気が合わない

職場が異動になってしまい、雰囲気も一緒に働く人たちもガラッと変わり、馴染めず居場所がないと感じてしまうようです。
また、職場自体が体育会系の雰囲気だと心の休まる暇がなく常に緊張感があり一息つく暇もない。 異動や所属部署によっては、雰囲気に馴染めず居心地が悪いと感じてしまい、職場が合わないのでは?と考え始めます。
気持ちを押し殺して働き続けてしまうと、本当の自分を出せずに殻に閉じこもったままで精神的に疲れてしまい、取り返しのつかないことになるかもしれません。

社風が合わない時の対策①自分から雰囲気を変えていく

会社自体は気に入っていて、転職したくないのであれば、自ら雰囲気を変えていくしかありません。
自分の周りにいる人たちからアプローチしていって、職場の雰囲気を変えていきましょう。いきなり社風全体を変えることはできないですが、周りの人達に影響を与えていけば、何会社全体の雰囲気を変えることができるかもしれません。

  • 古風で新しい取り組みをしない会社であれば、何かアイデアを出して新規事業の立ち上げを提案してみる。
  • 無理やり飲み会に誘う会社であれば、飲み会の強制はよくないと意見を出してみる。
  • 残業が当たり前の会社に対して、定時までに仕事を終えるような風潮を作り出す。

小さなことかもしれませんが、自分が行動することで変えられることが増やせるかもしれません。

社風が合わないときの対策②「職場の良いところ」を探して書き出してみる

今の職場は、コツコツ仕事をこなすことができるし、職場の人たちもやる時はやるし悪いところばかりではないという風に探して書き出してみることもおすすめです。 嫌なことや自分にとって不利なことが起きると、人間はそこしか見えなくなるものです。
職場が合わない!とばかり考えてしまい、毎日辛い思いをしながら仕事へ行くよりも、合うと感じるところ、職場の良いところを探し出して書き出してみることでまだみえていなかったものがみえてくるかもしれません。 注意することは、良いところを書き出してダメな方向に転換しないこと。
みんな仲良し!だけど上辺だけでは?という風に悪い方へと持っていかないことが大切になります。

社風が合わないときの対策③やりたい事を明確にする

自分のやりたい事を明確にしてみましょう。
漠然と合わないと思っているのではなく、何が合わないのかをしっかり把握する事が大事です。
そのため、自己分析やキャリアビジョンを考えたりすることで、自分のやりたい事を明確にしましょう。
もし、分析をした結果、今の仕事を続けたいのであれば、残るのが良いですし、違うのであれば、新しい職場を探しましょう。
問題は何も考えずに合わないという文句を言い続ける事です。
自分は将来どうなっていたいか、そのために今の仕事とどう直結するのかを分析してみましょう。

社風が合わないときの対策④割り切って仕事をする

精神的にも体力的にもきつくて、何も考える余裕がないという方は、落ち着くまでとにかく「お金をもらうために、生活のために来ているだけ」と割り切って仕事をしてみましょう。 仕事の責任やお客様の満足のために、職場の雰囲気を壊さないためになど、そういうことは一切考えないようにした方が良いでしょう。 「生きていくため、好きなものを食べたりするため」など、お金をもらうためにここに来て仕事をしていると割り切ることで、ストレスが軽減されて働きやすくなるかもしれません。
割り切って仕事をするからといって、ミスしてしまったことを責任逃れしたり、あまりにも仕事に身が入っていないと減給になる場合もありますので注意してください。

社風が合わないときの対策⑤友達と飲み会などで職場の愚痴を言いあってストレス発散をする

職場の人と馴染めず、ストレスが溜まっていたりする場合は、職場以外の仲の良い友達と飲み会や旅行に行って、職場の愚痴を言い合ってストレスを発散しましょう。
また、楽しい雰囲気で職場のことを考えず大きな声で笑うことで一時的に気が楽になります。 1人で自宅で悩んだり、モヤモヤするよりも気の知れた友達とお互いの職場の愚痴をいうことで、新しい発見やストレスが飛んでいく可能性が高まるでしょう。
注意するのは、友達と愚痴をいって盛り上がりすぎて、お互いが仕事を辞めるという決断をしないことです。 日常生活を送るためには、どうしてもお金が必要になります。
何も考えず勢いだけで退職してしまっては、今後の人生が大変になりますので、気をつけてください。

社風が合わないときの対策⑥仕事以外で夢中になれる趣味を見つける

毎日職場と自宅の往復をしている人は、職場が合わないと感じていても「私には仕事しかない」と限界まで頑張ってしまいます。
ですので、3ヶ月に1回旅行へ行く、2週間に1回映画を見る、好きなアーティストのライブにいくなど自分が夢中になれるような趣味を見つけましょう。
そして、仕事はその趣味を楽しむために少し頑張るのだと考えるようにするのです。 そうすることにより、仕事だけをする生活から離れることができ心に余裕が生まれます。

社風が合わない職場は転職するべき?

上記で社風が合わないときの対策方法をご紹介しましたが、やはりどうしても職場の雰囲気が合わず、ストレスをたくさん抱えている場合は転職をするべきなのでしょうか?さまざまな角度から転職するべきかどうかの判断基準を確認していきましょう。

パワハラやセクハラ、サービス残業、保険に加入できないなどの深刻な害がある場合

仕事において無理難題な納期を指定され、間に合わなかった時にひどい言葉を浴びさせられたり、賃金が発生しない長時間のサービス残業や社会保険に加入していないなどの害がある場合は転職を考えた方が良いかもしれません。
サービス残業や社会保険に加入していないという場合は、労働基準局などに出向き相談することもできます。
パワハラやセクハラをされている場合は、録音をしたり日にち・時間を記録しておくことも大切です。
もし、精神的に疲労困憊し、働くことができないような状況になっても証拠があることで、より多くの補償が受けられるメリットがあります。 給料面や精神的苦痛は、将来の自分へ大きなダメージを与えます。 ですので、記録をしたり、外部の専門家に相談し、転職を考えることが大切です。

なんとなく惰性で仕事をしている、将来性を感じないという場合

楽しみもなく、なんとなく会社に行っていたり、このままでいいのかな?と思いつつも、生活のために仕事をしているなど、仕事は、楽しい時もあれば辛い時もあるもので、それがあるからこそ日々刺激を受けてもっと上を目指そうとするのです。
給料も少ないし、昇進もできないだろうし、このままここで働いていても将来性が感じられない!と思っている人もたくさんいるはず。 それが自分の中でどれだけ重要なのか一度考えてみましょう。
給料を増やして、肩書きをつけて社会でもっと活躍したい! 仕事でも刺激をたくさん受けて人生を充実させたい! こんな風に思っている人は、将来を見つめて転職をしたり、今の仕事に役立つ資格などを取得することも良いでしょう。
さらにキャリアアップを目指し、努力し続けることで新しい発見や満足のいく仕事ができるようになり、将来性が感じられるようになるかもしれません。

職場の人間関係が仕事に影響する、精神的に辛い場合

どうしても上司と性格が合わなくて仕事に行くのが辛かったり、先輩とうまくいかなくて、そっちばかりが気になってミスをしてしまうなど、こういった場合は、仕事に影響しなければ気にしない方法もあります。
なるべく近づかないようにする、仕事の相談や話は違う人にしてみる、自分の仕事だけを一生懸命にやるなど方法はたくさんあるでしょう。 先輩にいつも見張られてる気がしてミスしてしまうことばかりが気になり、結局ミスしてしまうといった場合は、転職することも考えた方が良いかもしれません。
上司に掛け合って説明をしても現状が変わらず、精神的に辛く仕事に影響しだしたら転職をすることで体の不調や心の余裕も生まれるでしょう。
限界まで頑張り続けて自分自信を壊してしまうより、働きやすい自分の力を発揮できる職場にすることが大切です。

社風を理由に転職してもOKな理由

社風を理由に転職してもいい理由は「そもそも、社風とか個人の努力じゃどうしようもないから」です。
わかりやすく言えば、イスラム圏の国に入国して「全員日本人に合わせなさい」と主張しても、絶対にどうしようもありません。
ですので、基本的には入社した側が社風に合わせるしか解決策はありません。
皆さんは少なからず「合わせる努力はしている」という方が多いはずです。それでも、どうしても今の職場の社風や雰囲気に馴染めていない人は一定数出てきます。
そのような方たちは思い切って転職するべきです。

社風を理由に転職をお勧めする理由①”日本の企業は陰湿過ぎる”から

「郷に入っては郷に従え」という言葉もある通り、新参者はマナーや暗黙の了解を守らなければいけません。
間違っても「この会社はおかしい」などと言えば、速攻で「そちらががおかしい」「そちらが合わせる」と排除される運命にあります。
つまり、どんなにおかしい社風であっても、会社や上司に「社員が合わせろ」と言われたら最後、どんなに理不尽な環境でも自分が合わせないといけないのです。
たとえば、企業理念を叫んだり、社歌を歌う朝礼の時間などがそれに当てはまりますね。
「朝礼なんて仕事で無駄な時間使って、何になるんですか?」
こんなことを口に出しては最後、職場で目をつけられてしまいます。
しかも、やっている本人たちも「こんなことして何になるの?」みたいな環境だと、職場のモチベーションも下がりますよね。
このような場合は、転職を考えるべきだと思います。

社風を理由に転職をお勧めする理由②社風は”入社してみなければわからない”から

日本の企業は、自分たちの都合の悪い情報は隠したがります
ですので、変わった社風の会社を求人情報や企業ホームページから見分けるのは、まず無理といえるでしょう。
また、同じ企業であっても職場や上司によってまったく異なることもあるので、そうなるとどう足掻いても「実際に働かなければ社風はわからない」と言ってもいいです。
たとえば、朝礼や社歌を歌う職場、求人情報から見分けるのは不可能ですよね。なぜなら、そういう会社は「他の会社でもこういうことをしている」と信じ込んでいるから、わざわざ業務内容にも書かないのです。
他にも、上司が性格にクセのある人であったり、職場内で派閥争いがあるなど、入社しなければ見えてこない職場の事情も多々あります。
人間関係のストレスを我慢しても仕事の成果には影響しないので、本当に仕事の成果や効率にこだわるのであれば、社風を理由に転職するのは正当な動機と言ってもいいでしょう。

社風を理由に転職をお勧めする理由③”社風が合わないと、仕事が合っててもストレスが多くなる”から

仮にあなたが今の仕事内容が天職だと思っていても、仕事を割り振る上司に問題があれば、1割もパフォーマンスを発揮できない可能性があります。
ついでに言うと、無駄話が多く集中力の発揮できない社風であったり、逆に「助け合いが大事!」だの言って、足を引っ張ってくる社風もあります。
もっとわかりやすく言うと、社風のせいで「業務中、30分はお祈りしなければいけない!」なんて規則があれば、どんなに忙しくても従わなければいけないのです。
仕事に多少のストレスは付き物ですが、それが仕事の成果や評価に一切つながらないものであれば、耐え難いですよね。

社風を理由に転職をお勧めする理由④”社風は個人の努力では変えようがない”から

日本の大抵の会社はタテ割り型ですので、新入社員や部下には一切発言権は与えられません。
つまり、どんなに理不尽な社風でも、黙って耐えるしかありません。
よく転職活動でよくある質問で「前の職場で不満を改善するために何かしたの?」と聞かれますが、社風とか一個人の努力じゃどう足掻いても改善不能です。
たとえば、朝の朝礼なんて、出世して経営者にならなければどうにもなりませんよね。
上司に直訴したとしても「うちはそういう社風なの」と一蹴されれば、それまでです。

「社風が合わない」は転職理由になるの?

上記で、社風を理由に転職をお勧めする理由を説明しましたが、社風が合わないという理由でも、立派な転職理由になります。
働く上で不満があることを解消したいという気持ちは、自分を前進させたいという気持ちの表れなのです。社会人として向上したいという意識を持つ人間は、意外と少ないため貴重な人材です。不満を自らの力で変えることができる人は、いずれ人をまとめる立場になれる優秀な人材となります。
働きやすい職場のイメージを自分の中で持って、それを相手に伝えることができれば、転職活動を成功に導く事はできるでしょう。

「社風が合う・合わない」「肌に合う」会社を見極める方法

いざ転職をして新しい職場に入社してもまた同じことの繰り返しだとキリがないですよね。
では、「社風が合う」「肌に合う」会社を見極めるためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか?
その会社の「社風」がホームページなどで掲げられていれば面接に臨む前に確認できますが、そうでは無い企業も無数にあります。入ってしまってから「社風が合わない」というのは大きなストレスを産みますから、面接の際には3つのポイントと5つの質問をして可能な限りそれを確認しましょう!

ポイント①面接で自分を偽らない

「とにかく内定をGETしなければ!」と、企業に気に入られる自分を演出してしまうと、偽りの自分を「我が社の社風に合っている、よし、採用だ!」と認められることになってしまい、入社後にギャップに苦しむことになります。
あまり「自分は自分は」になってしまうのはダメですが、社風をある程度重視して転職活動を行うのであれば、「自分を偽る」のはやめた方が良いでしょう。
企業に気に入られるためにアピールするのは、礼儀や社会人としての基本的な部分、意欲や志望動機、転職先で活かしていきたい経験やスキルなどで十分です。
あとは自分らしく行きましょう。
そうすれば、おのずと自分に合った企業から内定が得られるものです。

ポイント②自分が譲れないポイントを、面接時にポジティブな聞き方で確認する

例えば、仕事とプライベートのけじめはしっかり付けたいという場合。
「飲み会とかあんまり好きじゃないので参加したくないんですけど・・・」なんて言い方をしたら、当然イメージは悪いですよね。
でも、毎回強制的に飲み会に参加させられるなんて絶対無理!という場合は、面接の際に「仕事の後に資格取得やスキルアップのための勉強に取り組んでいきたいと考えているのですが、職場の飲み会などはどれくらいの頻度でありますか?」等、ポジティブな理由付け、かつ遠まわしな聞き方で尋ねてみます。
回答が「飲み会はそこそこあるけど強制ではないので、来れないときは無理しなくていいですよ」等であればOK、「うちは飲み会多いですよ、にぎやかで楽しいですよ~!」「飲み会のときくらい勉強は後回しにして思いっきり楽しみましょうよ!」等であれば黄色信号・・・といった具合に、何となく社風を読み取ることができますね。

ポイント③職場の見学をさせてもらう

百聞は一見にしかず。可能であれば、職場の見学をさせてもらいましょう。
とはいえ、はじめて面接に行く会社でいきなり「実際に皆さんがお仕事されている所を見せてください」とは言いづらいですし、よほどフランクな会社でない限りビックリされてしまいますので、最初のうちは、電話の対応、面接に訪れたときの対応、エントランスや廊下での社員の表情や話し声、すれ違う社員の方に挨拶したときの反応などから、雰囲気を読み取ります。
「ほぼ内定」というくらいの段階に来れば、「差し支えなければ、少し社内の様子を拝見して勉強させていただきたいのですが」というような申し出もそれほど不自然ではなくなりますので、チャンスがあればトライしましょう。
ただ、「面接者や内々定者に社内を案内する」という習慣が全くない会社では、「なんだこの図々しい奴は!」と思われてしまう危険性もゼロではないので注意してください。
安心なのは内定後です。
内定をいただいた後、入社の意志を示す前に、社内の雰囲気を近くで感じる機会を持てるとよいです。
ただし、万が一この段階で「自分に合わないかも」と感じてしまった場合、「内定後に入社をお断りする」という勇気が必要になります。

質問①社長や経営陣の出身部門

例えば上位陣が技術職出身者で固められている会社であれば、営業ノルマなどの数値管理よりも、クリエイティビティを社風に掲げる会社の可能性が高いでしょう。
一方、営業畑出身の人が上位に多い企業なら、利益達成に比重が向いていることが考えられます。
また、専門性以外にも社長がベンチャー出身などの場合、会社の営業形態にすらこだわらず、情勢によっては過去に会社の基幹産業であった部門を整理する、などの行動もあるかもしれません。

質問②職場の人員構成

勤続年数の長いベテラン社員と、中堅や新人が混在している会社なら、大きな変化を好まずに堅実な社風を重んじることでその社員層を維持していると想像できます。
一方で高年齢の人材が多ければ、古い価値観が横行している可能性が高く、若い人が寄り付かないかすぐ辞めてしまう会社です。
また勤続年数が短い人が多い職場なら、消耗が激しい社風があるのかもしれません。とは言えこのパターンの場合は、年功序列を推進していない可能性が高いですから、短い期間で成果をあげれば重要ポストに立てることも考えられます。

質問③業務スケジュールの確認

朝礼を行うかどうか、残業がどの程度あるか、などはその会社の価値観を示す場合があります。工事や作業を伴う業種でもないのに朝礼が実施されているようであれば、「足並みをそろえる」「極端な効率化は望んでいない」ということかもしれません。
残業がほとんど無いようであれば、「成果主義」的な考えは薄く、波が無い業務体型を維持できていると思われます。

質問④勤務外の勉強会や食事会

勉強会などが多い職場であれば「向上心」が高い会社であるかもしれません。「勉強」と言う未来への布石に力を割けるということは、それなりの利益性を維持できており、社員を育てるという長いスパンでの考えを持っている会社です。
また食事会や飲み会などが多い会社であれば、良い面ではコミュニケーションが多い職場であるかもしれませんが、悪い面では旧来の価値観が残っているのかもしれません。
そういった文化が苦手な方は気を付けましょう。

質問⑤ダイレクトに社風を聞く

多くの会社で面接官は一定のポジションにいる人であり、「社風」を理解している人です。単純に考えて「社風」を理解していない人に面接を任せれば、当然それに合わない人を採用してしまう可能性があるからです。それを踏まえて「御社の社風はどのようなことを重んじていますか?」と尋ねることはマイナスにはなりません。
その返答に満足がいくようであれば、賛同をあらわせば面接も悪い雰囲気にはならないでしょう。明らかに自分が求めていない社風を語られた場合は、その場ではとりあえず感謝や謝辞を述べ、その会社は辞退しましょう。

番外編:体育会系企業とは

最初のほうで特徴などを少し述べましたが、体育会系企業についてご説明したいと思います。
特に体育会系企業は、合う・合わないがはっきりと分かれます。
ですので、現在、体育会系の会社にお勤めで「合わない」「馴染めない」と感じながら働いているのなら、早急に転職を考えたほうがいいかもしれません。
働き続ければいつか慣れるだろうと我慢して働いても、あなたの元々の気質もあるため、体育会系の社風に慣れる可能性は低いでしょう。

  • 飲み会が多く、行きたくないのに強制される
  • 上下関係が厳しく、先輩や上司の命令は絶対
  • 長時間労働をすればするほど偉いという風潮
  • 大声で社訓を唱えされられる
  • 朝礼の場で前に呼び出され、皆の前で罵倒される

など、「気合」と「根性」を良しとする風潮が多いのが体育会系企業の特徴です。

体育会系企業の辛さ

体育会系企業には、特有のノリがあり、そのノリが合わない人にとっては苦痛でしかありません。体育会系には多くの共通点があり、馴染めない人にはかなり辛い環境が待っています。
上下関係が厳しい部活動出身者など、一部の人には、体育会系のノリがハマることもありますが、多くの人にとっては苦痛を感じることが多く「会社を辞めたい…」と思う原因となっています。

飲み会や行事がやたら多く、参加は強制

体育会系企業の特徴として、勤務時間外の付き合いを強制されるということがあります。
仕事が終われば飲み会に連れ回され、休日はゴルフやバーベキュー等に参加させられれば、プライベートな時間が全く取れません。
参加したくないと思っても、上司に嫌われないために参加しなければいけなかったり、仲間外れにされて仕事がやりずらくならないように参加する必要がある場合もあります。
「職場の人間と仲良くすることこそが正義」という風潮があり、断りずらい雰囲気が出来上がっているため、仕事以外は割り切って付き合いたいと考えている人にとっては、かなりきつい環境です。

「気合」「根性」など精神論が大好き

体育会企業の特徴として、「気合」や「根性」で大抵のことは乗り切れると思っている風潮があります。精神論がやたらと強調され、論理的な上司が少ない傾向にあります。
効率化よりも根性論が優先されており、長時間労働をすればするほど偉いという評価のため、長時間の残業が当たり前の環境ということも多いです。

上下関係が厳しく、上司や先輩の言うことは絶対

体育会企業では、上下関係が厳しく上司や先輩の言うことは絶対服従というところも多いです。
どんなに理不尽な命令でも従わなければならず、意見することすら許されていません。上司や先輩よりも先に帰るのは御法度というところもあります。
これが行き過ぎるとパワハラやいじめにつながりますし、ただの使い走りで、どれだけ頑張っても報われないということにもなりかねません。立場が強いものが力を持ちすぎているのが、体育会企業の特徴なのです。

体育会系の社風に馴染めないと仲間はずれにされる

体育会系企業に馴染むことができれば、仲間として認められ優遇されますが、馴染めない人はとことん仲間外れにされてしまいます。仲間意識が非常に強い反面、価値観が違う人、個性的な人は全力で排除しようとします。
要するに、体育会企業のやり方について行けない人は、虫けら扱いをされてしまうのです。馴染めない人にとってはとにかく辛い環境ですよね。

体育会系企業は、運動部出身じゃないとキツい!?

体育会系企業と、運動系の部活はノリが似ているため、運動部出身の人にとってはむしろ良い環境に感じる人もいるかもしれません。長年運動部で同じようなノリで育ってきていますから、上下関係や長時間労働などは苦にならず、飲み会の強制一発芸も難なくこなすことができます。
運動系の部活と体育会系企業は、とても似ているのです。
運動部の監督が、体育会系企業の上司に当たります。監督の命令は絶対ですから、逆らえません。逆らえば「校庭10周!」などと言われ、厳しい罰メニューを強制されます。
これと一緒で、体育会系企業で上司に逆らえば、激しい罵倒や無茶な仕事を振られたりすることになります。

  • 上司に媚を売れる人が出世する
  • 上下関係を守り忠誠心を見せれば気に入られる
  • 飲み会は絶対に参加するなど付き合いのいい人は可愛がられる
  • 長時間働けば働くほど評価される(サービス残業含む)

体育会系企業では、上記のような傾向にあるため、運動部で徹底的にこれらの風習に馴染んできた人に取っては非常にやりやすい会社であるとも言えます。

体育会系企業=ブラック企業?

体育会系企業の特徴を見ていると、「まるでブラック企業みたいだ」という印象を持つ人も多いかもしれませんが、体育会系企業=ブラック企業というわけではありません。体育会系の社風でも、労働基準法をしっかりと守り残業代はきっちりと支払われる、社員のメンタルケアに尽力している、という会社も数多くあります。
また、体育会系企業の中にも、部下の話をちゃんと聞いてくれたり、度を超えた仕事はさせないなど、責任感のある上司もたくさんいます。
ですから、一概に体育会系企業=ブラック企業と決め付けるわけにはいきませんが、「ブラック企業の中に体育会系企業がとても多い」ということは、事実として覚えておきましょう。

  • 飲み会が多く、行きたくないのに強制される
  • 上下関係が厳しく、先輩や上司の命令は絶対
  • 長時間労働をすればするほど偉いという風潮
  • 大声で社訓を唱えされられる
  • 朝礼の場で前に呼び出され、皆の前で罵倒される

このように根性論、精神論でゴリ押ししてくる社風は、馴染めない人にはとことん馴染めません。馴染めない人にとっては苦痛以外の何物でもないため、体育会系企業=ブラック企業といっても過言ではないのかもしれません。

人の評判は関係なし。自分にマッチした社風を探そう

一般的に良い社風、悪い社風というものがあるのではなく、結局は自分自身がその会社の社風にあうかあわないかをしっかり見極める力が大切になってきます。
例えば、上司の指導が厳しく、きつそうな社風だと言われている会社があるとします。しかし、きちんと指導してもらい、いち早く成長したいと思っている人には、そうした社風は利点となります。自分の資質や性格、雰囲気にマッチした社風かどうかを考えるのは、ちょうど異性とつきあうかどうかを考える思考回路に似ています。
お互いの価値観が合う、フィーリングが合うなど、とても感覚的なものなのですが、自分にとって居心地が良いか悪いかという本能的なアンテナを全開にして、社風を感じることが重要です。

まとめ

「社風」と言うものがどんなものか、それと合わないことの意味をご理解いただけたことと思います。入社する前にそれに気がつければよいのですが、入社してからそれが自分には合わないものだったと知る方も多いでしょう。その時には転職を考えるタイミングが来た、と考えて良いかもしれません。
「社風と合わない」というのは「その会社と合わない」のと同じです。大事な人生の貴重な時間を無駄にするよりも、あなたに合う「社風」を持っている会社を早めに探しましょう。